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事件の多い私たちの日常を、日記風につづっております。 優しくそよぐ葉ずれの音のように、皆様のお耳に届くと嬉しいです。 葉音がつづる、波乱万丈の日々、お楽しみくださ〜い! |
2025.1.22 令和七年 2025年巳年の始まりです。 好天に恵まれ、穏やかな三が日でした。工房は、三日から始動していましたが、私の方は、お家でノンビリまったり脳みそがとろけそうになるまで…ゆっくり過ごせました。 彼は、年の瀬、今思えば、流行りのインフルエンザだったのかもしれません。微熱が続き、とにかくずう〜っと咳き込んでいて、思うようにお仕事も捗らない状態が続いていました。 暦が代わって、ようやく体調も安定してきたようです。 暮れの忙しい時期に、私まで体調を崩したくはなかったので、だんだんと光司さんに対するあたりもキツくなっていった次第なのですが、いくら注意しても、人の顔あたりに向かって咳をするものですから、ワザとなの?って、マジギレ状態になってしまい、その言いようが、よほど、辛かったの?でしょうか。 ある日、「もう少し優しくして欲しい」との、お願いをされてしまいました。はぁ〜〜 そうかぁ、幼き頃、弟から言われた、意地悪ミーの片鱗は、やはり大人になっても消えておらずみたいです。 今年は、でき得る限り、清く優しくなれるよう、心して、精進!聖母のごとく、柔和な淑女となりたいと願っております!? 人間、残された時間は、そんなにないやも知れず…なんてことを、神戸に暮らす市井の民として、一月十七日が巡り来る度に、そんな陰鬱な面持ちになってしまうのですが、すぐにその大切なことすら忘れ、哀しんだり、苦しんだり、イラついたり、憐れんだり、感情をコントロールするのは、本当に難しい。平和で幸せだと感じる瞬間はあっという間に薄れてしまうと理解しているはずなのに、ほとほと情けなさが増すばかりです。 彼の同級生からの年賀状は、定年後をどう生きてゆくのかと問いかけるものも多しで、そうかぁ、自営の者には、考えも覚束ないような、残り時間に思いを馳せるお年頃なのだなぁって、過ぎ行くこれからの年月を思い悩み考え込んでしまいそう。 …なぁんて、そんな余裕は、独り木工家の生活には、現実的には一ミリたりともありません。ただひたすら、せっせせっせと木を削り、加工の手順で手一杯といった毎日です。 引き続き、新大阪のホテルリニューアルは続行しておりますので、春までに、たくさんの家具をお納めする予定です。 とにかく今月は、急ぎのキッチンを、超早にて完成させねばならず、設計の先生共々、それぞれの立場にて、みんな焦ってきている今日この頃。 一月も二月もあっという間に、終わっちゃいますので、三月のお引き渡しに間に合うのやらと、不安いっぱいながらも、身体は、止まる事なく前進あるのみ、必死に手を動かし続けています。 彼の周りの皆さんは、転職とか、老後の余暇を…とか、少し違った風景を楽しむ事を受け入れてゆく年齢となったようですが、木を生業とする我々は、まだまだ、きっとこれから先の十年くらいは、元気で体が動く限りは、このバタバタの暮らしが、どうも続いてゆくのでしょうね。木工関連のみならず、様々な職人の諸先輩方が、現役でお仕事されているお姿を拝見するたびに、勇気凛々、力も漲ってきます。 大阪万博も迫ってきておりますし、神戸空港も、少ない路線ながら、国際線が就航します。震災から三十年の月日が流れ、神戸の街も、ほんのちょっとはご陽気に変貌していけるのかしらん。私たちも、ジモティとして、お力になれるだけ、精一杯励みましょう!! 皆さま、どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。 2025.1.22 |