葉音日記
 
  はじめに >>>
  事件の多い私たちの日常を、日記風につづっております。
優しくそよぐ葉ずれの音のように、皆様のお耳に届くと嬉しいです。
葉音がつづる、波乱万丈の日々、お楽しみくださ〜い!
 

2025.4.11
年度末、里帰りの懐かしいご家族たちなどなど、心地よい場所で、今ある時間を共有できる縁ある方々との、食事をする機会が、幾度かありました。いづれも子供づれの面々です。子無しの私たちにとっては、お友だち世代の、ジジばば気分を満喫させていただく遠足気分のようで、とっても美味しく、面白い賑やかな時間となりました。
おしめを替えてた子供達が、すっかり大人になって、父母となりゆく世の中は、コロナを境にして急激に、様々な理が、変わったように感じています。
特に、AI分野の発展は、驚異的なスピードで進んでおり、小さき令和の子供達は、携帯の画面を、自らの意思で、的確に捉えていて、やっぱ時代やわ〜と、改めてびっくり仰天でした。
70年万博が、開催されたあの頃、テレビ全盛期に育ったアニメっ子の私たちも、今から思えば結構な大転換期だったのかもしれません。高度成長の高揚感もあったと思うのですが、昔の大人の人々は、私たち子供に寛容で、親切だった気も致します。町内がらみでも、子供達を楽しませようとする企画が、何かといろいろとあったような…今更ながらそんな思いに至ります。
子供たちを怒っちゃいけない令和の今は、他人をむやみに信用もしちゃいけないのですし、何より、個々を大事に考える世の中ですから、お母さんたちも「世間」ってモノに、ピリピリと気持ちの休まる間もなく、しんどいことも多いのかなって、勝手に感じていたりもします。現代社会は、とにかく忙しいスピードで、グルグルどんどん突っ走って行ってるけれど、これからは、人間がな〜んにも考えずとも、AIがテキトーに受け答えをして、うまくやってくれちゃったりするんでしょうかね〜。
まぁ、こんな風に、今は昔を思い出し、時の流れを実感しつつ、いよいよ二度目の万博を迎えようとしています。
このビックリするほどの速さで、変わりゆく地球の未来が、一体どんな風になってゆくのかしら?
ヘェ〜っていう驚きの詰まった体験が、いくつくらい出来るのか??
開幕したての狂騒が、やや落ち着いた頃に、一度や二度くらいは、是非とも訪れて、大屋根リングにも登り、壮大な大阪の景色を眺めながら、万博パビリオンのそぞろ歩きを堪能したいと願っております。
今年の桜は、とっても枝ぶりが良かった〜全体的にちょい切りそろえて、スッキリさせていたので、ちょっとした裏道となっている我が家の景色ごしの桜を、今年もまた、写真に収めている人たちを、幾人か見かけました。成長した桜の木が、思わずのフォトスポットみたいになっているようで、ちょっぴり誇らしげでシアワセな気分。
弓削牧場のお父ちゃんお母ちゃんのところへ、薪をもらいに行ったり、夏山登山の研究をしたり、お仕事も頑張りたいですが、今後のイベントも目白押しですので、プライベートも目一杯楽しむぞ〜と、体はガタガタになりつつも、意気込みだけは、パワー全開となってます。
 

2025.3.27
今冬は、かなり極寒の日々が続き、芦屋でも垂水でも雪がちらついた日もあって、なんだか昔の日本の冬に戻ったよう。六甲おろし吹き荒ぶ強風に抗うため、しばらく分厚いコートやダウンが手放せませんでしたが、ようやく春の気配が感じられてきた今日この頃です。
我がお庭も小花がちらほら春色に彩りだし、可愛いスノードロップや可憐な黄色のミニ水仙、ムスカリの紫、そうして、奥の方では、乳白色のクリスマスローズが優しく揺れています。日当たりの悪い我が家のサクラと桃は、もうちょっと先になるようで、以前から植えちゃおうか?と相談していた実のなる小さな白梅を、庭木に仲間入りさせました。
そのあと、長年の風雪に耐え、ハゲハゲとなってしまっていた庭回りの鉄柵部分と、玄関前の木柵の塗替えもやってくれてました。寒空の下、不利な体勢での作業は、手首の損傷も激しかったみたいですけどね。道路からの眺めは、幾分見映えも良くなり、色褪せた我が家も、少しはマシに見えてるの?かもです。
アルゼンチンアリ対策と共に、大きく育ちすぎた庭木の手入れもあって、いよいよ全方向でお庭をなんとかしたいのですが、出来れば一緒に、お家の方も少々手を加えられたらなぁ?なんて、大掛かりになりかねない密かな願望もあったりして、最終的にどんな風に暮らしてゆきたいのか…悩みながら、楽しみながら(リフォーム代もなんとかしないといけませんしねっ)ここが一番タイヘンやん!う〜ん、この先どのくらいあるんだ?の未来を見据えて、動いていけたらと思っています。
 

2025.3.15
追い込みの現場への家具取り付けが続いて、岡田センセは、へろへろヨタヨタのオジイちゃん状態に陥ってしまっています。まぁ、たぶん半年分くらいを一気に仕事してる感じでしょうから、肉体的にも精神的にも追い詰められてゆくようで〜こういう時期は、寝言も多く、先日は、かなり、訳の分からない長ゼリフの後、「オ〜イ!オ〜イ!」と、はっきりした大声で叫んでいるものですから、ようやく寝入ったばかりだったのですが、私も思わず、「ハイは〜い!」って返事をしてしまいました。
翌朝、どんな夢を見てたの?と尋ねたら、水道管のつなぎ目がなかなか嵌らずに、飛んでいってしまって、エライコッチャになっていたそうな。まぁ、あちらこちらで、道路が陥没して、吹き出した爆水の映像を現実世界でも見ますからねぇ。あれくらいうなされてしまうのも、さもありなん?なのかもしれませんけど…
大工さんの現場は、随分と進んでおり、デスクやキッチンの納品は、なんとか無事終えたようです。
後は、追加のお仕事で、扉の取っ手を付けに行くそうなので、次回は、完成まじかのホテル内部を、是非とも拝見したいと思っておりますが、どうなりますやら。
さて、人生で、初のZEPPNANBAに出掛けてきました。アイナジエンドちゃんのライブです。
歌う姿もかっこ良く、渋い声もなんとも素敵、ダンスもキッレキレで素晴らしいし、キュートでオシャレ〜すっごく可愛くって、ほんとメチャクチャ良かったです〜きっと、あっという間に、ライブにも行けないような、手の届かない大スターになってゆくのだろうなって、歌唱の上手さとそのド迫力に圧倒されてしまいました。
事前にユーチューブなどで、ライブの様子を勉強してから行きましたので、要所要所で、ちゃんと曲に合わせて、手振りだけでも踊ってきました。二階席でしたから、周りも座って、割とおとなし目に観賞できたのですけど、もう少し張り切って、立って踊ったりしたかったかも〜って、ちょっぴりザンネンでした。
アイナちゃんからたくさんのパワーを貰えましたので、事務方の確定申告も、税理士さん宛て、ようやく完了致しました。が、ホッとひと息の老いの我が身には、じわじわと疲労が溜まってきており、眼球と脳みそが、クタクタで、ジンとした慢性的な痛みでグダグダ状態です。たくさん寝て、元気を取り戻さないとね〜。
 

2025.2.12
さて、今年初のライブコンサートは、みょんちゃんでした。ワールド記念ホール、スタンドの端っこ席でしたけど、地元開催もあってか、かなりリラックスモードだったし、静岡のエコパホールの時とは違って、観客の声援が、とどまること知らずの大声出しまくりで、地域性の違いをまざまざと見せつけられた思いです。
MCの受け答えは、なかなかカンサイオンナの負けへんで感があり、静岡では、おとなしめな観客の皆さんを、ワタシが頑張って回していくわよって風だったので、すごくお姉さんぽくしっかり者って印象でしたけど。
昔のご近所のお友達や、路上ライブの時から応援してくれているファンの方もいらっしゃっていたようで、神戸は、なかなかのツレっぽい乗り感があり、それはそれで楽しかったなぁ。のびのびしすぎやろのみょんちゃんもとっても面白く、可愛いかった。エコパの時よりもここの会場は、花道がすごく長く、アリーナ席は異常なほどの盛り上がりを見せており、同じ会場に居ながら、いいよね〜って、とっても羨ましい限りでした。
ゴールデンウイークに追加公演の決まった、新しくお披露目されるジーライオンの席が、どこになるか楽しみだわっ!!できれば、今度は、アリーナ席が当たりますように!!
さて、お仕事の方は、とにかく必死でやっています。
先日は、質問を兼ねての打ち合わせと、乾燥により椅子の座が、ガタガタしてきてしまっていたので、ネジ締めに現場へ赴きました。中村先生は、すぐに次の打ち合わせで、奈良へ行ってしまわれる予定だったので、出会った瞬間で、数々のご質問を投げかけるって感じ〜あとは、残されたスタッフの皆様と、寒々しい現場にて、細かい点を確認しあったり…大工方の現場は、着々と進行しているようで、家具部門も焦り気味です。工務店さんは、若い職人さんも多いみたいで、確かEXILEが流れていたなぁ〜さて、次回の現場では、岡田センセは、何を聴きつつ、取り付けてゆくのやら!??
今冬は、ゲキ寒の日々が続いており、ホテル内の乾燥も尋常ではないようです。いつもとは仕様の違うウレタン塗装の塗膜もなんのそので、デスクのひび割れも生じていました。うちの製作物ではないですが、扉がねじれていたり、壁面も天井もあちこちに何かしらの不具合が出ており、冬の乾燥期による建物内部のダメージたるや、恐ろしいほどの痛手がありました。
インバウンドのお客様で、大賑わいのホテル事情も相まって、どの時間帯で、どのような修理を施すのがベストなのか、大いに頭を悩ませてしまうところですよね。
すぐに、万博もありますし、どんどん海外の観光客の皆様で、大阪の街は埋め尽くされそうな勢いです。いろんなことを確実に進めていけるように、駆け足で頑張らないとね〜身体中が、痛い痛いの連発の光司さんではありますが、お引き渡しに向けて、一日たりとも気を抜かず、精進あるのみです!
 

2025.1.22
令和七年 2025年巳年の始まりです。
好天に恵まれ、穏やかな三が日でした。工房は、三日から始動していましたが、私の方は、お家でノンビリまったり脳みそがとろけそうになるまで…ゆっくり過ごせました。
彼は、年の瀬、今思えば、流行りのインフルエンザだったのかもしれません。微熱が続き、とにかくずう〜っと咳き込んでいて、思うようにお仕事も捗らない状態が続いていました。
暦が代わって、ようやく体調も安定してきたようです。
暮れの忙しい時期に、私まで体調を崩したくはなかったので、だんだんと光司さんに対するあたりもキツくなっていった次第なのですが、いくら注意しても、人の顔あたりに向かって咳をするものですから、ワザとなの?って、マジギレ状態になってしまい、その言いようが、よほど、辛かったの?でしょうか。
ある日、「もう少し優しくして欲しい」との、お願いをされてしまいました。はぁ〜〜
そうかぁ、幼き頃、弟から言われた、意地悪ミーの片鱗は、やはり大人になっても消えておらずみたいです。
今年は、でき得る限り、清く優しくなれるよう、心して、精進!聖母のごとく、柔和な淑女となりたいと願っております!?

人間、残された時間は、そんなにないやも知れず…なんてことを、神戸に暮らす市井の民として、一月十七日が巡り来る度に、そんな陰鬱な面持ちになってしまうのですが、すぐにその大切なことすら忘れ、哀しんだり、苦しんだり、イラついたり、憐れんだり、感情をコントロールするのは、本当に難しい。平和で幸せだと感じる瞬間はあっという間に薄れてしまうと理解しているはずなのに、ほとほと情けなさが増すばかりです。
彼の同級生からの年賀状は、定年後をどう生きてゆくのかと問いかけるものも多しで、そうかぁ、自営の者には、考えも覚束ないような、残り時間に思いを馳せるお年頃なのだなぁって、過ぎ行くこれからの年月を思い悩み考え込んでしまいそう。
…なぁんて、そんな余裕は、独り木工家の生活には、現実的には一ミリたりともありません。ただひたすら、せっせせっせと木を削り、加工の手順で手一杯といった毎日です。
引き続き、新大阪のホテルリニューアルは続行しておりますので、春までに、たくさんの家具をお納めする予定です。
とにかく今月は、急ぎのキッチンを、超早にて完成させねばならず、設計の先生共々、それぞれの立場にて、みんな焦ってきている今日この頃。
一月も二月もあっという間に、終わっちゃいますので、三月のお引き渡しに間に合うのやらと、不安いっぱいながらも、身体は、止まる事なく前進あるのみ、必死に手を動かし続けています。
彼の周りの皆さんは、転職とか、老後の余暇を…とか、少し違った風景を楽しむ事を受け入れてゆく年齢となったようですが、木を生業とする我々は、まだまだ、きっとこれから先の十年くらいは、元気で体が動く限りは、このバタバタの暮らしが、どうも続いてゆくのでしょうね。木工関連のみならず、様々な職人の諸先輩方が、現役でお仕事されているお姿を拝見するたびに、勇気凛々、力も漲ってきます。
大阪万博も迫ってきておりますし、神戸空港も、少ない路線ながら、国際線が就航します。震災から三十年の月日が流れ、神戸の街も、ほんのちょっとはご陽気に変貌していけるのかしらん。私たちも、ジモティとして、お力になれるだけ、精一杯励みましょう!!
皆さま、どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。