葉音日記
 
  はじめに >>>
  事件の多い私たちの日常を、日記風につづっております。
優しくそよぐ葉ずれの音のように、皆様のお耳に届くと嬉しいです。
葉音がつづる、波乱万丈の日々、お楽しみくださ〜い!
 

2024.5.30>>>
蒼天の五月晴れ、友、遠方より来たるって訳で、スイスのKちゃんが、長期滞在で、ジャパン旅行にやってきました。とにかく、円安の日本は、海外からの旅行者にとっては、兎にも角にも、いろんなモノがお得に感じて、パラダイスに映るそうな。
屋久島や日光東照宮、日本各地を満喫、芦屋のお店にもちらりと寄ってくれました。
何年ぶりかの再会だったので、岡田君共々、ゆっくりお喋りも出来ましたし、同窓会っぽくてすっごく楽しかった〜!また、次回の帰国した時には、太陽の子の古参たち勢揃いで、皆んなして、ぜひ集えたらいいよねぇって、約束です。

大阪ステーションホテルの改修工事は、いよいよ大詰めの段階となり、躯体の大工さん達の工事は、ほぼほぼ終了。
いよいよ、家具部門のお納めとなってまいりました。
本館は、クラシックなイメージだそうで、家具もウォールナットの茶系で、まとめられています。工期がなかなか見えて来ず、当初は、別棟も同時進行にてというスケジュールとお聞きしていたので、全てを請け負うのは、やはり一人では、心許無く…最終的には、一階の食堂になるのかな?椅子のデザインをさせていただいて、その他、細かいところの、中村先生ディテールの創作部分を、追加追加で、彼方此方と請け負う形となりました。
今回、お部屋のデスクや小テーブル等は、北海道の家具工場にお願いし、縁あって、昔のスタッフのS君ならびに、若い衆が、たくさんお手伝いくださり、なんとか、第一陣の取り付けは、無事完了致しました。
皆んなして力を合わせた効果もあって、予定より順調に作業も進み、余った日程で、S君達は我が工房へと、遠足?がてら、やって来る事になり〜
この二十年ほどの街の変化…特に、我が工房辺りは、池など埋め立てられ、かなり変貌していますので、すっごくビックリしていたなぁ。
時の移ろいは、驚くスピードで流れてゆくものですが、リビングの窓から望む、緑の山並みは、何も変わっておらず、ぼんやりまったり…今更ながら、不思議な出逢いと深い縁しに、感じ入った次第です。
せっかくの旭川からのお客様ですから、新大阪からの道すがら、神戸ならではの風情ある東遊園地と、ちょうど、家具用のパンフレットをご送付してくださったばかりの、「こども本の森神戸」にも、立ち寄ってきました。
芝生広場で、子供達がはしゃぐ姿は、平和そのもの。立ち並ぶ高層マンション群のはざまに、涼やかな笑い声が響き渡って、幸せの空気に満ち溢れてました。
阪神大震災の「慰霊と復興のモニュメント」では、あの日から、たとえ幾年経とうとも、壊れた街の風景に、あの焼け焦げた臭いの記憶がまざまざと蘇り、この胸塞がれる哀しみは、決して癒えることは無いのだと、銘板、おひとりおひとりの名前を心に刻みこむように、深い祈りを捧げてまいりました。
以前より、ウチに誰かが遊びに来てくれた折には、のんべんだらりと、気持ちよく過ごせてもらえたら有難きシアワセと考えていて、寝泊まり可能な居場所が、リビングの一角にでも、作れたらいいよねぇって、只今絶賛、夢膨らませ中で〜す。
 

2024.5.13>>>
まぁ、お互い、やはり年には勝てずということでしょうね、遅くまで工房での仕事が続いたある夜、家の前のアスファルトと土の段差で足を捻ってしまい、象の足の如く、足首から先が、大きく腫れ上がってしまいました。
今日も明日も休めない状態。納品がちょうど重なった時期でしたから、ホテルでは、家具運びに多くの手を煩わせたそうです。(緊急で、いつもお世話になっている鍼の先生が、テーピングしてくれて、なんとかお納め出来たのですけれど…)
でも、そうなってくると、どうしても足をかばってしまうので、結局、持病?である肝心要の腰痛となり、ギックリ寸前のいつもの状況に!!
ハァ〜!??相変わらずですが、笑っちゃうくらいに追い詰められまして…。
しかしながらいつもの如く、こういうときはなるようにしかなりまへん。ましてや不幸は不運を連れてきますし、焦ってもしょうがないと達観しています。
ただ、ひとつひとつしっかりとお納めして、少しだけでも…前進あるのみ。

天ぷら桜人の大掛かりな収納は、オーナーさんから送付されてくる、理想とする希望のお写真が、高級お寿司屋さんにあるような、「ザ、和」って雰囲気の背面収納だったので、光司さん的には、ちょっといつものキャラにない和風テイストを目指した、私としては、新鮮なイメージの収納となりました。
初めて使う自然と閉まってくるレールを使用したり、作りも和をかなり意識したもので、工房に並べてあった時から、なんかいつも作るタイプとは違ってるけど、なかなか高級和食店って感じやん!でした。
いざお納めすると、元々のお店にもピッタリすっきりと馴染み、照明等も一新して、光の角度を変えて調整いたしますと、お店のグレードも、グゥ〜んと〜アップできたみたいで、オーナー様にも、たいへん喜んで頂けたようです。
今後は、新大阪のホテルのご納品も、いよいよ佳境を迎えますので、取り付けがうまくいくことのみ願います。
ここ数ヶ月は、怒涛の日々が続きますので、足が象になろうとも、腰がギックリしても休んではいられませんが、とにかく若ぶって、この急場を凌ぐしかない模様です。
あっ、そういえば、こんな時に限って、なんとかっていう大事な機械が突然止まってしまい、結局モーター部分が焼き付いた?とかで、修理に出しています。ちゃんと直って、1日も早く無事に動いておくれ〜!!
今は、出来ることからコツコツと…出来うる限りを、全力で取り組んでいきましょう。
エイエイオー(これって、令和では、どういう言いまわし?になるのでしょ?)
昭和のノリで、ガンバルだけ頑張るしか?ないねんけどさぁ
 

2024.4.28>>>
どの現場も、一進一退。
いずれも紆余曲折…どうする??ってくらいに前途多難な事態に見舞われてる所もあったりして、ここはもう笑って乗り切るしかないよねって、毎度の事ながら、事件は現場で起きるものなんだなぁって、そんな現実を直視し、前に向かって突き進んでいる今日この頃であります。
次から次へと、材木が配送され、次はコレ、その後はアレとソレと、休む間も無く製作の日々が続いています。
収納や玄関ドアなど大物が続くと、工房は、一気に手狭に感じられ、結局、運ばれてくる材木たちも、とりあえずは、軒下へ!と避難しなくちゃいけなかったりして、先日は、その積まれた材木を避けるために、中途半端な位置に駐車していた車に乗り込もうとして、勝手に閉まってくるドアに、思いっきり足首を挟まれてしまいました。
あ~、昔はヒュッて、たぶん!?敏速に足を引っ込めれたはずなのに~どうにもこうにも運動神経も鈍ってきてしまったようで、ブザマなワタシに、ちょっと凹んで落ち込みました。
まぁ、なんとか痛いながらも歩けましたし、少々の腫れを伴う打撲というか捻挫でしたので、ぜ~んぜん大丈夫だったんですけどねぇ。
光司さんのほうも、肉体的には、相も変わらずのようで、筋が切れたかも??とか、腕が上がらない!とか、とにかく満身創痍で、泣き言多きのご老体となっております。
それでも、お仕事は次から次へと連動していきますので、毎日、自分で自分を叱咤激励し、家具作りに勤しんでおります。
なんか、ご褒美に美味しいものでも…、それとも、現実逃避の旅もいいのかも。
今、手がけている様々なご納品が、無事完了したら、さてとゆっくり、考える事に致します。
ゴールデンウイークは、我が工房はお休みなしということで!
お店番は、結構休んじゃう予定です あしからず…。
 

2024.4.14>>>
手掛けている家具たちを、少しずつ順番に、お納めできているところです。
いざ現場へ行ってみると、床のレベルが違っていたりなんてこともあるわけですが、そんなハプニングも、今までの様々な経験から、ベストの選択を出来うるくらいは、ベテランさんの域に達してきているようで、胸をなで下ろしています。
今春、我が庭の桜は、枝ぶり宜しく、一気に満開を迎え、二階のリビングから眺める窓下の景色は、とても華々しくいっそう風情を感じられる思いが致しました。
急に暖かくなり、柔らかなサクラ色を楽しんでいる良き頃合いに、春嵐のような強風と豪雨によって、あっさりと散りゆくさだめが悲しくもありましたが、それでも、優しい桜花を、束の間ながら、思う存分に愛でることが叶いました。
今、改修を手掛けている、天ぷら屋さんの屋号にちなみ、花枝のお裾分けも出来ましたし、散歩の途中、仰ぎ見て立ち止まり、携帯でパシャりと桜を撮るお姿を、時折見かけ、ほんの僅かでも、心豊かな時を刻んでくださった地域の方々がいらしゃったことも何よりでした。
通勤のJRの窓越しから見える桜樹たちも、ここのところの初夏の陽気で、今週末で見頃も過ぎ行くようです。すでに葉桜となってきた我が家では、散り急ぐ花びらのお掃除に精を出すばかり。
子供の頃に、大好きだったお相撲さんや歌い手さん、素敵な生き方に憧れてた大人たち、ちょっとだけ上の世代の方々が、どんどんとお亡くなりになっていく気がするのは、たぶん自身も齢を重ねてきた証だとは思うのですが、それだからこそ、会いたいと願う人には、チャンスが廻りてくれば、ちゃんと会っておこうと、桜の花を味わうのと同じくらいに、同じ時間をきちんと共有したいと、心深く思えるようになってきました。
子供の頃に想像していたより、うんと長い大人の時間を与えられている今に、望外の僥倖を感じています。
 

2024.3.22>>>
ふうっ〜と、ようやく一息ついた感じです。大まかなる事務処理は終わりまして、あとは税理士さんに最終の取りまとめをしていただき、確定申告の書類提出完了です。
こんなことをしているうちに、あっという間に、春の便りはやってきてました。
お庭のスノードロップとミニ水仙の優しいイエローが、柔らかい日差しに揺れて、季節の変わり目を教えてくれています。クリスマスローズの乳白色の株も大きく育ち、たくさん花を咲かせてくれたので、他の小花たちや濃淡様々な緑の葉っぱをアレンジして、部屋の隅々を、春色に飾りました。

いろんな物件で、右往左往と動いていますので、工房には、現在、長ーいキッチンと椅子と塗り替えの扉と、いろんな家具が入り混じっての大集合となっています。
まずは、中央辺りの大半を埋め尽くす巨大キッチンの完成を目指しつつ、その合間に、ちょこちょこ打ち合わせも入ったりもして、行きつ戻りつのモドカシイ工程が続きます。
お天気のいい日は、埃っぽい工房から出て、お庭の空いたスペースで、塗り替えの塗装を施したりもしていますが、とにかく、今手掛けているどれもこれもがうまくいきますように〜と願うばかりなり。
今年の三月は、Pちゃん&51ゴイチの二台共が、同じ期に車検ありで、年度末のジタバタにも一層拍車が掛かりました。そんなひと仕事の後は、ひっやぁ〜〜春の嵐がやってきて、ここ数日の寒さは、冬に逆戻りしてしまったかのよう。神戸も芦屋もみぞれ混じりの突風が吹き荒れ、また分厚い冬のコートに戻って、重ね着しています。
お庭の梅も桜も、未だ蕾は固いまま…この寒波が行き過ぎると、一気に春めいてくるとの予報なので、急な芽吹きとお花見をとても待ち遠しく思っています。

さて、お問い合わせがチラホラあるとの事で、三宮のこども図書館に、新しく家具用のパンフレットを製作するとの急ぎのご連絡を頂きました。なんとまぁ、顔写真入りとなるそうで、ここ最近、自分の顔なんぞ撮った写真は見当たらず、慌てて自撮りしていた光司さんです。
結局、何枚撮ってみたとても、歳いったよねぇって、還暦を象徴するかのような…しっかり年齢を重ねた写真ばかりとなってましたけど…。
時は確かな足取りにて、流れゆくのだわって、寄る辺なき無常の心地がしましたが、一体、どんなパンフレットとなるのでしょうねぇ〜ちょいと楽しみです。
 

2024.2.18>>>
映画「窓際のトットちゃん」の、エンディングのみょんちゃんの「あのね」を聴きながら、観に来て良かったわぁって、しみじみと感動に浸りました。
窓際のトットちゃんの本は、うんと昔、ずうっとむか〜しに読んだのですが、あの日あの時の、若かりし頃の苦悶に満ちた日々を思い出し、ストーリーと可愛いアニメ映像に、純粋に泣けてくるばかりでした。
幼き頃の風景や保育園で子供達と遊んだ想い出、一人旅をしたこと、実家も友人の家も、全て故郷を無くしてしまった1.17の震災、見知らぬ街での暮らしやお仕事、今まで身の上に起きた様々な出来事が、くるくると頭の中を過ぎり、少しふわっと時空を飛べたような、そんな気持ちにさせてくれました。
それからつい先日は、ずうっと前から、一度は行かなくちゃと願っていた古墳まで、てくてくとお散歩もしてきました。(最近、犬もおらずの生活なので、足腰が弱ってきたようです)
我が町垂水にあります「五色塚古墳」は、想像以上のパワースポット感があって、階段を踏みしめるたびに、すごく不思議な気分になってゆきました。てっぺんからの見晴らしも素晴らしく、すぐ近くに明石海峡大橋を望む壮大な景色は、入場料納めたほうが良くない?って申し訳なくなるくらいにとても壮観で、素敵でした。
あとで、パンフレットを読み返すと、当時この辺りを治めていた豪族のお墓らしい。ここら辺りは、海も山も近いし、淡路島も手に届きそうなくらいに、すぐそこに見えてますし、きっと美味しいものをいっぱい食べて、みんな楽しく暮らしてたんだろうなって、遠くいにしえの人々の暮らしに想いを馳せました。
今年に入ってからも、様々なご依頼を承っており、現場へ駆けつけ、様々な打ち合わせが続いているこの頃であります。大きなホテルの改修工事は、確実に前へと現場は進んでいるそうで、家具部門、一体どうなることやら…。
作る側としては、はやる気持ちを抑え、焦る思いにジッと我慢というところかな。
取り急ぎは、出来るお仕事からひとつずつ確実にという訳で、新作のカウンターチェアは無事お納め出来ましたし、ちょこちょこ入る、椅子修理もせっせとこなしています。
ただ、帯状疱疹で出来た頬の傷跡が、なかなか癒えない光司さんなんですけど…。
別のリフォーム物件も、いよいよ解体が始まりましたので、そちらもとても楽しみです。
私の方は、とりあえずは、確定申告を、とにかく一刻も早く終えられるよう、せっせと精を出すことに致します。
 

2024.1.11>>>
皆様、明けましておめでとうございます。
例年通りと言いましょうか、いつもの如くといった具合でしょうか、バタバタと年の瀬を過ごし、あっという間に龍の年を迎えました。
ひとつ想定外であったのは、お正月を待たずして、光司さんが病いに伏してしまったことぐらいかな。
昨年末は、確かに、オーバーワークだった?かもなんですが、柿の木の祟りかと思われた首筋のかぶれは、なんと帯状疱疹でしたし、続く発熱と長引く咳と…まぁ、寄る年波には、勝てぬということなのかもしれません。
大掃除を含め、雪国への出張、材木置き場の倉庫を建てたり、庭木の剪定や薪割りもせっせとこなし、ご納品もギリギリまでいろいろとございましたので、頑張り過ぎちゃったのかもねぇ。
でも、元日に起きた能登地震、翌日の羽田衝突事故で、そんな甘っちょろい微熱も吹き飛んでいってくれました。
同じ一月ということで、阪神淡路大震災に記憶を重ねる関西人も多くいることでしょう。
その時は、なんとか持ち堪えた「頼りになる大人達」…無事だったがんばり屋さんたちが、春の訪れを待たずして、逝ってしまった哀しみと不条理も、私たちは知っています。
だから、とにかく、あんまり頑張らないでねって…難しいことかもしれないけれど、なんとか、淡々と、粛々とこの冬を、生き抜いて、身体を休めることだけを考えて、ただただ生き延びて欲しいと、強く願わずにはいられません。
震度7だもん。復興という響きを実感するまでには、長い年月を要する時の流れが必要だってこと、神戸っ子ならずとも、被災者である多くの日本人は、解りすぎるくらい身に沁みています。
被災を受けた人々に、平穏な日々が、一刻も早く訪れますように。

さぁて、令和六年の2024年、光司さんは、年男。体調管理は、自ら心掛け、誠心誠意あるのみで、ご依頼のお仕事に、真っ向から励んでもらいたいと願っています。
私はといえば、万事控えめ!?を内なるモットーとし、健康第一、寝たい時には、ぐうたら眠り、会いたい人には、逢いたい時に、颯爽と出かけられるフットワーク軽しを、なるだけ目指せればと…。
年明け早々にも、ニュース等で、訃報を目にする事も多くなりました。
自身の動けるうちは、楽しむ余裕を常に持ち合わせて、今ある日常を大切にしていきたいと思っております。
今年も様々なる出逢いを期待して、皆様に喜んでいただける家具の新作を、バンバン、産み出していけますように!
では、本年もどうぞよろしくお願い致します。