葉音日記
 
  はじめに >>>
  事件の多い私たちの日常を、日記風につづっております。
優しくそよぐ葉ずれの音のように、皆様のお耳に届くと嬉しいです。
葉音がつづる、波乱万丈の日々、お楽しみくださ〜い!
 

2024.12.7
岡山吉備中央の吉田牧場さんの「FUN」の完成披露パーティに参加させていただきました。飛騨高山の中村先生の講演会の折、たまたま偶然にもお隣が全作さんで…お誘い頂いたという次第です。
今回のfunショールーム工事では、あまりお手伝いする場面は無かったのですが、光栄なことに、扉の引き手のみ、光司さん作となっております。もうすでに、別の引き手がついていたのを、わざわざ先生が変更してくださったようで、なんだか申し訳なく思っていましたが、ご家族にも、お褒めの言葉を頂き好評のようでしたので、至極安心致しました。
演奏前のわずかな隙間をぬい、リビングをお借りして、別件にて進行中のホテル細部の打ち合わせも、レミングハウスご一行様と詰めることも出来ましたし〜。
オープニングパーティでは、さすが、超有名な吉田牧場さんならでは!様々なる職種の、とてもステキな老若男女の皆々様が、全国津々浦々集って来ておりました。普段なかなかお会いできないような方々もいらっしゃったりして、この方って、もしや?の個人的にもお会いしてみたかったなって願っていた方とも、さりげに混じってお喋りできましたので、これまた夢叶った気持ちです。
又、何十年ぶり?だったのでしょう、建築家の神家昭雄先生ご夫妻との、懐かしき再会もありましたし、夜更けには、図々しくも、高価なマーチンのギターを弾かせてもらったりして、光司さんは、またとない機会にご満悦の様子でしたね。
翌朝、会いに出かけたブラウンスイス牛たちのくるりん巻き毛は、それはそれはチャーミングでしたし、横たわり、陽の光に輝く長い睫毛を瞬きしながら、薄眼を開けて、ゆったりまったり寛ぐ様は、まるで一枚の絵画のよう、どこまでも続く静寂の世界が拡がっていました。
北海道で、牛を追っかけた日々は、もう遠く懐かしき思い出となってしまいましたが、柔らかく響くリュートの調べ、心こもった手作りのご馳走、漆黒の闇迫る中で見上げた星空、そうして、何よりの温かいおもてなしに、重ね重ね心よりの感謝を申し上げます。
緑の風に吹かれ、澄んだ空気に包まれて、心も身体も思いっきりリラックス出来ました。
眼に映る何もかもすべてが優しく美しく、皆様方と素晴らしい時間を共有できて、とっても幸せ〜残りわずかの2024年となりましたが、なんとか乗り切っていけそうです。本当にどうもありがとうございました。。
 

2024.11.25
無事、ソファのご納品が終わりましたっと、言いたいところでしたが、想定外の廊下ギリギリの幅でしたので、結局、木枠部分と中枠を外して、何とか運び入れました。当日は、元園児ちゃんの、建築家でもある旦那様にお手伝いいただいていたので、なんとかお納めできたけど、私と岡田センセだけだったら、万事休すだったでしょうね。
思い出してもヒヤヒヤします。改めて、足元をすくわれるような事態はいつだって起きるのだと、肝に命じておかねば〜納品するまでの場所は、前もって、きちんと測っておくべし!様々な思い込みは捨てて、ちゃんと最後まで確実に実行するように!ただただ初心忘るるべからずなんですよね。
 

2024.11.18>>>
11月は、my birthday がありますご陽気月間となっており、美味しいもの食べて、会いたい人に会いに行くを目一杯堪能するぞ!の遊び呆けた一ヶ月となりました。
ようやく完全復帰出来たと安堵していたGサンは、いざ、再車検の段になり、今度は致命的?なるエンジン音が鳴り響き?!…結局、今一度、遠方にある別の修理屋さんにお願いすることとなりました。
あ〜、いつになったら手元に戻ってきてくれるのでしょうかねぇ。
コロナもあったし、様々な諸事情で、のんきに待ってはいたのですが、まだまだ不安の種は尽きぬまま、ここは最善なるプロにお任せして、今しばらく忍耐強く我慢して、無事帰ってくる日を待つことに致しましよう。
そのついで?といっては何ですが、せっかく福知山方面へのドライブとなりましたので、急遽福知山城を見学…といっても休館日で、外観だけ拝見!そうして、その道中、ジビエのランチを食してまいりました。
コロナ前に一度、お伺いしたことのある無鹿リゾートさん。鹿肉大好きな私にとっては、もう堪らないご馳走づくしでありました。平日だったので、予約もせずに飛び込みましたが、どうもかなり運が良かったみたいで、すぐ後から訪れたカップルは、予約でもういっぱいって、断られていましたので、ギリギリセーフだったようです。
いつかぐれちゃんとお泊りをと夢見ていたステキな場所でしたが、ムジカさん家のワンちゃんもうちの子ももう虹の彼方へ、旅立ってしまい、コロナ禍を経た時の流れをしみじみと感じる旅でもありました。

神戸市の里山資源活用研修会とやらに、光司さんが参加したお陰もあって、後日、長年会えずにいた弓削牧場のお父さんお母さんに、何十年ぶりになるのかな〜ようやく会いに行ってきました。ロゴマークにある三人さんのうちチビッコ二人の担任の先生だったワタクシは、弓削チーズ創設の御苦労を目の当たりにしながら、子供達と共に保育園の暮らしを送っていました。
何度も何度も失敗を重ね、フロマージュフレの成功に至った過程を、違う角度から知っているだけに、ビックリするくらい大賑わいのレストランは、とても誇らしくもあり、たくさんのお客様に、牧場を楽しんでもらってる様子が、我が事のように嬉しく、幸せな気持ちでいっぱいです。
チーズの種類はもちろんのこと、化粧品関連やらお米やケーキ、なんだかいっぱいお土産の種類も増えていて、まだまだ私たちも頑張らなきゃなぁって、独立独歩のお父さんお母さんを生きる指針としてきた自負もあり、もうちょっと背筋を伸ばし、しゃっきりガンバっていこうと、身の引きしまる思いとなりました。
牛もヤギも可愛かったしねっ。赤ちゃんだった園児ちゃんたちもそれぞれに父となり母となり、めちゃ立派な働きびとに成長してました。そんな弓削一族のご家族と共に揃っての記念撮影は、充実の笑顔でいっぱい。不思議な御縁で繋がり続く太陽の子の皆さんと、これからも徒然なるがまま、同じ時代を楽しく愉快に歩いていけたらいいなと思っています。
 

2024.10.吉日>>>
10月もいろいろあり過ぎる濃密な日々となりました。
ご納品やらLiveやら…あちらこちらに出かけることが出来たのも、健康体に感謝といったところです。
初の飛騨高山では、美味しい地酒とお料理に舌鼓 おひさしぶりに三谷さんにもお会いできましたし、中村先生と小泉誠さんのトークセッションの会場では、吉田牧場の全作さんご夫妻ともご一緒できました。
先生のご厚意に甘え、飛騨産業さんの打ち上げのパーティにも潜り込んでしまい、なんだか恐縮の時間も過ごしてきました。
個人的に、一番良かったって思えたのは、中村先生に、こことここは必ず行っておいでと推薦して頂いた旧家の古民家ギャラリーで、篠田桃紅さんの書画を拝見できたこと!わぁ、いつの日か見ることが出来たなら…と願っていたものが突然、目の前に現れる僥倖は、思い立ったが吉日とばかりにはるばると出掛けて行ったわが身を褒めてやりたいと思うほど感動〜想像以上のインバウンドのお客様でごった返す素敵な街並みと共に、旅の思い出がより艶やかで、鮮明なものとなりました。
お仕事の方は、飛騨産業さんの新しきギャラリーの扉の引き手が、光司さん作となり、レミングハウス御用達?となりつつあるぽっこり引き手が、日本のあちらこちらの物件におさまっている様が、何より嬉しい限りです。
今月は、地元芦屋のお客様からのご依頼である、大きなソファを久しぶりに手掛けております。
工房の奥、長年倉庫に眠っていた極上のウォールナットの板が、どんな風に仕上がってゆくのやら、最終的には手鉋でコリコリと手作業になるのかな??と思いますので、出来上がりもとっても楽しみ、完成を心待ちにしています。
それから、〇〇ちゃんライブも、福岡は外れたけど…静岡が当たりました!前日のラッキー当選に、うそやん、マジか、行くしかないでしょって、急遽、見知らぬ街まで、弾丸で出かけてゆきました。やはり県民性もあるとは思いますが、地元関西とは違う観客のノリや声掛けなど、なんとなく奥ゆかしき柔らかい感じの会場全体の雰囲気も、とっても良かったです。もちろんLiveは、大盛り上がりで、めちゃ最高で楽しかった!!いつもは近づきも出来ない人集りのgoods売り場にも、余裕で並べたので、タオルとシールもゲットしちゃいました〜ウレシい!
 

2024.9.27>>>
九月に入っても、ぜ〜んぜん、涼しくなる気配は、一ミリも無く…亜熱帯気候が継続している日本の夏です。
さてと、こんな時は、日本を飛び出し、もっと暑い所へ?ひとっ飛び〜!!?
カメのツンちゃんは、まだ冬眠時期ではなかったのだけれど、ほんの少しばかりのバカンスを楽しんできました。
いつもの如く、私たちってば、ハプニング満載!笑っちゃうような驚きの事件にもあったりなんぞして〜
まっ、過ぎてみれば、全ては夢のごとし?
旅先ならではと、思い思いに願った事は、ほぼほぼぜ?んぶ!エンジョイ出来ましたので、結果オーライと言うことで、絶望過ぎた出来事すらも、もう笑い話になったかなっ?まぁ、そういうことにしておきます!!
仕事は、お陰様で、相変わらずの山積み状況ですが、一つずつクリアして、まずは急ぎのご依頼だった扉把手を、吉田牧場さんとレミングハウス分、仕上げさせて頂きました。
例の打ち合わせがどのように進んでいるのかが、ちょっぴり心配ですが、とにもかくにも、ホテル改装が、本格的に始動してしまうまでに、椅子とソファと、そのほかアレもコレもの細々としたご注文を、年内までに製作する日々が続きます。
十月は、光司さん、十一月は、ワタクシのお誕生日月間が控えており、外遊びの方も忙しくなる予感〜ウフフ〜ではありますが、よく働き、よく遊びを肝に命じて、年末までの後半戦を一気に乗り切る気概でおります。
先日は、すっごく良いお席の取れた西神中央ホールへ、小曽根さん兄弟のピアノ&サックスのジャジーな調べを聴いてきました。
端っこではありましたが、最前列でしたので、お二人の指使いと、そうして息遣いさえ堪能出来、演奏のみならず、掛け合いのトークも思う存分に楽しめた大満足のduoでした。
特に、木をたっぷり使っている建物のせいでしょうか?小曽根さんも仰っていましたが、ホールの音の響きが、凄く秀逸で、マイク無しの臨場感たっぷりの生音が、胸の奥まで響いて、それはそれは格好良く!素敵でした。
大ホールに比べれば、こじんまりとした会場ではありましたけれど、その分、お客様同士の一体感も生まれたようで、なんだかアットホームな柔らかい空気感に包まれた…想い出の彩りの一ページとなりました。
 

2024.8.23>>>
脳みそが、とろ~っと溶けたんじゃないかしらんと思うくらい、やはり尋常ではない蒸し暑さが続いています。
今夏は、元レミングのYさんが、お泊りにきてくれたり、パリオリンピックで夜中じゅう、起きてしまっていたり、ナカムラケンゴくんのライブに出掛けたり…暑い夏を思いおもいの楽しみで埋め尽くしていたら、あっという間にお盆も過ぎていました。
初めてお邪魔した明石のライブハウスは、天井高もあり、すごくステキな会場でしたし、その前に、ちょこっと食べた夕食は、すごく美味しい和食屋さんで、私たち好みのほどよい薄味の味付けで、海鮮はもちろん新鮮ですし、やっぱり明石の食彩は、海近しで、クオリティも高くすっごくイケてるんだなぁって、再認識致しました。
ライブの時間的に、ちょっとバタバタ気味だったので、次回はゆっくりお食事出来たらなぁと思っています。
もちろんKengoくんのベースも最高でしたし、二人のデニスもカッコ良かった!!

さて、この八月は、高知県の方々とつながり深く、もうすぐ引き取りに来られる学習椅子の兄弟くんたちも高知からやってきてくれます。
元レミングスタッフのYさんも高知県の端っこの方のご出身だそうで、お土産にいただいたお酒のつまみのアテやらお菓子は、初めてづくしの美味しいモノばかりで、一度、ゆっくり旅したいものだと、今、私の中では、まだ未達となっている高知と富山が、足を運びたい、遊びに行きたい県ランキング上位となっております。
お盆休みは、工房掃除に励みつつ、ずっとお待たせしていた各々の家具修理をやったり、お庭のアリ退治も兼ねての植栽剪定、お客様用布団の整理整頓、ちょっと動いたら、汗ダラダラの熱中症寸前となる中、ちょこまかとお片付けに勤しむうちに、八月ももうすぐ、おしまい…ですね。
いつ、この暑さがマシになってくれるのか、来週、立て続けに来そうな台風も心配ではありますが、過ぎ去った後には、ちょっぴり秋の気配を運んでくれるのかも? 期待しておきましょう。
 

2024.7.29>>>
今夏は、とにかく暑い日々が続き、頭もボォーッと身体全体も重く、這う這うの体でなんとか生きながらえています。
天気予報の日本列島が、真っ赤っていうより、ムラサキの不穏な色調に染まることもしばしばあり、梅雨が開けた晴れ晴れとした気持ちは一気にしぼみ、だらだらと汗の止まらぬ不快感で、あせもにならないよう、毎日気をつけるのみ。
草に負けぬよう、お庭に降り立つ機会をなるべく持とうとしていますが、ちょっとパスしたくなるくらいの異常な気温で、クーラーに頼りたくないのに、すっかり付けっ放しが常態化していて、コレは致し方なき熱中症にならないための最善策であるのだと言い聞かせ、冷房の部屋でゴロゴロまったりしている我が身が、情けなくもあります。
それでも、たとえ30分でも、草刈りをしたり、夕方の水撒きで、涼をとったり、夏真っ盛りを楽しいひと時に、僅かでも前向きな気持ちになれるよう、自身を励ましてもいます。
彼方此方のお客様から、ご依頼のお声がけが、絶え間なくかかる光司さんですが、現場調査に赴く度に、神戸の街の風貌が、大きく様変わりしていって、驚くこともしばしばです。
震災から三十年、どうやら神戸も少しずつから、スピード感を持って、いろんな再開発を前に進めていくことが出来ているみたいですね。
イズデザインも、次の大きなプロジェクトが動き出す前に、プライベートの時間も、何かと楽しみながら前へと進んでいきたいと思っています。
パリオリンピックもいよいよスタートしました。もっと熱く、暑〜くなって、応援で盛り上がる事に致します!
 

2024.6.29>>>
今年は、梅雨入りが遅かったそう。
ひと雨ごとに、緑の葉っぱは生い茂り、刈ってもすぐに雑草は伸びていきます。光司さんが、電動の小さな草抜き機の刃を手に入れ、既存の機械に取り付けて、庭の石畳を埋めつくさんばかりの芝生をガリガリしてくれました。
家周りは増加?の一途を辿るアルゼンチンアリが、反対側の道路の向こうから、わざわざ道を横切って、塀を上がって、行列を成して大移動を続けるという悪夢のような有り様が展開されており。アリ対策に、どれほどのお金を費やしている事か〜と、頭もクラクラしてきます。
ただ、ここへ来てお仕事の方は、ひとつひとつが順調に進んでは随時完結し、いい感じです。
お待たせ中だった様々なご依頼も、少しずつながら着実に完成へとたどり着いています。

今は、たくさん椅子を製作中。今月中に完成させて、大阪の新しいビルにご納品予定なのですが、ビルへ入るには、長袖長ズボン、ヘルメット着用とのことで、えー、ワタシ、ヘルメット持ってないやんってことで、早速購入致しました。
ゼネコンクラスの大きなビルへ搬入するお仕事は、久しぶりかも。
そっか、ビルの中へ入るというだけでも、いろいろ決まりごとが大変なんだよね〜って、こういった様々な制約の流れを再認識する良い経験ともなりますね。
2024年の後半戦もジタバタとアタフタは、このまましばらく継続しそうです。
個人のお客様とのやり取りと並行して、ゴールの日の設定されている明確な製作は、やはり一人親方としては、必死のパッチとなること、間違いなしですので、よりいっそう、心して進まねば。
まぁ、あれもこれも楽しんだもの勝ちだと思って、皆さんに喜んで頂けるように、精一杯、ガンバロウっと!
 

2024.6.19>>>
六月も半ばとなり、一気に初夏の陽気となりました。
今月は、納品ラッシュの日々を迎えています。
でも、本当は、もっと早い時期に、順繰りに、粛々と終わっていた現場だったはず!?なんですが…起きるよ〜事件は。それも次から次へと、マジかぁって、笑っちゃうくらいにです。
え〜っ、ここへ来て雨漏りだって〜!テーブル…これ、どうする!!そんな一方、水道栓がポタポタする、棚を追加で?椅子の脚のぐらつきを?岡田が製作した部門以外の修理も、多いに重なり、神様仏様的に、縦横無尽にお助け隊となって、走り回っている感、大アリであります。
先日は、ようやっと、イズデザイン が手掛けております新神戸のリノベ物件梯子付けと、京都大山崎の御宅の玄関ドアの取り付け作業が、完了致しました。
新大阪ステーションホテルは、いろいろと追加工事なども出てきて、ちょっぴりアタフタしましたけれど、あれ!?これって、どこかでこんなコトやった事あったよねって、思い返せば、百戦錬磨、失敗だらけの人生は、こういういざという一大事の折に、即座に対応できる荒技?を持っていたり、特殊能力並みの、判断力で、事態打開に向けた、大いなる力を発揮できたりするものです。
長く続けていれば、結構、知らず識らずのうちに物知りじーさんにもなれている様で、まぁ、世の中、なんとか生き延びやっていけそうかもね…紆余曲折のこの難局も、長年お世話になっている、業者さん始め、いろんな方のお力添えで、なんとか切り抜ける事ができました。
それと、令和ならではのネット環境もつくづく手助けとなりました。
インチサイズのネジを探すのに、ホームセンターだけでは、数足りずで苦労した訳ですが、突然の雨に、ちょうど傘を差しかけてくれるが如くで、発注したモノを早急に送ってくださる遠方の業者さんのいることが、大詰めの作業で、取り乱し追われている身としては、スピードあるご対応がしみじみと有難く、文明の恩恵に、多いに助けられました。まぁ、ここは、結果オーライということで!なんとか無事に、あちらこちらの物件が、ゴールを迎えようとしています。
 

2024.5.30>>>
蒼天の五月晴れ、友、遠方より来たるって訳で、スイスのKちゃんが、長期滞在で、ジャパン旅行にやってきました。とにかく、円安の日本は、海外からの旅行者にとっては、兎にも角にも、いろんなモノがお得に感じて、パラダイスに映るそうな。
屋久島や日光東照宮、日本各地を満喫、芦屋のお店にもちらりと寄ってくれました。
何年ぶりかの再会だったので、岡田君共々、ゆっくりお喋りも出来ましたし、同窓会っぽくてすっごく楽しかった〜!また、次回の帰国した時には、太陽の子の古参たち勢揃いで、皆んなして、ぜひ集えたらいいよねぇって、約束です。

大阪ステーションホテルの改修工事は、いよいよ大詰めの段階となり、躯体の大工さん達の工事は、ほぼほぼ終了。
いよいよ、家具部門のお納めとなってまいりました。
本館は、クラシックなイメージだそうで、家具もウォールナットの茶系で、まとめられています。工期がなかなか見えて来ず、当初は、別棟も同時進行にてというスケジュールとお聞きしていたので、全てを請け負うのは、やはり一人では、心許無く…最終的には、一階の食堂になるのかな?椅子のデザインをさせていただいて、その他、細かいところの、中村先生ディテールの創作部分を、追加追加で、彼方此方と請け負う形となりました。
今回、お部屋のデスクや小テーブル等は、北海道の家具工場にお願いし、縁あって、昔のスタッフのS君ならびに、若い衆が、たくさんお手伝いくださり、なんとか、第一陣の取り付けは、無事完了致しました。
皆んなして力を合わせた効果もあって、予定より順調に作業も進み、余った日程で、S君達は我が工房へと、遠足?がてら、やって来る事になり〜
この二十年ほどの街の変化…特に、我が工房辺りは、池など埋め立てられ、かなり変貌していますので、すっごくビックリしていたなぁ。
時の移ろいは、驚くスピードで流れてゆくものですが、リビングの窓から望む、緑の山並みは、何も変わっておらず、ぼんやりまったり…今更ながら、不思議な出逢いと深い縁しに、感じ入った次第です。
せっかくの旭川からのお客様ですから、新大阪からの道すがら、神戸ならではの風情ある東遊園地と、ちょうど、家具用のパンフレットをご送付してくださったばかりの、「こども本の森神戸」にも、立ち寄ってきました。
芝生広場で、子供達がはしゃぐ姿は、平和そのもの。立ち並ぶ高層マンション群のはざまに、涼やかな笑い声が響き渡って、幸せの空気に満ち溢れてました。
阪神大震災の「慰霊と復興のモニュメント」では、あの日から、たとえ幾年経とうとも、壊れた街の風景に、あの焼け焦げた臭いの記憶がまざまざと蘇り、この胸塞がれる哀しみは、決して癒えることは無いのだと、銘板、おひとりおひとりの名前を心に刻みこむように、深い祈りを捧げてまいりました。
以前より、ウチに誰かが遊びに来てくれた折には、のんべんだらりと、気持ちよく過ごせてもらえたら有難きシアワセと考えていて、寝泊まり可能な居場所が、リビングの一角にでも、作れたらいいよねぇって、只今絶賛、夢膨らませ中で〜す。
 

2024.5.13>>>
まぁ、お互い、やはり年には勝てずということでしょうね、遅くまで工房での仕事が続いたある夜、家の前のアスファルトと土の段差で足を捻ってしまい、象の足の如く、足首から先が、大きく腫れ上がってしまいました。
今日も明日も休めない状態。納品がちょうど重なった時期でしたから、ホテルでは、家具運びに多くの手を煩わせたそうです。(緊急で、いつもお世話になっている鍼の先生が、テーピングしてくれて、なんとかお納め出来たのですけれど…)
でも、そうなってくると、どうしても足をかばってしまうので、結局、持病?である肝心要の腰痛となり、ギックリ寸前のいつもの状況に!!
ハァ〜!??相変わらずですが、笑っちゃうくらいに追い詰められまして…。
しかしながらいつもの如く、こういうときはなるようにしかなりまへん。ましてや不幸は不運を連れてきますし、焦ってもしょうがないと達観しています。
ただ、ひとつひとつしっかりとお納めして、少しだけでも…前進あるのみ。

天ぷら桜人の大掛かりな収納は、オーナーさんから送付されてくる、理想とする希望のお写真が、高級お寿司屋さんにあるような、「ザ、和」って雰囲気の背面収納だったので、光司さん的には、ちょっといつものキャラにない和風テイストを目指した、私としては、新鮮なイメージの収納となりました。
初めて使う自然と閉まってくるレールを使用したり、作りも和をかなり意識したもので、工房に並べてあった時から、なんかいつも作るタイプとは違ってるけど、なかなか高級和食店って感じやん!でした。
いざお納めすると、元々のお店にもピッタリすっきりと馴染み、照明等も一新して、光の角度を変えて調整いたしますと、お店のグレードも、グゥ〜んと〜アップできたみたいで、オーナー様にも、たいへん喜んで頂けたようです。
今後は、新大阪のホテルのご納品も、いよいよ佳境を迎えますので、取り付けがうまくいくことのみ願います。
ここ数ヶ月は、怒涛の日々が続きますので、足が象になろうとも、腰がギックリしても休んではいられませんが、とにかく若ぶって、この急場を凌ぐしかない模様です。
あっ、そういえば、こんな時に限って、なんとかっていう大事な機械が突然止まってしまい、結局モーター部分が焼き付いた?とかで、修理に出しています。ちゃんと直って、1日も早く無事に動いておくれ〜!!
今は、出来ることからコツコツと…出来うる限りを、全力で取り組んでいきましょう。
エイエイオー(これって、令和では、どういう言いまわし?になるのでしょ?)
昭和のノリで、ガンバルだけ頑張るしか?ないねんけどさぁ
 

2024.4.28>>>
どの現場も、一進一退。
いずれも紆余曲折…どうする??ってくらいに前途多難な事態に見舞われてる所もあったりして、ここはもう笑って乗り切るしかないよねって、毎度の事ながら、事件は現場で起きるものなんだなぁって、そんな現実を直視し、前に向かって突き進んでいる今日この頃であります。
次から次へと、材木が配送され、次はコレ、その後はアレとソレと、休む間も無く製作の日々が続いています。
収納や玄関ドアなど大物が続くと、工房は、一気に手狭に感じられ、結局、運ばれてくる材木たちも、とりあえずは、軒下へ!と避難しなくちゃいけなかったりして、先日は、その積まれた材木を避けるために、中途半端な位置に駐車していた車に乗り込もうとして、勝手に閉まってくるドアに、思いっきり足首を挟まれてしまいました。
あ~、昔はヒュッて、たぶん!?敏速に足を引っ込めれたはずなのに~どうにもこうにも運動神経も鈍ってきてしまったようで、ブザマなワタシに、ちょっと凹んで落ち込みました。
まぁ、なんとか痛いながらも歩けましたし、少々の腫れを伴う打撲というか捻挫でしたので、ぜ~んぜん大丈夫だったんですけどねぇ。
光司さんのほうも、肉体的には、相も変わらずのようで、筋が切れたかも??とか、腕が上がらない!とか、とにかく満身創痍で、泣き言多きのご老体となっております。
それでも、お仕事は次から次へと連動していきますので、毎日、自分で自分を叱咤激励し、家具作りに勤しんでおります。
なんか、ご褒美に美味しいものでも…、それとも、現実逃避の旅もいいのかも。
今、手がけている様々なご納品が、無事完了したら、さてとゆっくり、考える事に致します。
ゴールデンウイークは、我が工房はお休みなしということで!
お店番は、結構休んじゃう予定です あしからず…。
 

2024.4.14>>>
手掛けている家具たちを、少しずつ順番に、お納めできているところです。
いざ現場へ行ってみると、床のレベルが違っていたりなんてこともあるわけですが、そんなハプニングも、今までの様々な経験から、ベストの選択を出来うるくらいは、ベテランさんの域に達してきているようで、胸をなで下ろしています。
今春、我が庭の桜は、枝ぶり宜しく、一気に満開を迎え、二階のリビングから眺める窓下の景色は、とても華々しくいっそう風情を感じられる思いが致しました。
急に暖かくなり、柔らかなサクラ色を楽しんでいる良き頃合いに、春嵐のような強風と豪雨によって、あっさりと散りゆくさだめが悲しくもありましたが、それでも、優しい桜花を、束の間ながら、思う存分に愛でることが叶いました。
今、改修を手掛けている、天ぷら屋さんの屋号にちなみ、花枝のお裾分けも出来ましたし、散歩の途中、仰ぎ見て立ち止まり、携帯でパシャりと桜を撮るお姿を、時折見かけ、ほんの僅かでも、心豊かな時を刻んでくださった地域の方々がいらしゃったことも何よりでした。
通勤のJRの窓越しから見える桜樹たちも、ここのところの初夏の陽気で、今週末で見頃も過ぎ行くようです。すでに葉桜となってきた我が家では、散り急ぐ花びらのお掃除に精を出すばかり。
子供の頃に、大好きだったお相撲さんや歌い手さん、素敵な生き方に憧れてた大人たち、ちょっとだけ上の世代の方々が、どんどんとお亡くなりになっていく気がするのは、たぶん自身も齢を重ねてきた証だとは思うのですが、それだからこそ、会いたいと願う人には、チャンスが廻りてくれば、ちゃんと会っておこうと、桜の花を味わうのと同じくらいに、同じ時間をきちんと共有したいと、心深く思えるようになってきました。
子供の頃に想像していたより、うんと長い大人の時間を与えられている今に、望外の僥倖を感じています。
 

2024.3.22>>>
ふうっ〜と、ようやく一息ついた感じです。大まかなる事務処理は終わりまして、あとは税理士さんに最終の取りまとめをしていただき、確定申告の書類提出完了です。
こんなことをしているうちに、あっという間に、春の便りはやってきてました。
お庭のスノードロップとミニ水仙の優しいイエローが、柔らかい日差しに揺れて、季節の変わり目を教えてくれています。クリスマスローズの乳白色の株も大きく育ち、たくさん花を咲かせてくれたので、他の小花たちや濃淡様々な緑の葉っぱをアレンジして、部屋の隅々を、春色に飾りました。

いろんな物件で、右往左往と動いていますので、工房には、現在、長ーいキッチンと椅子と塗り替えの扉と、いろんな家具が入り混じっての大集合となっています。
まずは、中央辺りの大半を埋め尽くす巨大キッチンの完成を目指しつつ、その合間に、ちょこちょこ打ち合わせも入ったりもして、行きつ戻りつのモドカシイ工程が続きます。
お天気のいい日は、埃っぽい工房から出て、お庭の空いたスペースで、塗り替えの塗装を施したりもしていますが、とにかく、今手掛けているどれもこれもがうまくいきますように〜と願うばかりなり。
今年の三月は、Pちゃん&51ゴイチの二台共が、同じ期に車検ありで、年度末のジタバタにも一層拍車が掛かりました。そんなひと仕事の後は、ひっやぁ〜〜春の嵐がやってきて、ここ数日の寒さは、冬に逆戻りしてしまったかのよう。神戸も芦屋もみぞれ混じりの突風が吹き荒れ、また分厚い冬のコートに戻って、重ね着しています。
お庭の梅も桜も、未だ蕾は固いまま…この寒波が行き過ぎると、一気に春めいてくるとの予報なので、急な芽吹きとお花見をとても待ち遠しく思っています。

さて、お問い合わせがチラホラあるとの事で、三宮のこども図書館に、新しく家具用のパンフレットを製作するとの急ぎのご連絡を頂きました。なんとまぁ、顔写真入りとなるそうで、ここ最近、自分の顔なんぞ撮った写真は見当たらず、慌てて自撮りしていた光司さんです。
結局、何枚撮ってみたとても、歳いったよねぇって、還暦を象徴するかのような…しっかり年齢を重ねた写真ばかりとなってましたけど…。
時は確かな足取りにて、流れゆくのだわって、寄る辺なき無常の心地がしましたが、一体、どんなパンフレットとなるのでしょうねぇ〜ちょいと楽しみです。
 

2024.2.18>>>
映画「窓際のトットちゃん」の、エンディングのみょんちゃんの「あのね」を聴きながら、観に来て良かったわぁって、しみじみと感動に浸りました。
窓際のトットちゃんの本は、うんと昔、ずうっとむか〜しに読んだのですが、あの日あの時の、若かりし頃の苦悶に満ちた日々を思い出し、ストーリーと可愛いアニメ映像に、純粋に泣けてくるばかりでした。
幼き頃の風景や保育園で子供達と遊んだ想い出、一人旅をしたこと、実家も友人の家も、全て故郷を無くしてしまった1.17の震災、見知らぬ街での暮らしやお仕事、今まで身の上に起きた様々な出来事が、くるくると頭の中を過ぎり、少しふわっと時空を飛べたような、そんな気持ちにさせてくれました。
それからつい先日は、ずうっと前から、一度は行かなくちゃと願っていた古墳まで、てくてくとお散歩もしてきました。(最近、犬もおらずの生活なので、足腰が弱ってきたようです)
我が町垂水にあります「五色塚古墳」は、想像以上のパワースポット感があって、階段を踏みしめるたびに、すごく不思議な気分になってゆきました。てっぺんからの見晴らしも素晴らしく、すぐ近くに明石海峡大橋を望む壮大な景色は、入場料納めたほうが良くない?って申し訳なくなるくらいにとても壮観で、素敵でした。
あとで、パンフレットを読み返すと、当時この辺りを治めていた豪族のお墓らしい。ここら辺りは、海も山も近いし、淡路島も手に届きそうなくらいに、すぐそこに見えてますし、きっと美味しいものをいっぱい食べて、みんな楽しく暮らしてたんだろうなって、遠くいにしえの人々の暮らしに想いを馳せました。
今年に入ってからも、様々なご依頼を承っており、現場へ駆けつけ、様々な打ち合わせが続いているこの頃であります。大きなホテルの改修工事は、確実に前へと現場は進んでいるそうで、家具部門、一体どうなることやら…。
作る側としては、はやる気持ちを抑え、焦る思いにジッと我慢というところかな。
取り急ぎは、出来るお仕事からひとつずつ確実にという訳で、新作のカウンターチェアは無事お納め出来ましたし、ちょこちょこ入る、椅子修理もせっせとこなしています。
ただ、帯状疱疹で出来た頬の傷跡が、なかなか癒えない光司さんなんですけど…。
別のリフォーム物件も、いよいよ解体が始まりましたので、そちらもとても楽しみです。
私の方は、とりあえずは、確定申告を、とにかく一刻も早く終えられるよう、せっせと精を出すことに致します。
 

2024.1.11>>>
皆様、明けましておめでとうございます。
例年通りと言いましょうか、いつもの如くといった具合でしょうか、バタバタと年の瀬を過ごし、あっという間に龍の年を迎えました。
ひとつ想定外であったのは、お正月を待たずして、光司さんが病いに伏してしまったことぐらいかな。
昨年末は、確かに、オーバーワークだった?かもなんですが、柿の木の祟りかと思われた首筋のかぶれは、なんと帯状疱疹でしたし、続く発熱と長引く咳と…まぁ、寄る年波には、勝てぬということなのかもしれません。
大掃除を含め、雪国への出張、材木置き場の倉庫を建てたり、庭木の剪定や薪割りもせっせとこなし、ご納品もギリギリまでいろいろとございましたので、頑張り過ぎちゃったのかもねぇ。
でも、元日に起きた能登地震、翌日の羽田衝突事故で、そんな甘っちょろい微熱も吹き飛んでいってくれました。
同じ一月ということで、阪神淡路大震災に記憶を重ねる関西人も多くいることでしょう。
その時は、なんとか持ち堪えた「頼りになる大人達」…無事だったがんばり屋さんたちが、春の訪れを待たずして、逝ってしまった哀しみと不条理も、私たちは知っています。
だから、とにかく、あんまり頑張らないでねって…難しいことかもしれないけれど、なんとか、淡々と、粛々とこの冬を、生き抜いて、身体を休めることだけを考えて、ただただ生き延びて欲しいと、強く願わずにはいられません。
震度7だもん。復興という響きを実感するまでには、長い年月を要する時の流れが必要だってこと、神戸っ子ならずとも、被災者である多くの日本人は、解りすぎるくらい身に沁みています。
被災を受けた人々に、平穏な日々が、一刻も早く訪れますように。

さぁて、令和六年の2024年、光司さんは、年男。体調管理は、自ら心掛け、誠心誠意あるのみで、ご依頼のお仕事に、真っ向から励んでもらいたいと願っています。
私はといえば、万事控えめ!?を内なるモットーとし、健康第一、寝たい時には、ぐうたら眠り、会いたい人には、逢いたい時に、颯爽と出かけられるフットワーク軽しを、なるだけ目指せればと…。
年明け早々にも、ニュース等で、訃報を目にする事も多くなりました。
自身の動けるうちは、楽しむ余裕を常に持ち合わせて、今ある日常を大切にしていきたいと思っております。
今年も様々なる出逢いを期待して、皆様に喜んでいただける家具の新作を、バンバン、産み出していけますように!
では、本年もどうぞよろしくお願い致します。