葉音日記
 
  はじめに >>>
  事件の多い私たちの日常を、日記風につづっております。
優しくそよぐ葉ずれの音のように、皆様のお耳に届くと嬉しいです。
葉音がつづる、波乱万丈の日々、お楽しみくださ〜い!
 

2019.11.22>>>
11月は、私のお誕生月でもあります。…と言う訳で、あれこれ食べたり、観たり、お買いものしたり…自由気ままにあちらへこちらへと、お仕事の合間をかいくぐりまして、楽しいこといっぱいの遊んでばっかり月となりました。お誕生日、まずは、大好きなジビエを食しに、丹波篠山の方へ足を延ばし、鹿だけでなく、熊肉も併せてのフルコースを堪能してまいりました。ジビエは、やはり身体の中から、血肉湧き上がる感じで、疲れも吹っ飛び、なんだか元気になりますよねっ。通り沿い立ち寄った陶芸の郷では、焼き締めのシャープなぐい呑など、日日の暮らしが豊かになる、好みの作家さんの焼き物を、あれもこれもとゲット致しました。
次の週は、随分前に先行予約しておりました甲子園球場に〜!もちろんこの季節…野球観戦ではなく、安全地帯の「さよならゲーム」です。私にとっては、初のアルプス席。人生では、二度目となる甲子園でしたが、とにかく西陽が眩しくて、目が痛くて痛くて…、陽当たりが良い分、寒くはなかったのですけれど、日焼けを気にしつつ、懐かしい曲いっぱいの玉置さんの迫力ある声に酔いしれました。夕焼け染まる幻想的な球場での、ホンモノを真近に感じるコンサートは、その場にいた人だけにしか、味わえない一体感があるもので、感動いっぱい!やっぱり行ってよかった〜って、想い出の一ページを刻めたことを、嬉しく思っています。これまた初めてとなりますが、みんなで、ジェット風船飛ばしも出来たしねぇ〜。
現在開催中の竹中大工道具館の木組展も、本当に素晴らしかったです。細かい組子細工は、日本人ならではの繊細さに圧倒されるばかりでした。人間国宝の須田賢司さんの製作しているビデオも食い入る様に見てきましたが、実際にお会いした時に感じた、先生のダンディーな品の良さと言いましょうか、お人柄が、丁寧な作品の工程に滲み出ており、これまた、人間国宝になられる方の秀逸な技術と美意識の高さを、勉強できるとても良い体験となりました。確かな物作りをされている先輩の背中を追いかけ、見習えるシアワセを、たっぷりと感じた一日でもありました。
それから、長年、お付き合いをさせて頂いている、クライアントでもあり、う〜ん、息子のような存在でもあるような?Wクンが、いよいよ御結婚と相成りました。今の時代、結婚しない若者もたっくさんですから、どうなるのかなって、親御さん並みに気を揉んでいましたけれど、なんかとっても、感慨深きものがあり、親の気持ちって、こんな風に思ったり、感じたりするものなのかしらんと、今まで、味わったことのないような安堵感みたいな感覚に、自分でも戸惑うような気持ちになりました。
ここ数年で、相次いで、身内を見送ったことも関係しているのかも?しれませんけれど…色々と、人生の長さや奥行きみたいなもの?なのかしらん??
不思議なほどにしみじみと感じ入る霜月となりました。
お仕事は、紆余曲折、いろんな事を手掛けており、順調に進んでいる物件もあれば、私たちの預かり知らぬ、契約段階での壁にぶつかっている件などもあり…人間万事塞翁が馬って、本当にホントなんだなぁって、妙に納得している次第です。
こうやって、お仕事が、遅れに遅れて、だんご状態に重なってゆくのも、毎年のことながらだよねって、状況になりつつあるのが、オソロしいです。
この時期は、お店前も自宅のお庭も、葉っぱ掃除に明け暮れる、腰の重い「落ち葉拾い」が続きますが、ボージョレーを飲み干すと、一気に、今年も残り僅かが迫ってきちゃいます。それにしても、今年のボージョレーは美味しい!!フレッシュな香りの中にも、例年よりも芳醇な濃厚さも感じられて、すごく好みかもって気がしました。ボージョレって、軽くて、フレッシュ感が強いイメージで、まぁ、こんなものかって、なんとなく時事的に飲んでいたのですけど、今夏フランスは、激アツだったそうですから、葡萄も熟成が進んだのかしらん!?もう一本…と言わず、ワイナリー違いを飲み比べしたい欲望が…うわぁ〜ゴウヨクぅ!!
 

2019.10.28>>>
朝夕は、めっきり涼しくなって、季節はようやく巡ってきたようです。金木犀の香りが、街じゅうに溢れ出し、風は?に心地良く、足取りもウキウキ軽くなる感じ~。
一脚展で、再び、繋がった御縁で、あれこれお店にある家具達が、お嫁入りしていきました。有り難いことです。…で、ちょっと店の中がさっぱりしましたので、大掃除かたがた、お店の模様替えを、久しぶりに決行致しました。
全体的に、テーブルの位置やソファの向きを変えるだけで、部屋の中の雰囲気は、ずいぶんと違ってくるものです。気分も空気感もスッキリ、新しい令和のスタートになったかなぁ。
田舎から都会のほうに、初めてお店を展開した時、融資を受けるということが、こんなにも、たいへんなことなのかと思い知らされた経験があるのですが、飲食の独立を計画している若者たちが、立て続けに融資を受けられず…、なかなか第一歩を進められない現状を目の当たりにして、昔のそんな、我々の初めの一歩の、苦々しくも懐かしき日々が思い出されました。わずかなお金を借りることが、こんなにも大変なことだったとは…と、まっ、ほぼ無職の、誰やねんの怪しい人物が、初の起業をするとなると、貸す側の方も、慎重にもなり、勇気がいりますよねぇ。岡田の父方は、オカダ父を含めて、親戚筋が?ほぼ銀行系で占められておりましたので、貸す側の論理を聞いておりますと、そりゃそうだよねぇと、明日の見えない木工家に、お金を融資!?なんてねぇっっっっっっっっって、解らなくもなかったけれど。きちんと、返済叶う人ばかりでは、無いのはわかりますけど、はじめの一歩くらいは、なんとか、世の中の大人達は、若者を、応援してあげてほしいものだと心から願うばかりです。
ただし、一旦、ちゃんと返済が出来る人だと思って頂けると、雪なだれの如く?か??次からつぎへと、意外なほどに、貸していただけるものですから、それはそれで、なんだか恐ろしくもありましたけれど。…で、今だにチマチマと、融資の返済が続いている今日この頃なんですよ~ハハハっ。
さて、今月も、色々とお仕事いっぱいしてましたけど、光司さんのお誕生日には、一度行ってみたかった、家から歩いていけるこじんまりとしたフレンチレストランに、お食事に行きました。犬連れでなく、プラプラ歩いてると、多分グレちゃんが、死んじゃったと思われてるんじゃ~と思うくらいに、御近所を二人っきりで、歩く事は、ほぼないので不思議な気分。坂道を汗して、トボトボ歩いた先に辿り着いたお店のお料理は、ほっこりした家庭的な雰囲気と、シェフの誠実なお人柄が現れていて、どれも丁寧で美しく、お肉もお魚料理も、とっても美味しかったです。
垂水区のフレンチのコースは、ワイン共々、とっても良心的価格、食べ応えもあり…でした。今度は、是非是非ランチにも行ってみたいわぁ。
 

2019.9.29>>>
盛況のうち無事に、竹中大工道具館での「一脚展」は、終了致しました。
タイミングが合わずに、出逢えなかったお客様やすれ違った友人も多数いましたが、なつかしい顔に、たくさん再会できましたこと、とても嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
あれからどれだけの時が流れているのやら…と、自分の齢を再確認するほどに、当時小さな女の子は、立派な大人の女性に成長しており、お母様方は、全く同じノリでお話ができたりと…、地元開催のこの企画は、懐かしい同窓会の様相も呈しており、販売目的ではないこの発表の場は、付き添いの者としましては、ただただ楽しい時間を共有出来る、貴重な空間になっていたりも致します。
令和という新しい時代を迎え、再び、交錯する人々との時間は、今しかない今を実感できうる生きている証しでもあり、時空の狭間の贈り物なんだろうなぁと、満ち足りた想いでいっぱいになりました。
残暑厳しい中、足をわざわざお運びくださった皆様には、心より御礼申し上げます。
初の試みでもある、プラス企画としての「六甲山の樹でつくる」は、個人個人のスキルを試された、木工家自身の、その人となりを示せる善いチャンスを頂いたようにも感じました。
来年は記念すべき第十回目を迎える、一脚展となります。
さてさて、ナニカ皆様の心に深く沁み入る企画を、今から、知恵を絞って考えていきたいものですね。
…とは言っても、好きな事ばかりをしていた分、お待たせのお客様のお仕事で、手一杯となっている木工家達でもあります。
光司さんも、追加追加のご依頼と、増税前の駆け込み??やら、急を要するあれもこれもと、消費税が10%に上がってしまうことなど、なんのその、世の中は激しく動いていってるようです。この期間中にも、納品取り付け現場のバタバタがありましたが、我がイズデザインは、年末に向け、相も変わらず怒濤の日々がやってまいります。
今年は、令和景気も加わってますから、どうなるねん!!ってくらいに、お仕事も詰まってきてしまっており…。有り難きことだと、気合いを入れ直し、身体のメンテナンスを怠らずにいきましょう。前を向いて、まっしぐら!仕事にかかりまっせぇ~と、夏バテなのか?消化不良続きで、もうなんだかヨレヨレガリガリなイタグレ爺さんに、宣言しています!
 

2019.9.15>>>
竹中大工道具館の一脚展、丸い輪っかになったカーペットの上に、それぞれの新作の椅子が並べられました。ぐるりと大きく囲まれた輪の内側からも椅子を眺める事ができ、そうして一脚ずつ、じっくりと座り居心地を確かめてゆきます。椅子に込められた作家さん達の解説を読み比べつつ、アンケート片手に、真剣な表情で、応えてくださっているお客様の様子が、とても印象的でした。我がイズデザインの新作は、少し、クラシカルな雰囲気の鮮やかなブルーのダイニングチェア。
お客様のお家には、丸太買いした山桜の樹で、テーブル共々製作させていただいたのですが、こちらは、レッドオークなので、木の材種と革張りか布地なのかでは、全く違った表情を醸し出しておりました。
最終集計を済ませたアンケートの感想やご意見などを、ワクワクした心持ちで読みたいなって、今から楽しみにしています。
「六甲山の樹でつくる」は、光司さんは、ちいさい人のための椅子を製作しました。丁度、年少組さんくらいの子供椅子です。来館してくれた園児チャンの子供達が座ってくれたのですけど、座り心地も気に入ってくれたようで、はしゃぐ様子がたまらなく可愛らしかったです。持ち手は、丸く、台座もまるく…円弧(マルコ)と名付けたつもりだったのですが、漢字じゃなくMARUCOになってました。保育園を意識して、かなりの数を重ねられるスタッキング可能な工夫もされています。元保育士としては、いろいろ思う所もあったようで、結構クオリティも高し!?の、子供のための椅子が出来たのでは…と自画自賛しています。
ふるさと納税の椅子とかに選ばれて、皆様のお手元に届くような椅子になってゆくといいのになぁ〜っと、願ってもおります。
他では、小さなアクセサリーから、ベンチや箱もの折り畳み椅子まで…創意工夫を重ねた、作家さんたちの作品がたくさん出品されていて、楽しい空間となっていました。
いよいよ明日は、最終日です。
午後から、出品作家さんによるギャラリートークもありますので、私も、お店をパスして、搬出のお手伝いかたがた会場に行く予定にしています。
会期も終盤になって、神戸新聞にも取り上げていただきました。
笑ってる光司さんは、顔シワシワやし…やっぱり歯が出てるなぁ〜大きく写真入りで、会場の様子と共に、掲載していただきました。
 

2019.9.5>>>
たっぷりと、休養をいただきまして、お仕事復帰です。
べったりとワンコと一緒っていうのも、なんとも善し悪しで…。この数日で、ぐんとわがまま放題の犬になってしまったわぁ。
光司さんは、ピシッとしつけに厳しいのですけど、わたしは、あくまでもおばぁちゃん保育を心がけているので…ついつい甘やかしてしまってますなぁ。
あと何年生きるのやらと思うと、まっ宜しいかぁって、この我が侭もあのワガママも許しちゃおうって、なってゆくのですよねぇ。
きっと、これが、息子ならば、ダメダメな男に育ってゆくに違いない…ひゃっひゃっヒヤァ。
光司さんは、腰の調子もずいぶんよくなり、よう働きますなぁと。お盆の間も、ずう〜っと驚く程に頑張ってました。
大きな棚は工房の壁一面を覆い尽くす程で…、神サマの信徒さんたちの引出しがいっぱい付く手はずになっています。
木工家的には、その部分も木でいきたかったようですが、予算の都合?もあったのかな??そこはそれ、プラスチック製になったしまったので、最終的に、うまく納まるかは、棚が全部取り付けが完了するまで、わからないようです。
うまくいくといいですけどね。(本日、納品に行ってます…連絡ないけど、大丈夫かしらん)
さて、九月の三日から、今年の一脚展も始まります。今までのフィクサー的な性格から、いろんな場面で、いっちょかみしたがるのですけど、それもこれも、たぶんお客様との距離の近いお店をやって、今までいろいろな企画で、人を呼ぶような体験をしてきたせいもあるのでしょう。
やっぱり、来て頂いたからには、たっくさん楽しんで帰ってもらいたいですからねぇ。
より多くの方々に告知できるように、頑張りたいですけど、まだまた残暑も厳しいですから、外にでかけるのも億劫になってしまうのも否めないかもね。
新作の椅子も六甲山の樹でつくるも、全力で取り組んでいます。
他の皆さんの作品も楽しみですね。
さて、さて、発砲事件も騒がしい話題のスポットなのですが、どうか無事に展覧会始まりますように…。
…と、アップを怠っておりましたら、無事に開催の運びとなりました。
やいのやいのと、みんなでブラッシュアップした成果が、ど〜んと出たようで、竹中大工道具館は、とっても素敵な会場になっています。
皆様、お楽しみに〜!お時間の合う方は、兵庫の木工作家による新作の椅子「一脚展」&「六甲山の樹でつくる」企画に、ぜひぜひ足をお運びくださいませ!!
 

2019.8.10>>>
トロケそうなほどに暑い日々が、延々と続いています。特にこちら関西は、朝目覚めた瞬間から、すでに、ねっとりムワっとした粘り気のある空気が、身体全体にまとわりついてくる感じ…思わず、「タスケテ〜」と、叫びたくなるほどです。
こんな時、夏の北海道を懐かしく想いだしたりもするのですが、昨今の札幌や十勝も、昔では考えられないほどらしく、暑いアツイとの悲鳴が聴こえてきています。
クーラーのいらない暮らしをしてきた道民が、扇風機を買い求め、売り切れ店が続出!とやらのニュースも、流れておりました。私たちが住んでいた頃のお盆過ぎは、もう肌寒くて、薪ストーブを燃やしたりしてましたけど、今はどうなってるのかしらんねっ??
今朝がたのニュースでは、知ってる地名が続出していて、私たちも居た住宅地へのクマ出没が報じられていましたが、とにかく日本のみならず、世界的に気候変動は激しくて、人も動物も、生きづらい世の中…ほぉんとタイヘンなんですね。
八月に入り、我が家でも、夜はつけずにいたクーラーを、快眠モードのつけっぱなしで、眠るようになっちゃいました。
グレインも、この猛暑では、体調管理が難しいのか、すぐに消化不良のゆるゆるウンチを繰り返し、その後始末に追われる毎日です。
いつまで、この酷暑が続くのやらと、嘆いてばかりですが…この先もしばらくは、灼熱の太陽と仲良く折り合いをつけていかなくっちゃ…そうしてなんとか、苦手な夏を乗り切っていきたいと思います。
…という訳で、芦屋イズデザインのお盆休みは、今年も長〜めに、たっぷりと戴く事に致しまぁす。
8月15日〜22日まで。23日金曜日からの通常通りとさせていただきます。(もちろん、その間も工房は、たぶんフル回転しそう!!)
では、暑さ厳しき折り、みなさまには、くれぐれも御身体ご自愛くださいますよう!
暑中見舞い申し上げます。
 

2019.7.29>>>
現場が始まってしまうと、とたんにプライベートの時間が皆無となってしまいます。今のうちって訳で、尼崎総合文化センターまで、人間国宝の村山明さんの「木工芸の世界」も拝見してまいりました。漆については、すぐにかぶれ、肌には合わずの…光司さんなので、自身の家具製作においては、扱うことをしておりませんが、同じ木工の世界の大先輩の50年間に及ぶ漆の集大成を、時代経過と共にじっくり堪能して参りました。
木材選びから始め、刃物研ぎ、木彫り…幾重にも塗っては剥がすという作業を繰り返す仕上げに至るまで、鮮やかな手仕事の製作過程をまとめた30分ビデオを、食い入るように見て、本当に、大変勉強になりました。このお仕事を生業としてきた…今だからこそ判るような、長年の経験に基づいた直感力と木取りの緻密さ、大胆かつ豪快な線引きから削り具合まで、村山さんのお人柄が如実に現れる作品の道程が、とても面白く、興味津々の楽しい時間を過ごせました。
そうして、五階の村山さんの展覧会には、なんと常駐である四階の白髪一雄記念室の作品展も、見る事ができるという、私個人にとっては、まさに僥倖とも言えるおまけまで付いておりました。
そこで、懐かしの「童詩誌きりん」の表紙に出逢え、もう大感激!児童詩に救われていた、あの頃を思いだして、なんだか泣きそうになっちゃったくらい…。
光司さんは、村山さんのパンフレットを買い求め、私は、記念に白髪先生のポストカードを買っちゃいました。
むかしむか〜しのことですが、児童文学作家の灰谷健次郎さんの講演会で、勝負事には、まずもって勝った試しのない、勝ち運など全くない私めが、古い「きりん」争奪戦のじゃんけん大会に、見事勝ちまして!灰谷先生から、直々にその「きりん」をプレゼントされたという、私の人生の中でも、こんなコトってあるんやぁ〜きゃぁ、神サマありがとうぉおおおと思えるような、奇跡的な一大事があり、その冊子の中の詩で、「さわくん」って、男の子が、朴訥な牛の詩ばかりをめちゃメチャ書いてて、その詩に影響されて、三十路にて、牛飼いになる!?というオチまでついてもおります。そのくらい、私の手元にやってきたきりんという小冊子は、私の人生訓のところどころで、生きる指針となっており、A型人間、慎重かつ臆病な私の背中を、くいくいとそのつど押してくれた、とってもとっても大切な一冊なんです。
その「きりん」に大きくかかわった白髪一雄さんの作品を真近に見られるなんて、わぁあアアアアア、なんてラッキーな一日だったのかと…、今でも胸が、ちょっとばかりドキドキしているくらいです。
暑い中、半分、切れ気味になって、岡田センセにお付き合いがてら付いていってあげて、ほんと良かったよぉ〜。時々、こんな風に、自らの本意ではなくとも動くことで、天啓を得ることに繋がってゆくって、不思議なコトってあるんだねぇ。神戸の人間は、尼崎って、なかなか出掛けて行く機会もありませんので、とにかく大切な宝モノと空間の出会いに感謝感激でした。
レンガの外観の建物も素敵だったし、トリか??、最初、遠目に見ると、長〜い犬っぽく見えた噴水も、すっごく面白くて、可愛かった!お薦めスポットだね。
…とそれから、掲載誌のお知らせなのですが、奈良のくるみの木のオーナー石村さんの自邸が、たっくさん取材を受けているとの情報が、レミングハウスさんの方から聴こえていたのですが、只今、発売中のクロワッサンとCasaBRUTUS(特別編集)に、載ってらっしゃいます。光司さんが、死にそうになって頑張った、作り付けのキッチンやら家具たちが、そこかしこに〜。石村さんのインタビューでは、中村先生と、若手作家さんのテーブルと椅子のことしか触れられてないのが、ちとザンネンではありますが、影武者の如く、古民家の改装には、大工さん共々、お力添え出来た事は、間違いナシですので、想い出に残る冊子となりました。
皆様もぜひ、ご覧くださいませ〜!
 

2019.7.14>>>
そんな光司さんのバタバタを横目に、芦屋イズデザインには、昔懐かしの人々が、(美味しいお土産を片手に…毎度、お気遣いすみませ〜ん)顔を見せてくれることも多く、私の方は、ほっこりまったり、お茶してばかり居ます。
知らないうちに、十五年近くとなった芦屋での日々、知らず知らずのうちに、負担となっていた長年の介護生活から、解放されて、ゆとり心も出ているのかもなぁ〜確かに…腰痛夫とおなかゆるゆる犬以外では、ぷりぷりムカムカが、ぐ〜んと減った気がしております。
善き傾向だっ!
なぜに、この場所で、こんなことをやっているのやらと…時折不思議な気持ちになりもしますが、人の短い一生の一瞬に、出逢い、交差できたかけがえのない人々との時間は、こうやって活きていればこそと、空を見上げて感謝の気持ちでいっぱいになります。
そうして、私たちも久しぶりに梅田に出て、宮本茂樹さんの椅子の展覧会を、拝見してきました、お互い、少し仕事を早めに切り上げての、夕方のプライベートでしたけど、めちゃ人だらけやね〜オオサカ!!蒸し暑さと人いきれで、クラクラ目眩してしまったわぁ。
丁寧なお仕事、緻密な作業、日本有数の椅子張りの世界の第一人者の宮本さんではありますが、なんと、鹿革のソファ、240万円だったわぁ。東京じゃ、こんなソファが、バンバン売れてるのかしらん??
とても美しく、もちろんステキで、めちゃくちゃかっこ良かったけれど、周りには、なかなか100万円クラスの椅子を買う方もいないので、モノの価値や、人の生き様は、それぞれであると、ため息まじりの世界でもありました。
高層ビル上階のギャラリーは、たくさんのオフィスをぐるぐる巡る迷宮のよう。
いつもケヤキ並木の街路樹を見上げる我がお店は、爽やかな緑の風吹き抜ける、抜群の環境を満喫させてもらっているのだと、瀟洒な芦屋の街並に、改めて感謝もし、有り難さが身に沁みてしまいました。宮本さんの創作のビデオもじっくりと拝見させていた後、デパ地下で、夕食を買い求め、そそくさとカラスの啼く山に戻りました…とさ。
 

2019.7.8>>>
あっという間に、半年が行き過ぎて、いよいよ七月、後半戦に突入です。
日本列島も帯状の梅雨雲の極地では、大胆な大雨が降り続き、九州地方は、とても大変そうでした。昨年の西日本豪雨の事もありますので、ことさら、雨雲の動きには敏感になってしまいます。ただ自宅工房の垂水方面は、淡路島のお蔭?なのか、すうっと、雲の切れ間となることも多く、あまり土砂降りって感じは続いていません。むしろ、雨をあてにしていると、お庭が、からっからになってしまい、一気に草花が萎れてしまっていることがありますので、油断大敵!水やりを忘れないようにしなくては…と、肝に銘じております。
さて、ずっと放ったらかし状態だった駐車場の屋根も、なんとか大工修理を終え、後は、ぐるり軒先の屋根周りをペンキで塗るのか…板金仕上げとするのか…といったところ?…で、一旦中断して、本来のお仕事のほうに、戻っています。
改修工事にかまけているうち、あっちもこっちも、それぞれに物件が動き始めており、すでに来年度のお客様の打ち合わせも相まって、いくつかの現場が、わちゃわちゃとし始めました。
九月のはじめには、毎年恒例、竹中大工道具館の一脚展開催を控えておりますので、ひとり親方集団の話し合いも、折り合いをつけて始まっています。それと同時に、八月中??にお納めしないといけない教会の収納棚も、結構大きなものなので、焦ってきている次第です。
別件の店舗の改装や他のリフォームのお家も、消費税アップの前にやるぞって事になってますし…ねぇ。
やっぱり、いつもいつも順番こに終了とはならず、こうやって、団子状態で、お仕事は、差し迫ってくる運命なんでしょう。どうにもこうにも…やっぱアセルわぁ〜。
 

2019.6.19>>>
まだ六月に入ったばかりだというのに、真夏並みかと思われる、蒸し蒸しねっとり重たい空気に、少々辟易としています。いよいよ近畿地方も梅雨に突入ですね。
今年は、お庭のラベンダーの咲き具合も、一段と早かったような…大きな株に成長したラベンダーの花芽を、たくさん摘むことが出来て、ヨカッタ〜楽しい〜〜!
さて、TENONさんの椅子待ちだったユリデザインの前田先生ご紹介のお客様のお家に、タイムレスの市村さんと共にご納品へ行ってまいりました。(私は、車に乗れず同行出来ませんでしたけれど…ザンネン)
イズデザインにご依頼のタモテーブルは、(材木の仕入れには、ずいぶんかかってしまったのだけれど)すっごく極上のゴージャスさ!綺麗な木目の二枚剥ぎテーブルとなり、とても立派な仕上がり具合に、制作者本人としても、大満足の出来映えとなったようでした…まぁ、毎度のことながら、自画自賛にはなりますけれど、お客様にもユリせんせにも喜んで頂けたようで何より…!
他、なかなか前に進めていなかったキッチンの収納改造と、リビングの棚収納などなど、近場でのお仕事が、あちらこちらと続きまして、彼が、芦屋に来る機会の多かった六月となりました。
ほんとは、お店の模様替えや大掃除もやりきりたいところなんですけど、いつも疲れ果てている光司さんは、お店のお掃除までは、手が回らずといった具合です。
それもそのはず、お仕事の合間に、放ったらかし状態の我が家のベランダの補修工事も平行しており、お天気が続いて、あっという間に、腕も首も真っ赤に日焼けて、シミ男子になるのではと、気の毒なほどです。
ここ数年の温度上昇は、まるで亜熱帯に近く、東京オリンピックも大丈夫かしらんと、今からソワソワワクワクな楽しみと共に、世間の皆様同様、気候に関しては、やっぱりなんだか心配ですよねぇ。
よく働き、よく遊びましょって訳で、最近は美術館巡りを、再始動しております。久しぶりの大山崎や、姫路の市立美術館、今まで、行きたいけどねぇ〜って思いを封印してばかりだったので…時々、芸術に触れるのは、やっぱり心満たされ、明日への活力が生まれる思いが致します。
 

2019.5.26>>>
新時代令和を、穏やかに…少しばかり晴れやかな心持ちで迎えることが出来ました。子供の頃から、澱のように溜まっていた、家族という重荷に解放されて、ずいぶん心が軽くなったせいもあるのかもしれません…けれどね。
この機会にと、母のお腹の中にいる頃から遡り、幼き時代の写真をページごとに繰って、眺めつつ…それなりには??ちゃんと愛情を受けて育ってきたのかも…と、時を経て、善き想い出だけを、指の隙間からこぼさぬように、さぐりさぐり手探りもしてみました。ゴールデンウイークは、私なりの時間の過ごし方で、過去の自分と対峙出来た、かなりスッキリした休み時間を過ごせたかなっ。何より、身体を動かして、遺品の整理整頓をする気力と体力が、充分戻ってきている事が、自分なりにはとても嬉しいことでもありました。
今を生きること、それを楽しむことを、改めてゆっくりと考えられるようになって…
今までの数年、数十年か…自分に課して我慢してきたことを、一気に叶える術を考える余裕も出てきたように思います。
これからの…たっぷりと残された私だけの時間を、私のために、しっかりと使ってあげたいと意気揚々と考えたりもしています。
誰のためでもなく、自分が、ただ楽しいと感じて暮らしていけるように、私自身が望んでいる気がします。
そうして、手つかずだった棚の掃除も、お庭の草取りも、新しい小花を植え替えたり…夏野菜の準備も…、やりたいことをあれもこれもと、自由気ままに出来ました。
何より、光司さんが、一階の工房の片付けを頑張った成果がでて、お久しぶり?の床も見えて!すっきりした空間になっていたのが、とっても安心でした。
いったいどこに、何があるのやら判らないでは、ミスも多く、ケガも絶え間なく…、悪いナニもの?かが通り抜けてくるようで、ずいぶん、気になっておりましたので…在るべき所に、モノが納まっている事で、気持ちも真っ直ぐでいられます。これじゃないと、仕事も捗らないんじゃないのかしらんねぇ??
「なるようになります」が、亡き母の、いつもの口癖でしたが、「今が、一番幸せ」とも、よく話していました。私も常に、今がシアワセなんだろうなって、自然と、言の葉となって溢れ出るように、令和の時代を、のんびり笑って生きていきまぁ〜す。
さて、工房の後片付けをなんとか一区切りさせまして、大きなテーブルやら、収納やら、お待たせの製作に突入しています。令和第一号、さてお楽しみに〜。
 

2019.4.29>>>
平成という時代が、幕を降ろそうとしています。
ある時、寝ぼけ眼のままTVのスイッチを入れると、何となく皆さん、黒のイメージ?陰鬱な表情…眉を曇らせる人々…ん?ン??何かがオカシイと…、気づいたその朝が、小渕官房長官が額を掲げたあの日、「平成」のはじまりでした。天皇のご崩御という哀しみの中での、新元号発表だったので、三十年前はすべての国民が、自粛じしゅくで、楽しい事も嬉しい行事も、とにかく遠ざけるべき的な、昭和から平成への時代の変わり目だったように記憶しています。
だから、号外を我れ先にと奪い合ったり、あっという間に新元号記念グッズが動き出す様をみると、今回は、すごく平和だなぁって感じです。初体験の若者にとっては、新しい年のはじまりは、未来に続く良き出来事になるはず!と、率直に嬉しくも思いました。
さて、いよいよ「令和」かぁ。どんな時代がやってくるのでしょうねぇ〜〜。
ようやく、奈良のレミングハウス物件も、西宮の園児チャンのお家も完成して、家具部門としては、ホッとひと安心の心地でいます。
次の製作に移る前に、ぐちゃぐちゃてんてこ舞い状態の工房を、なんとか片付けましょうと、光司さんは、材木をひっくり返したり、機械を大移動の大掃除を決行中。私も、実家から引き受けたままになっている遺品の整理を、新しく令和を迎えるにあたって、気持ちの整理も兼ねて…しなくちゃね。
…という訳でありまして、(世間では、十連休の方もたくさんいらしゃるようではありますが、)控えめに…芦屋イズデザインは、三日、四日、五日と、ちょっぴりお休みを頂きたいと思います。
バタバタして、遊び相手になれそうもないグレインちゃんは、冬眠から目覚めたツンちゃんと共に、初夏の陽射しを浴びて、新時代のひなたぼっこを楽しんでいてもらいましょう。

 

2019.4.4>>>
さぶっ、四月に入ってから、又また、冬に逆戻り??みたいな気候が続きました。
帰神したばかりの、もうかれこれ二十数年前となるのでしょうか…、椅子やテーブルをご依頼いただいたお客様から、座板のメンテナンスのご相談をいただきました。
何年ぶりだろう、久しぶりに、神戸の北区へおじゃましてきました。
改めて、拝見すると、かなり大きなテーブルと、椅子もたくさん、紐編みスツールやデスクチェアやら、たくさん頼んでくださったんですね〜どの家具達も、みんないい風合いのあめ色となっており、経年変化の渋みといいましょうか、味わい深さが存分に出ていました。お客様と、あれこれ懐かしい昔話で盛り上がり、おいとましようとしましたら、ありゃまぁ〜ちらほらの雪がっ!!そやそや北区ってそういう所やったわぁ。昔、北区にある保育園に勤めていたのですが、自宅のあった六甲辺りでは、全く大丈夫だったとしても、神鉄に乗って、鈴蘭台を越え、北鈴の声を聞いたとたんに、ここはどこ??の、豪雪地帯だったりしましたからねぇ。
北区は、神戸に在らず…と、表六甲側の人間は、六甲山の山上並みに、ぐっと冷え込む脅威におののいていましたが、今住んでいる垂水は、瀬戸内海の恩恵があるのか、とっても温暖で、ほんわかした空気感があるので、ちょっと山をひとつ超えただけで、こうも景色も気温も変わるのね〜と、今更ながら、北区のお天気あるあるに、ビックリ仰天でした。
しばらくぶりにお逢い出来たお客様からは、これから重ねる私にとっての十数年を、自分のために楽しく過ごせばいいんだなって、勇気凛々、元気のパワーをたくさん戴けました。
90歳越えの岡田の父も、桜は無事に咲いたのか??って、我が家の桜の枝の心配をしてくれていたみたいで。延び延びだったのを、昨秋、パツパツに切りちゃんこにしてしまったのですが、それが逆に??こりゃいかんと、危機感を覚えたのか、今年は例年にないくらいの早さで、たくさんの花を見事に咲かせてくれました。
もしや人も、木も、甘やかしは、ゼッタイ禁物なのかもしれませんよね〜。
打ち合わせなども含め、いろんな物件が同時進行中です。そんな渦中、来年のための薪割りと、剥げていた外壁の塗装工事などなど…、光司さんは、よれよれやぁと言いつつも、家の用事もこなしております。肉体労働で、スポーツするくらいの筋力を養われるといいのだけれど…。

 

2019.3.28>>>
年度末、何かとお声のかかること多しの季節です。そんな中、久しぶりに園児チャンが、子供を連れてお店に、遊びに来てくれました。
赤ちゃんが大きくなるのはほんとに早くて、あっという間におしゃべりしてるのが、なんだか懐かしい気持ち。日々の仕事追われる中で、ほっこりしたお茶の時間を持てました。彼女が、保育園時代に、恥ずかしそうにうつむいていたあの頃と同じしぐさで、彼女の息子ちゃんがはにかむ様は、元担任の先生としては、とっても不思議なデジャブのようであります。
子供達が、大きくなって孫達がどんどん増加中です!結婚する子もしない子もいろいろいるけれど、あんぱんまんミュージアムには、孫と一緒でないと出入り出来ない訳で、う〜ん…ちょっぴり羨ましいかも〜!私たちには、行った事の無いちびっ子の施設が増えてゆくばかりだねっ。園児チャンのお父様が、オジイちゃんになって、孫に対しては、とっても甘あまのデレデレ具合で接していらっしゃる姿に、私たちも幸せな時間をお裾分けしてもらえました。

追加追加のご依頼で、完成がのびのびになってしまっている新薬師寺のお住まいにお伺いしてきました。
お忙しい中村先生のスケジュールに合わせて、うちの家具その他打ち合わせと、取り付け作業のご確認も兼ねてのお手伝いにまいりました。
担当さんの美人双子姉妹にもお会い出来ましたし、キッチンや洗面の取り付けをたくさん手伝っていただいた大工さん達にもご挨拶出来て、少し肩の荷がおりた気持ちです。
丁度行われていた版築土塀ワークショップは、なんじゃこりゃという力技で、へなちょこの私は、まるで役にも立たず、少しトントンしただけなのに…翌日もその次の日もなんだか腕も肩も突っ張っているから、普段使わない筋肉を使ってしまったんだわね…と、しみじみと年を感じてしまいました。
たぶん、作業をしている若者達は、園児チャン世代と思われ、なんだか知らぬ間に、すっかり熟年組となっていることに、今更ながらおののき、驚愕の極みであります。
まっ、昔ならば、ハイテンションで、外仕事も楽しんで出来たけど、夫の明日の腰の調子を考えると…やばいよね?芦屋のお店も気にかかりますし…早々に退いて、現場を後に致しました。
オーナーのIさんは、私よりも少しばかり、お姉様世代となりますが、とてもアクティブで、パワフルな雰囲気は、昔とまったくお変わりなく…、おもてなしの想いも段取りも一段とパワーアップされており、お昼ご飯には、巻き寿司においなりさん、おでんに、コロッケ…おかずもあれこれと用意してくださり、食べ盛りの大人数が、大満足の昼食となりました。おでんの大鍋を見て、保育園時代の給食の調理を思いだし、外で立ったまま食べるご飯も、太陽の子の野外料理がヨミガエリ…なんだかほんわか懐かしい気持ちで、ごちそうさまをしてきました。
結局、鏡は、上手く取り付けられず…リベンジとなってしまい、玄関扉の把っ手や、客間寝室の収納棚も新たに製作することにもなり、またまたゴールは遠くになりにけりです。
うちのお客様も、いろいろお待ちいただいておりますので、誰の何をば、優先してゆけばよいのやら…と、ここは悩ましい所ですねぇ。
さて、平成も、残り僅かのカウントダウンとなってきました。
日本各地で様々な天変地異を経験し、激動を駆け抜けた三十年だった訳ですが、クリエイティブな創り人としては、戦争のないこの平和な時代を喜び、感謝することが大切かと考えています。
何より、広い蒼い空のもと、働けるって、素晴らしい!!
 

2019.3.15>>>
先日、お店のお休みをいただいて、築地本願寺にて、父母の三回忌法要を、無事済ませてまいりました。グレちゃんを病院に預けての、バタバタの一泊旅行ではありましたけれど、初めて、市川の、我が弟の家を訪問したり、初スカイツリーの夜景を満喫、銀座に泊まって、美味しい朝食も食べたし、すしざんまいも行けたし、飛行機までの時間に、念願だった根津美術館も散策出来ました。せっかくだからと、表参道から渋谷までプラプラ街歩きをして、例の児童相談所問題で揺れていた、青山五丁目の土地にも遭遇してきちゃいましたし〜。
駆け足でしたが、結構、内容の濃いTOKYO時間を、久しぶりに過ごせました。
初めて足を踏み入れた築地本願寺は、私の想像以上に、歴史的な価値のある重厚な趣たっぷりの品格ある建造物で、もっと派手な印象を受けるのかと思いきや、内部は特に、天井も驚く程に高く、細部のつくりも繊細で…そこはかとなく、昔の重厚な古〜い病院やデパートを思いださせるようでした。地下の納骨堂では、ひんやりとした静謐な空気が、凛と背筋を延ばしてくれるかの如くで、深閑とした厳かなその風情は、心洗われる…またとない貴重な体験をしてまいりました。
たとえ何かが東京で起こったとしても、また再び再生されるような、そんな時代を生き残る圧倒的な力を持っている中、なにより安心した心持ちで、お参りすることが出来ました。こちらにお世話になって、本当に良かったなと思えたことが、この旅の一番のシアワセな時間となりました。
まさか、華の銀座近くに納骨されるとはねぇと、遠く鹿児島は薩摩隼人の父と、和歌山の山深い村に生まれた母は、驚天動地の面持ちで、ココどこ!??と、とまどっているのかもしれませんけどねっ。
往きの飛行機も帰りの飛行機の中でも、光司さんは、ipadの画面とにらめっこ。ご依頼のキッチンの図面を必死で描いており、横から見てると、なんかいけすかないビジネスマンかよ〜って思ったけれど、そうでもしないと生きていけないくらいに、切羽詰まったあれこれ同時進行中のお仕事に追われています。
新築の方、リフォームの方々、その他、家具も店舗も、今年は、ひっきりなしにお声をかけていただいているので、何がなんだかわからなくなってきちゃいそう?です。
そんな中、やっぱり春は巡りきて、我が家のお庭のミモザもクリスマスローズもミニ水仙も満開!!クロッカスの球根も、こんなに一直線に植えたの?かいって自分でも、笑っちゃうくらいに、一列に並んだ小花が、可愛いピカピカの一年生みたい…。
三月も半ばを過ぎて、足元にヤン君が眠っている桜の木のツボミも、ぷっくりと膨らんできています。
私の両親には、もう花を届ける事は叶わなくなってしまったけれど、そんな庭の花々を見る度に、これからもずっと…亡き人々との切ない会話を、ふわりと懐かしむことになるのでしょう。
たくさんの想い出詰まった、春の花の香りに癒される弥生三月、今日は、私の仲良しだったお友達の命日でもあります…会いたいなぁ。
 

2019.2.22>>>
光司さんは、よそ様の犬と小さい子供に(だけ)は、人気があります。お仕事がお休みのとある日、グレインのお散歩をしていました。時々、帰り道が一緒になる、顔見知りの小学生に、顔を指差されながら、「なんかなぁ、なんか普通とちゃうよなぁ?。なんか…デザイナー?みたいな顔してるよなぁ」
「えっ?一様、デザイナーやけど…」
「ひゃぁ〜ほんまぁ〜???」と、大絶叫!!「ほんまに、デザイナーやったん?なんのぉ?」
「えっ、家具の…」控えめに応えたのですが…
「かぁぐぅ??家具かよっ!!!!なぁ〜んやっ」感嘆の声は、一瞬にして、嘲笑の大爆笑にうってかわりました。小4女子とって、家具デザイナーは、デザイナーに在らず〜なんですってぇ?彼女たち曰く、デザイナーという職業は、服のやで!とのことでした。
いけてないお仕事してるんやぁ…まだまだ認知不足やねっ、木工系家具職人。そんな悲哀を抱えながらも、工房は、年度末を、一気に走り抜ける予定です。
工期が延長した物件もありますが、まったなしの目の前のお仕事を、とにかく確実に、仕上げていかなくては〜!!
事務方は、とりあえず、確定申告を終らせる事に専念です。

誠に勝手ながら、三月九日(土)十日(日)都合により芦屋イズデザインは、お休みとさせて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

2019.1.27>>>
17日が来る度に、胸が締め付けられる想いを抱く神戸の街。阪神淡路の震災から、四半世紀の24年が経ちます。駅って落ちる?高速道路が倒れたりする??ありえない光景が目の前に現れた時、町って、し〜〜んとするだけだったそう…。呆然と見つめ、言葉にならない静寂だけが、この世のすべてと化し、がれきの街は、現実という不条理に、ただただ包まれました。
歯医者さんの帰り道、六甲道の商店街で、震災当時の写真展があって、食い入るように、ボードを見つめる人々の輪に加わりました。見知った町名の写真ばかりが、時系列に並べられていたのですが、それらすべてが、がれきの山であり、焼け野原でありました。燃えかすみたいで朧げな建物の残骸が、当時、北海道から帰神したおりの私の定宿だった、お友達の家あたりだと脳が認識したとたん、鼻の奥がズンとして、眼鏡も曇り、居たたまれない悔しさがこみ上げてきました。
ワタシの大好きだった六甲の街並が、一瞬にして灰となって、たくさんの尊い命も同時に失われたあの日あの時のこと…ずっと側に感じて生きてゆこうと、実家全壊の神戸Uターン組の私としては、改めて写真を前に誓った次第です。
さて、これからの数年の間に、三宮も垂水も芦屋も、駅前あたりの開発が、ぐぐっと進むことが決定しています。
しばらくすると、今ある日常の行動範囲のすべてが、最先端のお洒落な街並にヘンシンしている事でしょう。ちょっぴり切ない思いもありますが、時代も人も入れ替わって、そして街も新しく、どんどん生まれ変わってゆくものですから、駅前ビル群の完成の日を楽しみに待ちたいと思います。大阪万博とともに、遠くに住む誰かが訪ねて来てくれて、素敵ねって、思ってくれるような街になればいいなぁと、心から願っています。
それから、先日、久しぶりに、納品の同行で、心斎橋に行ってきました。
(その昔の昔、夜の心斎橋には、よく遊びに行ったんだけどなぁ。わたしのうろついた辺りは、いったいどのあたりだったのかしらん。)
事務所物件の最後のカウンターチェアをご納品し、ぎりぎり引き渡しに間に合いました。すでにお納め出来ていたカウンターコーナーは、工房で見た時は、なんじゃこれっていうくらい、大きいなぁと感じていたのですけど、大きなフロアの一角では、ちょっとしたカフェスペースになっていて、それはそれで、落ち着く空間みたいになっていました。
実際、今までの経験上では、会社事務所の家具予算というビッグなプロジェクトは、なかなか個人の工房家具屋にまで、巡ってくることはありませんでしたので、あれもこれもと楽しいお仕事をいっぱいさせていただけたなぁと、とても光栄に思っています。いろんなご縁に恵まれましたこと、本当に嬉しい限りで感謝の気持ちでいっぱ〜い!!
従業員の皆様にも、イズデザインのどの子達も、どうか可愛がっていただけますように〜どうぞよろしくお願いいたします。
ひとつ終って、ホッとしたいところですが、納めきれておらずの家具達は目白押し…、新築のキッチンにもそろそろ取り掛からないとダメなんじゃない?って不安ももたげてきました。
インフルエンザが猛威を奮っているようですが、紅茶飲みまくって、体内から撃退しています。
ご心配をおかけしておりました光司さんの腰の方は、小康状態を保ちつつあり、痛みはあるけど、歩けるでっ!にまで快復致しました。良かったよかった。
 

2019.1.10>>>
年末ギリまで、必死のパッチで働いたにもかかわらず、結局は、元旦から工房で製作に励むという、すっごくダメダメな日本人化してしまっていた光司さんは、案の定、神サマの怒りをかったに相違ない…5日の日にとうとうダウンしてしまい、ベッドから起き上がれず…、ありゃまぁの悲惨な年の始まりです。
お尻から足先まで続く痺れも酷くなり、痛みも最高潮のようで、歩行も困難…トイレにもなかなか到達出来ず…足も冷た〜くなってました。
いつもポカポカの足先を、冷え性の私としては、羨ましく思っていたので…、こんなに足が冷たくなるってのは、血がちゃんと巡ってない証拠だと思われます。
光司さんが、動けないと、犬の世話も家の用事もすべて私がしないといけないので…、連日の大掃除に嫌気もさしていたワタシは…もう家出しょうかなぁ。って、マジで考えたほどでした。
仕事ばっかり人間は、アカンやつやん!とは思っているのですけど、それでも、そうもしないと間に合わないくらいのご依頼に追われています。
今やっている、心斎橋の事務所物件は、建具やら、カウンターやら、椅子にテーブルと、想定以上にたくさん頼んで頂いており…、個人的能力も、気持ちのうえでのガンバリも、たぶん限界をすでに超えてしまっているのでしょうねぇ。
なんとか期日に間に合いますよう、もうひと踏ん張りしてほしいのですけれど、最後の追い込みで、すべて完成できる?の?かなぁ。
今駆け込んでいる整体では、身体をマッサージしながら、若手の先生に、「ちゃんとご飯食べれてますかぁ??」って、みょうに憐れんでもらっているらしく…、確かに、光司さんの体重は、55~6kgしかないので、かなりの貧相な体型ですし…死ぬ間際のオバアちゃんを思いだすくらいのガリガリ度ですからねぇ。天の神様にも、もっと憐れんでいただいて、なんとかもう少し、お仕事頑張れる身体に戻れますように…ア〜メン、ソォ〜メンヒヤソ〜メン!
さて、どうなる、2019 イノシシ年。前途多難の日々ですけど〜なんとかなりますぅって、福々しく笑って、弱音は吐かず、背筋をしゃんと延ばして、張り切っていきたいと思います。
若い時は、働くだけ働いても、無理を通してそのまま動けましたけど、少しは、体調も気遣ってあげないと、アラフィフの寄る年波には勝てそうにもありません。
さて、まったく私の忠告などは聞く耳を持たずですので、諦めモード全開ではありますけれど…
グレインともども(カメのツンチャンもねっ)我がイズデザインを、本年もどうぞよろしくお願い致します。