葉音日記
 
  はじめに >>>
  事件の多い私たちの日常を、日記風につづっております。
優しくそよぐ葉ずれの音のように、皆様のお耳に届くと嬉しいです。
葉音がつづる、波乱万丈の日々、お楽しみくださ〜い!

 

2013.12.28>>>2013年も残りあと僅か…今年は…といいましょうか、おかげ様で今年も!大変忙しくさせて頂いた一年でした。振り返りますと、春先の父の入院から、暮れの伯父さまの急逝まで、プライベートでは、理不尽極まる一大事が続きましたが、その反面、お仕事の方は、たくさん順調に進めた年だったように思います。アベノミクス効果なのか、消費税アップが囁かれ始めてからは、駆け込み依頼も増えまして、ガンバっても頑張っても…なかなか完了とはいかずの現場も多し。結局は、まぁ年内はこれくらいで…年明けにしましょうかっ~という物件だらけになってしまいました。本当に申し訳ない限りです。今年は、どうやら31日の大晦日まで、お仕事でドタバタな気配もあり、元旦と二日は、我が家にも来客ありで、「おもてなし」をすることも決まっております。いつものお正月は気が抜けて、よく風邪を引いたり、高熱を出したりもしますので、これくらいあれこれスケジュールがびっしりだった方が、体調も崩れなくて良いのかもしれませんね。
それから、延び放題となっていたお庭のサクラやミモザ、オリーブに楓…その他諸々の庭木の手入れは、光司さんの手によります剪定にて、植木屋さんの手を借りずとも、なんとかそれなりの…イイ感じの見栄えに!?お片付け適いました。年明けの工房の始動は、きっと早いと思っているのですが、例年の如く、芦屋イズデザインのお店は、たっぷりお正月休みを頂く予定でおりますので、その辺りは、何卒よろしくお願い致します。
今年もまた、ご紹介の方を通じて、新しく出会えたお客様がたくさんいらっしゃいました。その一方で、古くからのお客様に、お声をかけて頂くご依頼にも恵まれました。お店が長く続いてゆくと共に、人と人とのつながりの大切さ、深いご縁の有り難さを改めて感じます。いずこからの「岡田さんちょっと助けて!」コールにお応えしつつ、私たちもたくさんの笑顔や元気をもらって、今を歩んでいく勇気が出ました。この生業は、直接、皆様からのお礼や感謝の言葉も戴け、こんな私たちでも、お役に立てているんだなってことが充分に実感できる、とっても楽しいお仕事です。後は何より、健康第一で、岡田も私もグレちゃんも新しい年を迎えたいと思っています。本当に一年のご愛顧、お付き合いをいただき、誠に有り難うございました。
では、皆様、どうぞよいお年を~。
 

2013.11.17>>>大阪の中崎町ホールで、まちデコールの一環として、木工作家フェアなるものが開催されておりました。日々仕事に追われる毎日、申し訳なく感じつつも、ほとんど現場にお任せで、小物などあれこれ詰めて、ご送付させて頂いた次第です。神戸っ子の私たちは、あの辺りの土地勘がほとんどありません。引き取りは、ナビを頼りに車で行ったのですが、地図をしっかり読めるタイプの光司さんですら、なかなか会場までたどり着けず…で、大変苦労致しました。昔、仲良しのお友達が、中崎町の商店街の近くにお家があると言っていたのを思い出し、わぁ〜ここらへんだったのねっ!と初の中崎町界隈に感激もひとしおでした。
町並みは、なんだか昭和レトロな雰囲気でいっぱい!梅田のすぐ近くだとは思えない程の空間で、こだわりのある面白そうなお店は、きっと若い人にはシュールな感じが心地よく、私たちにとっては子供時代に戻れたような…そんな懐かしい路地裏の景色がつながっていました。こんな折、震災のあった神戸の街並を、時に切なく想いだしたりもします。旧い建物が、ちゃあ〜んと残ってる大阪はいいなぁ、うらやましいなって、心からそう思える瞬間でした。僅かな時間ではありましたが、ちょっぴり散策も楽しみ、久しぶりの外食で「ブリの照り焼き〜煮魚定食」を、商店街の中のほっこりしたお店でいただきました。フェアの参加メンバーを拝見した感じでは、木工家の方々の中にも、我々の知らない若い世代も年々増えてきており、光司さんは、とうとう中堅以上の作家さんに分類されそうな気配でしたね。老眼も進み、いよいよこれで、髪の毛も真っ白になってきたら…たぶんヤバいかも〜。
さて、今年もあと僅かとなってきまして、とにかく、年末に向けて、(例年の如しですが、)きりきり舞いのてんてこ舞い…大忙しの日々が続きます。そんなある日、岡田の伯父様が亡くなりました。リハビリを兼ねて入所していたホームで、朝ご飯のパンを喉に詰まらせての急なお別れだったそうです。福祉の世界では、ノドにモノが詰まってという緊急事態は、日常茶飯であることなのかもしれませんが、やはりとても切ない出来事ではあります。頭のほうもしっかりしていらっしゃって、お顔もピカピカでご健康そうでしたから…あまりの突然のサヨナラは、身内だけでなく、ご本人も受け入れ難いものがあったのかもしれません。自分自身が年齢を重ねるにつれ、周りは、たくさんのご高齢で溢れてきました。80歳なんて当たり前、亡くなった伯父様も大正生まれの92歳でしたし…、岡田家は、みんな長命の家系のようです。いろんな出来事があった一週間でしたが、あちらこちらの現場は、完成に向け、休むことなく突き進んでいます。家具製作も遅れることの無きように、手間ひまかけて、進んでいかなくちゃ。出逢いと別れを繰り返しながら、やはり今年も暮れてゆくのでしょう。元気に健康である間だけでも、とにかく皆様のお役に少しでも立てればいいなと、改めて、気合いを入れ直しています。
 

2013.10.31>>>なんでやねんの事件が、またまた我が身に起きました。ここまでくると、お祓いにでも行かないと…なんてことも思ってしまうようなビックリな初体験です。駐車場にちゃんと停めてあったうちの車が、どういうわけだか…当て逃げにあいました。まっ、マジで!?の廃車事件から二ヶ月くらいしか経ってないのじゃないかしらん。今年は、車関連が、どうも厄年?なのかなぁ。我が家は、「この先行き止まり」の看板をどんどん無視して進入してこなくちゃいけない、相当奥地の山あいに位置しています。当然、よっぽどの方以外、駐車場までやって来る人はおりません。こんな所まで入ってくるのって、かなりの勇気というか、結構、無謀過ぎるといいましょうか…本当の行き止まりなんですからねぇ。いったい誰やねん!日曜日の翌朝五時頃にわざわざ車ぶつけにって?うちのパンダちゃんもすごく凹んでましたけど、相手のテールランプが木っ端微塵で、破片が周りにたくさん落ちていましたので、犯人も相当焦っていた事でしょう。お相手の車もかなりの痛手を負っているのは、間違いなしのようでした。けれど私はといえば、ノウテンキなもので、ぐっすり眠っていて全く気づかず…。光司さんは、猫がまた大きい声で啼いているなぁって、思ったらしいです。バイクのお巡りさんが、二人駆け付けてくれまして、現場検証がありました。丁度、グレちゃんと見学に行ってたので、久しぶりにおまわりさんと話す機会も…。誰も人は傷ついていないですし、こんな場合は、真犯人が見つかることはほとんどないのでしょうねぇ。もっと重大な事故はたくさん起きているだろうしな。これは逆に、もしかしますと…「なんかめっちゃ、ええことあるんちゃう??」って、そう思うよりしょうがない。良き事があれば、悪いこともあるし、捨てる神あれば、拾う神あるの法則ですよね。…にしても、板金のお金と、バンパーなどのなんだかんだの修理代、痛いです〜。もしも…このお金があったなら、銀婚式のお祝いに、ワンコと泊まれるお宿に遊びにいけたのかも!?なのになぁ。ウぇ〜ン…悲しいけれど、さて、笑って、働こう。お仕事のほうは、なんとか無事に、一件、リフォーム工事が完了です。息つく暇もなく、別件のマンションリフォームも始まりました。消費税のことがあってから、あちらこちらで、足場がいっぱい建っているのを見かけます。三月まで、どこもかしこも工事ラッシュのようですね。
 

2013.10.17>>>先日、久方ぶりに、元町のライブハウスで中村健吾君のベースの音色に酔いしれてきました。私は芦屋から、光司さんは工房からの、久しぶりの待ち合わせ。元町あたりを歩くのは、いつぶりになるのかしらん…。もう陽が落ちていたので、ちらりとしか覗けなかったけれど、街は、こだわった面白い雰囲気の…なんだか楽しそうな若い人たちのお店もいっぱい出来ておりました。老舗らしき風格のあるお店と、新しい感性のお店がいろいろに入り交じっているのが、なんとも面白いです。昔ながらの街の情緒を奥深く感じさせてもくれますし、時代の変化に抗う事なく、町の空気が入れ替わってゆく感じが、それもまた素敵かなと思いました。会場では、昔の職場の懐かしいお友達(スイスから、一家で駆けつけてました)とも再会できましたし、ちょっとしたプチ同窓会みたいで、ケンゴ君のかっこいいjazzに酔いしれつつ…しばし優雅な時間を過ごせました。たまには、どこかの街へでかけていって、深呼吸するのもとってもいい刺激になりますね~。
さてさて、出来上がった家具を、出来た順に次々と納品してゆく繁忙期に突入しております。先日は、男の子三兄弟のデスクチェアがようやく完成。それぞれの筆跡をなぞっての緊張感たっぷりの名前彫りもあって、イズデザインにとってもほんわか想い出に残るお仕事になりました。とうとう消費税のこともいよいよ決定した影響?もあるのでしょうか…!?、駆け込みのご依頼も多くなってきましたので、現場をあちらこちら渡り歩く移動も多くなってきています。三連休はとってもいいお天気で、芦屋も清々しかったのだけれど、それにしても、今年はやたらと台風が多いのが気になります。この日記をアップしそびれていたら、台風被害が甚大なことになってしまいました。阪神大震災の時には、我が実家が仮設暮らしだった経験者としましては、行方不明のご家族の心情を察すると胸が痛く切ないばかりです。町や家が一瞬のうちに目の前から消えてなくなってしまうって事が、誰の身にも、いついかなる時でも、起こりえるのかもしれないという不条理の世界…止まない雨はないのだけれど、ちょっと降り過ぎちゃいますかぁって、天の神様を恨みたくもなってしまいます。アンパンマ~ン!って、叫びたい気落ち。
 

2013.9.1>>>まっ、マジかぁ!!?突然のサヨナラで、呆然自失となっております。そういえば、こんな話聞いたこと、何度もあったかなぁとは思いますが、まさか我が身にも降り掛かるとは。日頃の足となっていた、我が家では、断然、新しい方の車だったバネオ君が、坂道で急に動かなくなり、ミッションがだめになっちゃったらしいです。中古が買えちゃうくらいの取り替え修理代とのことで、ちゃんとバイバイも出来ずに…お別れとなってしまいました。あ〜あ…まだまだ走行距離も短く、大切に長く乗ろうと考えていたのにねぇ、ほんとガックシ。車検も昨年末受けたばっかりでしたし、最近、タイヤもブレーキパットも替えたばかりだったのになぁ…。なぜか知らねど即決していた、壊れる二日後に納車予定だった次の車に期待するしかありません。本来三台目は、バイクか~、もしくは電動自転車でも…と言っていたのを、何か危険があったらやっぱり心配というわけで、二人家族の私たちには、分不相応、贅沢スギルのではありますが、ちっこい車にしてもらって、玄関回りに、もう一台駐車スペースを作りましょうと工事見積もりをしていた矢先の、じぇじぇじぇな廃車事件でありました。まっ、くよくよしてもしょうがないのでしょうけど、あまりにもビックリな出来事で、どうしたものかと頭の整理もつきません。新しい車の話をしたら、今ある車が焼きもちを焼くなんてことを聞きますけれど、まさかこのタイミングで…。さっさと、気持ちの切り替えをするには…とにかく深くは考えずに、仕事しごとかな?今はやりの「倍返し」で、何か良いことがありますように…。いよいよ九月の声を聴き、打ち合わせ中のいろいろな物件が動き始めます。じぶん家のことは、さておきで…素敵な出会いと楽しき日々を待ちましょう。
 

2013.8.27>>>暑くて暑くて、ことしの夏はいつまで…といった具合でしたが、ここでようやく雨嵐がやってきて、少し空気も和らいだようです。しか?し、朝、芦屋イズデザインにやってきますと、キッチンの石畳が水没しておりました。ぐあぁ〜ん!まっ、ぞうきんで拭き掃除して、少し時間が経てば、すぐに乾いて元通り、何事もなかったかのようにはなったのですけれど。どうも工房のある自宅より、こちら芦屋方面の風雨の方がずいぶんひどかったみたいです。前の道路も葉っぱが詰まったのか、所々、冠水状態でしたし…、後でニュースを見ると、大阪の中心部では、もっと悲惨な床上浸水されたお店がいっぱいでしたので、これくらいの水浸しで、右往左往していた自分が情けなくなる程でした。ゲリラ豪雨って、こんなにも身近に迫り来ているものかと、怖いくらいの実感です。いつ何処で、自身の身の上にふりかかるとも知れぬ災いに、きちんと落ち着きを取り戻し、しっかりと行動していかなければ…と、改めて、我が身を律する思いが致しました。
さて、あっという間に八月も終わろうとしているけれど、どうなるどうする…、イズデザイン!今週末からたぶんめっちゃ忙しい日々に突入しそうな気配です。いずこも建築業界は、消費税の関係もあって活況の呈を要している感がありますので、その波に乗り遅れないようにせっせと動いていかなくちゃ。少し、湿度も下がり、猛暑日からは解放されました。(まだまだ関西の真夏日は続きますが…)人間、慣れとはオソロシク、ずっと40℃近くを過ごすと、30℃が、なんだかとっても涼しく感じられたりもするからビックリですね。身体がちょっぴり楽になるだけで、脳ミソも少しは、回ってきます。怒濤の如く押し寄せてきた、皆様のご依頼をひとつひとつ丁寧に対峙し、製作してまいりましょう。秋は大好き。では、お仕事、頑張りま〜す!!
 

2013.7.29>>>今夏の暑さは、ほんとうに…身体に堪えますね。この暑さが、数ヶ月にも及ぶのかと思うとなんだか大変!あまり氷菓子など口にしない私たちですが、ついにガリガリ君買いました。(いろんな味があるんですね〜びっくりしちゃった…とりあえずオーソドックスなソーダ味にしましたけど)
納品が続いて、少し工房がすっきりすると、ほっと一息できる瞬間が訪れます。そのタイミングでなんとかお掃除しないと、また次の波がやってきますから、またぐちゃぐちゃの工房に逆戻り…。ひとり親方ですので、誰が掃除してくれるわけでもなく、いつもいつまでも、木屑にまみれた状態が続行するという訳ですね。でも、ホッとした瞬間、光司さんの腰は、ぐんと悪くなりました。此処数日は、鍼灸院に駆け込んでばかり…。いつもこの時期の腰の痛みは長引くことが多いです。たぶん、冷たいものを飲み過ぎで、身体も芯から冷えてしまっているのでは…と考えます。どこかに痛みがあると、人って動けなくなるものですからねぇ。辛いとばかりも言ってられないくらい、アベノミクス!?効果もあってか、たぶん、世の中、景気いい気がしております。芦屋もあちこちで建設ラッシュが伺えます。ただ、手作業の現場は、時間と製作のバランスがいつも同じペースで進みますので、お仕事がいっぱいあるからといって、大儲けに繋がるわけではありません。こういう一点もののお仕事を選んでいるのは、我が家業のいい所でもあるし、悲しいサガとも呼ぶべき所なのかな…。投資も株もぜんぜん我が身には関係のない世界なので、とにかくひとつずつ、お仕事ガンバって完遂していきましょう。そんな今の私の唯一の楽しみといえば、お庭の水まき!ホースがイマイチ古くなってきており、お水を撒いてるのか、自分がびしょぬれになっているのか…訳がわからないくらいですが、一日の暑さを乗り越え、日没迫り、水を吸って活き活きと葉っぱが揺れる様を見るのは、なんとも清々しく、元気いっぱい得した気分です。
昨年、キッチンなど家具製作で関わらせて頂いた物件「斎藤准教授の家」が八月号の「住宅特集」に掲載されています。改めて見るとほんと三角の敷地にサンカクのお家です!なんか豪華客船の船の舳先みたいで、スタイリッシュ!池の側に忽然と現れし、あの辺りではかなり目立つ建物って感じです。すご〜く難しかった尖ったキッチンの製作の苦労が甦りました。やはりプロカメラマンの手による写真は、とても美しく綺麗で素敵です。丁度、年末から年明けにかけてのいろんな物件も重なった時期でもありましたが、一生懸命お仕事ガンばった甲斐がありました。我がイズデザインにとっては、貴重な記念の一冊となりました。
 

2013.6.30>>>本日六月三十日、グレちゃんは、目出度く五歳になりました。顔はすっかり老けてきて、もうおじいちゃんみたいですけど。
今朝は、いつものカリカリではなく、牛肉の缶詰のゴージャスな朝ご飯もらっていました。骨折事件以来、たいしたケガもなく、無事に大きくなりましねっ。grain、お誕生日、おめでとう!!もうお兄さんになったし…ブラジャーとかパンストとか、勝手に持っていかないでねぇ。あっ、夏の扇子も買ったばっかりなんやから、かじらんといてやっ!!
雨上がりの夕暮れの雲は、空の水色と雨雲の灰色が縞模様となって、微妙なグラデーションで溶け合っています。夕焼け雲を追いかけながらのお散歩は、ボォ~っと出来るし、夕まづめのトワイライトタイムは、なんとなく神秘的でもあるし…心が落ち着いて、身体の中からエネルギーが湧いてくる気がするので、昔から私は大好きなんです。
今はグレちゃんと一緒なので、結構な距離を歩き回って、ダイエット効果も兼ねての健康お散歩タイムとなっております。
さて、今月は、ひと仕事終えてからの、お客様ン家でのお呼ばれにお誘いを受けることが続きました。暖かいお心遣いがこもっている手料理の数々は、本当に有り難く、どれもこれも美味しく感無量でありました。家具だけでなく、リノベーションの空間作りは、今までの暮らしを変えるとても大きな力を持っています、すべてが完了して…とっても喜んで頂けるのは、こちらとしても、日々のやりがいに大きな活力を与えられて、一段と前へと進む原動力となります。偶然か、はたまた必然の?出会いに心から感謝して、よぉ~し、また頑張るぞうっと、明日の自分に進めます。たくさんの御馳走と楽しい時間のおもてなしを、私たちのために、本当にどうもありがとうございました。
ふわっと、一年の半分が、終わってしまいました。年初めに、プライベートが慌ただしかった分、此処へ来て、ちょっと一段落が嬉しい感じですが、光司さんは、まだまだ現場仕事も続いていきますので、今夏もめいっぱい汗を流すことになりそうです。腰はしょっちゅう痛くなるようですけど、めっちゃ動いた日に限って、「なんか調子いいわぁ」と言ってますので、貧乏暇なしで、とにかく働くのが一番のクスリのようですね。健康第一で、突っ走って行きたいと思います。
 

2013.6.6>>>五月は、酒心館のイベントもありましたし、数々の家具の納品ラッシュもあって、なんだか慌ただしく過ぎてしまいました。企画展のご案内は、それほどDMもお出しできなかったのですが、多くの懐かしのお客様が、来場してくださったようです。私は、初日と二日目しか行けなかったので、あまりお会いも出来ず、ちょっぴり残念ではありましたけど…。元々、酒蔵に来るお客様も多数いらっしゃるということで、会場はひきもきらずの大混雑となっていたそうです。イズデザインとしては、木製の八角ぐい飲みも想像以上にお買い上げ頂き、又、次に繋がる出会いもたくさんありました。
光司さんは、自身の個展以来の大きなイベントだったと思われますが、職人さんの彼の場合、気兼ねのないとりとめもないお喋りは、とても楽しかったらしいのですけど…、不特定多数の接客業は、人疲れもあってどうも苦手かも…とのことでした。
生涯において、家具を買うなんてことは、タイミングが全てでしょうし、それがまた、作家モノともなると、出逢い頭の衝撃的な!?遭遇と言えるのかもしれません。
私、個人的には、他の作家さんのお人柄に触れたり、様々な作品を見せて頂ける、とっても良い機会となりました。そうして、光司さんの作った家具とも見比べたり、改めてじっくりと、イズデザインの家具を観察出来たようにも思います。
これから、どのようにこの展覧会が続いていくのかは、わかりませんが、せっかく、関西の木工家さんの横の繋がりを持つことが出来たのですから、時折、こんなイベントが、関西圏で開催されるのも、すっごく素敵なことだなぁと、客観的には、今後の展開に期待しております。
お世話をかけた皆様には、心から感謝しています。本当にどうも有難うございました。
六月に入り、打ち合わせのお客様やら、ご納品やら、梅雨の合間の晴れ間を縫って、忙しい日々は続いています。
大好きなラベンダーの紫が、庭に彩りを添えてくれています。
植え付けた当初より、ずいぶん株も大きくなってきたので、先日のお休みには、グレちゃんと一緒にラベンダー刈りを楽しみました。ドライフラワーを窓辺に吊るすと、北海道の広大なラベンダー畑が、懐かしく思い返されます。紫色の甘い香りの風は、すべてを穏やかな想い出に変えていく魔法の力があるようで、優しい気持ちに包まれました。
 

2013.5.14>>>神戸駅近くのギャラリーで兵庫の木工作家の一脚展が、無事終わりました。私も最後の方でちらりと覗かせていただきました。今年は一冊と一脚というテーマがありましたので、子供の椅子から、安楽椅子まで、様々なテイストの椅子がずらり…のお客様には座り放題というとっても楽しい企画でした。いつも静かな空間でのんびりいるので、たくさんの人が行き交う場に圧倒されてしまい、ぼんやりと駅の階段を降りていましたら…、「幸せになるためのなんちゃらのつどい」という一瞬では意味不明だったけれど??分け判らずの、いきなりのお誘いの声をかけていただきました。道を尋ねられたかと思ったのですけど、私ってば、よっぽど不幸そうに歩いていたのかしらん…トホホ。
と…、思う間に、五月も半ばとなり、いよいよ、神戸酒心館ホールで開催されます、「一生つきあえる木の家具と器展」〜関西の木工家たち〜という展覧会のオープニングも近づいてまいりました。光司さんは、ちょうど中堅どころって感じの年頃となるのかな??諸先輩方から、後輩の作家さんまで、様々な関西の木工家が一同に、酒蔵のホールに自身の作品を持ち寄っての面白い企画となっております。家具だけでなく、クラフトやおもちゃ、楽器まで、それぞれのテイストが、全く違いますから、21名の精鋭たちのエネルギーをいっぱい感じることの出来る作品展となるのではないでしょうか。。18日には、著者の西川栄明さんのトークイベントもあります。
別件の注文家具の製作と、お打ち合わせの現場、あっちこっち痛いので針治療も!と、相変わらず、予定はびっしり詰まっているみたいですが、関西の木工家企画としては、初と言ってもよいくらいの大きなイベントですので、私たちもとっても楽しみにしております。私も、時折はお店を早仕舞いして、ちょこちょこっと出掛けていこうかなぁと、算段中で〜す。お時間の許す方は、ぜひ、会場に足をお運びくださいませ!!どうぞよろしくお願い致します。
(ちなみに酒心館の福寿というお酒は、本当に美味しくて、私たちもしょっちゅう晩酌に愛飲しております。)
 

2013.4.20>>>ゆるやかな足取りで、月日は流れ、春本番。木の芽や葉っぱの緑も、ぐんぐん元気になってきました。紫外線と花粉と黄砂が気になる季節ではありますが、グレインちゃんのお散歩も、お洋服を着なくても大丈夫になりました。「ほそっ」と言われるくらい胸の辺り…骨が浮き出てしまっている犬種ですが、これがちょうどいいくらいなんだそうです。一脚展のムービーのための写真を選び眺めていると、過去のたくさんの仕事に驚き、グレちゃんの幼い顔としぐさにいじらしくなり…皆さんがお子さんと一緒の写真など多いので、うちもとりあえず、亀ではなく犬で…デビューさせて頂く事に致しました。毎週、なにがしかの納品があり、新しいご家族と出会い、そうして又、ひと仕事終える度に…充実感をたっぷり味わいさせていだだいております。ここ何年か、ホームページの方は、あまり写真もアップ出来ていないけれど、ビックリするくらいの量産!?家具屋さんですやん〜。実は…、すっごく働き者だったのかも〜と、不思議にすら思えるアラフィフ世代となりました。今年は、結婚25周年。なんでやねん!と指輪を忘れた結婚式からずいぶんと月日も経ちますが、相変わらず、忘れモノばっかりの人生はかわっておらず…、なぁ〜んかなかったかなぁといつも迷い悩み、立ち止まって振り返ってみるけれど、まっいいっかぁと、ただ前へ進んでいく気持ちだけは、あの頃とまったく変わっていないです。ただ、楽しい方へ…、流れ流れてゆくだけだ。
さて、またまたの忙しの渦に巻き込まれつつある予感。でも、好きな事してるので、二人とも、ストレスはあんまりっていうかそんなにないようです。先日、カリスマ美容師さんの美容室フルーツへ、収納棚の取り付けにいってきたのですが、何十年ぶりかに、人様にカットしていただいてきました。いつも本人が散髪してるので、すっごく短くなってさっぱりした顔でご帰還。私はすごく新鮮に思えたけれど、でもこれだと、「耳に鉛筆が挟まらへんねんなぁ」だそう…、オシャレな髪型は、家具屋のおっちゃんには向いてないってことなのかぁ?!
 

2013.4.2>>>今年は、桜の開花が、我が家のお庭も例年に比べ早く、四月を待たずして満開となりました。あまり大きくなりすぎてもと思い、上の方を剪定していたので、花付きが少々悪かったようですけれど、ミモザと並んで咲き誇るソメイヨシノもとってもいいものです。
ここ数日、急に春めいてきましたので、紫のムスカリもスイセンもと…可愛い小花もチラホラ咲き始めました。
工房では、新作のソファやまたまたの椅子やら…の製作に励みつつ、ずっと気になっていた我が家の、外階段下の収納を作ってくれています。大きな犬小屋っぽいものですが、以前倉庫に納まっていたごちゃごちゃしたものが、これですっきり出来るかと思うとすごく嬉しい。お客様の収納は、次から次へと完成していきますが、自分のお家となると、なかなかねぇ…どうしても後回しになってしまいますので、ほんとに完成が待ち遠しいです。
四月の十八日から始まります、一脚展のDMが出来上がってきました。とっても可愛いほっこりするハガキで、今回のテーマは「一冊と一脚」とのことです。前回と前々回は、協賛として応援している側の立場でしたけれど、1人メンバーが抜けたそうで、光司さんにお声がかかりました。少しだけ若い世代の方々が中心となり進めている椅子展で、今回は三回目となります。それぞれの作家の椅子に、自由に座っていただけるという楽しい企画の椅子展です。丁度、同じ日、ハーバーランドに「UMIE」がオープンするそうですし、次の日は、あんぱんまんミュージアムもついに!だそうで…、たくさんの人が神戸の街にやってきてくれることでしょう。少しでも多くの皆様に、私たちの椅子達もお目に触れる事を願っています。
五月の半ばには、灘の酒心館での木工家具作家展もありますし、我がイズデザインでも新しいDMを作成中です。もうちょっとちゃんと宣伝もしなくちゃと思うのですが、なんだかんだとすでに今年の予定も詰まってきつつありますので、いつものように肩肘張らずで暢気に構えていますが…なんとかなってゆくのかなぁ。
まだ時々、足の調子も思わしくなく、腰もすぐ痛くなるし…、トゲは抜けたと思ったら、また新しいトゲが刺さってるし〜と、泣きたいことも多かりしですが、たくさんの方々に喜んで頂けますように…、渾身の新作の椅子、もうすぐ完成です!!お楽しみに〜。
 

2013.3.14>>>やはりというべきでしょうか…あっという間に、弥生三月となってしまい、可愛いスノードロップが、我が庭では一番に咲きました。ミモザもそろそろ花芽が膨らんできています。鉢植えにしたチューリップ(確か八重咲きを植えたんだっけかなぁ)も、どんどん大きくなってきているので、ちゃんと咲いてくれるのか…とっても楽しみです。光司さんは、工房の掃除のしすぎ?なのか??、まぁ、お仕事でよっぽど疲れが溜まっていたのでしょうね…足が痛いとか、腕が…とか指がどうもとか…、とにかくあちらこちらが、絶不調でありました。かく言う私のほうも、先月後半は、身内のあれやこれやがありまして、目の回るほどにてんてこ舞いの忙しさ…相変わらずのバタバタした日々が続いておりました。プライベートでの予定外が加わりますと、慌ただしさも増しますが、工房は、昨年来のお待たせの家具達を優先に、せっせと製作、そうして御納品と、目の前のすべてに全力投球でした。光司さんの腕の良さを聞きつけて??、遠く他県から、他社様の家具のお医者さんみたいなお仕事も最近増えてきてますしねっ。本人は、一つひとつを楽しんで、治してあげてる様子です。
今年は、例年より寒かったので、薪ストーブも大活躍。大切に使ってきたクウナラのストーブもすごく上手に燃やせるようになっていたのですけど、お仕事のお付き合いの特権かと思われますが、憇暖さんから、展示品の薪ストーブを安くお譲りして頂けることになり、買い替えしたんです。念願でありました「憧れのヨツール」に、とうとう取って代わりました。我が家の場合、リビングだけはみょ〜に広いので、部屋全体は、前のCoonaraのほうが、全体的な暖まり具合はよかったかなぁって、感じなのですが、買い替えたヨツールは、一次燃焼タイプのため、がつんと熱気がやってくるようです。でも何より、以前との違いは、グレちゃんが、ストーブ前の石に寝転んで、薪ストーブからの放熱を満喫してるところでしょう。こういう姿は、今まで見た事がなかったので、やっぱり犬も寒いと、薪ストーブの側から離れられないってわけなんですねぇ。まぁ、グレインは、毛がないので、とっても寒がりで、どちらかというと、猫か?と思われるふしがあるのですけど…。
それから、お店をほんの少々、改装というか、整理整頓のための「椅子の棚」を作ってもらいました。なんかやる気満々に見えるかも〜。並べて見ると、ビックリするくらいたくさんの椅子たちです。ホームページに載せてない新作もいっぱいで、ちゃんとしなくちゃと改めて、反省しました。
黄砂やPM2,5や花粉やら…なんだか暮らしづらい時代が来てしまって、なんとなく気持ちも滅入りがちですが、三寒四温の行きつ戻りつを肌で感じて、さぁ、前を向いて春本番を満喫したいと思います!!
 

2013.2.10>>>ついに!我が家にルンバがやってきた。迷いに迷い、いろんな方を質問攻めにし、ようやく買ってしまったのだけれど…。この季節の綿埃は、いったい何処からやってくるのかしらと思えるほどのものですが…それを、わぁお〜っていうくらいに、吸い取ってくれていました。部屋中スッキリ〜清潔って感じを、めいっぱい実感する仕上がりには、大満足です。特に、共働きで忙しい人や、ペットを飼っていたり、リビングがややこしい荷物(我が家の場合は、椅子多し…)でお困りのご家庭に、向いてるように思います。うわさ通り、ちゃんと元通りの場所に帰っていきはるしなぁ。箱に書いてあったけど、「あなたの代わりに、あなた以上に…」って、本当にその通りや〜ン!名前つけたくなる気持ち、なんとなく解る気も致します。もちろんルンバの会社から、報酬を受けているわけでは、決してありませんが、健気でマメな働きを考えた開発の人、エライ!!の一言です。日々バタバタしている身の上には、とっても助かります。心の底から、ありがとうございました!って叫びたい気持ち〜。
さてさて、お仕事のほうといえば、阪急御影のご新築物件、大工さんも家具屋さんも…アタフタしどうしでしたが、なんとか無事、完成に至りました。施主様たちは、お引っ越しも済まされ、快適にお暮らしのようです。家具部門は、洗面所のお仕事を、若干残してはおりますが、キッチンと下駄箱は、無事お納めで、ちょっとホッとしております。平行して進めていた、別件のベビーチェア(サプライズでのお孫さんへのプレゼントでした)も喜んでいただけたようで、とっても安堵しましたし、それぞれに作品が完成して、お客様の笑顔を見る瞬間は、本当に嬉しく、至福の時です。
少し、時間に追われる物件が終わったかな〜思っている間もなく、次から次へと新規のご依頼も多く、あちらへこちらへと、気ぜわしく動き回る毎日。そんな中、本当に久しぶりに三宮のハンズや、県立美術館で開催されているフィンランド展を見に行ったりと、しばし…プライベートも楽しみました。
あっという間に、一月は過ぎ去ってしまい、事務方は、棚卸しや確定申告で忙しい限りですが、早くこちらも済ませたいものです。
 

2013.1.14>>>平成の世も、早や四半世紀が過ぎ、今年はもう25年なんですね。いよいよ2013年巳年のはじまりです。木工家人生も20年の節目を迎え、頑固一徹!職人としての決意も新たに、決して?長いものにも、巻かれることなく…、納得のいくたくさんの作品を生み出してゆきたいと願っております。そうして、芦屋イズデザインは、おおらかさと慎み深さ…優美さも含めて…と、何より和やかな笑いに包まれる…そんな穏やかな空間を目指していこう!との年初の覚悟であります。さぁ、また、新しい一歩を始めましょう。
お店は、のんびりと長めの休みを頂きましたが、工房の光司さんはといえば、年末にやり残した製作に、早々に取りかかっておりました。今年はどういうわけでありましょうか…二日に、六甲で引いたおみくじも、西宮のえべっさんも、夫婦そろって、同じ中の上と、末吉でありました。別々の副娘やのに…「なんでおんなじやね〜ン!」と、思わず、顔を見合わせての苦笑いとなりましたが、ねがいごとは「かなう」となっていましたし…まぁまぁ、無理せず万事控えめに、頑張りなさいという事なのでしょう。たったひとつの強い思いとしては、怪我の無きよう、なんとか無事に一年を乗り切れますように…。
今年は、四月に神戸で一脚展が、五月には、灘の酒心館で、木工作家展に参加する旨が、既に決まっております。ご依頼の仕事も、有り難い事に、山積の状況ではありますが、自身の表現についても、改めて見つめ直せる機会になればと考えています。
お正月も、お店が始まってからも、たくさんの懐かしい顔が訪ねてきてくださり、嬉しい再会も続いています。今年も、たくさんのご縁で結ばれる事を心より願います。
では、皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。