葉音日記
 
  はじめに >>>
  事件の多い私たちの日常を、日記風につづっております。
優しくそよぐ葉ずれの音のように、皆様のお耳に届くと嬉しいです。
葉音がつづる、波乱万丈の日々、お楽しみくださ〜い!

 

2009.12.26>>>今年ラストの葉音日記です。
庭の白椿の花が、凛とした佇まいを見せて、満開に咲き誇りました。
小ぶりな乳白色の蕾も、とても愛しく、厳しい冬の寒さを一時忘れさせてくれるようです。
思い起こせば、御陰様で年初から、ず〜っと忙しくさせていただいたなぁ〜と、しみじみと感じています。
振り返れば、造り付けの収納家具からテーブルや椅子…リノベーションや一戸建てなどetc、大きな物件を手がける機会にも恵まれ、持病の腰痛をだましだましではありましたが、現場と工房との往復に明け暮れた、働き詰めの健やかなる一年となりました。
私のほうはと言えば、芦屋と垂水間の通勤にも慣れましたし、なにより、電車の中で集中して本を読めるようになったのが、嬉しい限りです。子供の頃からすごく乗り物酔いするタチでしたから、動く電車での読書なんてありえなかったのですけど、たぶん…きっと!?年齢的に訪れる目眩とイッショクタになっちゃったんでしょうかね〜30分程の車内は、とってもベストな読書時間となり、手当たり次第、文庫本を読破することが出来て、なんだかちょっぴり得した気分です。
2009年も、たくさんのお客様との打ち合わせの中、楽しい会話と多くの作品を残せました。
けれども世の中を見渡せば、百年に一度の大不況という、デフレの厳しい時代です。身近でも、そのあおりを受けた知人も少なくはありません。
そんな中、我がイズデザインは、相変わらずではありますが、細々と…粛々と生業に励んでまいりました。
そういうひとつ一つの仕事を積み重ね、お客様とつながり、出会いの幸運に恵まれたこと、たいへん光栄に思っています。
縁あって、お仕事ご一緒させて頂いた皆様には、本当に有り難く、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも創りだすことを楽しみながら、生きることを学び、やっぱり多いにワインも飲みほしてっ!今の時代を駆けぬけていこうと誓っています。
今年もまた、拙い私の葉音日記を御拝読いただきまして、どうもありがとうございました。
年末は、12月28日夕方頃まで。大掃除が終わり次第、終了とさせていただきます。
年明けは、2010年 1月8日(金)から、通常どおり営業致します。
では、皆様、どうぞ良いお年を〜。
 

2009.12.5>>>近頃のわたしは、ちっちゃなシアワセを見つけるのが、とても得意になったような気がしています。
庭の桜の木を見上げると、日毎葉っぱが真っ赤に色づき、そうして風に吹かれて落ち葉となっていく様は、やはり日本は、美しい四季のある、なんて素敵な国なんでしょうと感激してしまったり、空の向こう山の端の、満月がとても艶やかだったり、今住んでいるお家の屋根は、全然雨漏りもしませんしねぇ。リビングを駆け回る猫っぽい?犬のグレインを目で追っかけているだけで、なんだか滑稽で、頬が緩んできてしまいます。
今年もまた、撃ちたて捌きたての鹿肉を、お隣さんから戴きました。キャぁ〜嬉しいィ〜!鹿肉ステーキは、二人の大好物。元気がモリモリ湧いてきます。食べ物つながりで言いますと、たっくさんの木の実を入れた手作りの天然酵母パンに、たっぷりメープルシロップをたら〜りと…これが今のワタシのマイブームとなってます。市販のパン屋さんが、こんなにたくさんオーガニックのナッツ類をいれちゃうと、お商売にはきっとならないだろな〜っていうくらい、贅沢至極なお手製パンを毎朝頂いております。すぐ近くにおいしいハム屋さんも出来ましたし、ワインビストロのかわいいイタリアンのお店も開店しました。(まだ食べにいってませんけど…)昔、若かりし頃は、暗くて寂しげだったここの通りは、なんだかどんどん楽しいストリートに変身してきています。阪神すぐ山側、芦屋〜打出間の鳴尾御影線沿いのぷらりぷらりの散策、皆様もいかがでしょうか!?
でも、気がつけば、もう年末もすぐ近づいてきているのですね。桜の葉っぱは、亀のツンちゃんの冬眠のため、今年もせっせと落ち葉拾いを致しました。桜の葉っぱだと、冬中、桜餅のいい香りに包まれて、冬眠出来るんです。時折覗く私たちも、ぷ〜んとほのかに桜餅のニオイがしてくるほうが、心もほっこり落ち着きますからねぇ〜。
光司サンは、最後の追い込みと御納品と来年の打ち合わせと…、今年中に寝室の私専用のクローゼットを完成させてくれると嬉しいんだけどなぁ。2009年も残りあと僅かですが、もうひと踏ん張りガンバっていきたいと思いま〜す。
 

2009.11.18>>>雪に埋もれた北海道の映像のニュースを横目で見ながら、雪かきのない生活を送る…たったそれだけで、なんてラクチンな暮らしなのかしらんと、感謝の気持ちさえ芽生える季節となりました。北海道で暮らしていた時代、最初の頃は楽しかった雪かきも、冬の一日のすべての始まりとなってしまいますと、ホトホト疲労困憊することもしばしばでした。そんな北の大地の肉体的な苦痛を思えば、神戸の今は、小春日和がなんとも穏やか…足取りも軽く、非常に心地の良い爽やかな秋を迎えています。風の強く吹くおりは特に、遠くの視界の果てまで、くっきりと六甲の山並みが浮かび上がって、神戸の自然の美しさに、酔いしれるばかりです。
芦屋イズデザイン前のケヤキ並木も、日毎、葉っぱが色づきはじめ、黄金色や茜色に染まった落ち葉のお掃除に、明け暮れる毎日が巡り巡ってまいりました。
芦屋の旧いマンション(噂によりますと、芦屋に現存するマンションの中で、三番目に古いそうです…)のリモデルもようやく完了致しました。様々な難問をクリアして、出来上がってみると、なんとも贅沢な空間となり、いいなぁ〜こんな所で、一人暮らしなんて…と、すごく羨ましい気持ちです。
ここらで、ホッと一息つきたい所ですが、来春に向けて、あれやこれやと…またまたの大きな物件のお仕事が、すでに、動き始めていますので、光司サンは、相も変わらず、工房を行ったり来たりで、いつもの年末の如く、なんとも慌ただしそう。
そんな中、急に元気を無くしたグレインを心配していましたら、どうも、ノドに物体?が、詰まってしまったらしい。食欲もなく、ゲェゲェと苦しそうに液状のものを吐いています。一晩様子見で、じっとさせていましたが、いよいよお医者様に見せたほうが…と、優しくノドを擦っていた矢先、何ものか(たぶん豚耳?)が、するりと、喉の奥底に落ちていったように感じました。すると、そのとたん…急にそそくさとハウスから出てきて、いきなり走り出しました。えっつ〜!さっきまでのキミは、何処へ〜!
体調はもちろんいきなり回復で、笑ってしまうほどに、一気に食欲も元通り。あの痙攣は演技?だったの〜って、こちらが拍子抜けするほどに、いつもの愚連隊グレインに戻っていました。まずは、メデタシめでたし…です。
改めて、自然界に生きる動物の逞しさと強さに、感服させられた出来事でした。
さて、お店には、知人の作家さんの作品であるステンドグラスの照明などが、たくさん仲間入り致しました。
温かいガラスの煌めきは、心まで、ほっこりさせてくれますね。
少し早いクリスマスプレゼントになりますが、黄色いランプを自分用に!買っちゃいました。秋の夜長、ステンドグラスの灯りの下、読書三昧を満喫していま〜す。
 

2009.10.29>>>朝の凛とした澄んだ空気と、何処からか金木犀の香りが、甘く鼻をくすぐるこの季節が、昔から好きです。
お誕生日が、もうすぐだって、ワクワクする気持ちと、ようやく、衣替えも終わって、長袖のシャツに袖を通しながら、夏の終わりをハッキリと自覚できるのが、たぶん、嬉しいからなのかな。
まぁ、はっきり言って、そうウキウキ出来る年齢でもありませんけど…テレビや舞台で、ご活躍の八十代九十代の女優さんなど拝見していますと、わたしなんて、まだまだひよっこ、折り返し地点を、少し通りすぎただけなんだわ〜なぁ〜んて、余裕で思えちゃうのですよね。
二十代三十代には、わからなかった人生の重みや深さも、この歳になって、身近に人を亡くす毎に、なんとなく解るようになってました。少し上の世代の女性を見ていますと、子育てが終わったり、自身や夫が定年を迎えたりで、なんだか自由気まま、生き生きと動き回っている方が、とても多いように感じられます。その年齢に近づいて発見したのは、どうもこれは、開き直ってくるのじゃないかと…。
身体の動けるうちに、好きな事、やりたいこと、望んでいたことをひとつでも多く、やっぱり経験したいと考える。たくさん楽しんで、笑っていられたらって、強く願うわけですが、実際はというと、朝起きたては、めまいでクラクラしていたり、手も足も、あちこちに痛みが走ったりして…目も見えづらく〜、なんだかボォ〜っとしてしまうことも多いものです。友人知人に聞いても,似たような症状ですから、丁度、年齢的に、身体の変調を、最も痛切に感じるお年頃なのでしょうか。これを乗り越えると、また、ぽ〜んと、元気ハツラツにいけるというウワサなんですけどねぇ…。
光司サンは、もちろん私とは違って、ぼんやり過ごす…なんてことは、まるで無縁、働きづめに働いています。
男の人は、仕事があるほうが、元気なので、誰かに頼りにされているうちが、花なのだと思われますが、かなりヨタヨタ感が、日々増してまいりました。
いよいよ、リモデルも大詰めです。重なった特大収納の御納品も別件で控えており、結局、日曜日も工房で、必死の作業が続いていました。せっかくのおでかけの秋ですが、夜も更けてから、グレインのお散歩へ行くのだけが、唯一の楽しみとなっています。
さて、もうひと踏ん張り。今年も年末まで、あっという間です。そろそろ冬支度も、始めなければ…。
 

2009.10.14>>>今月二日は、何度目になるのかわからないくらいの結婚記念日。そうして、光司サンのお誕生日でもありました。ここ数年は、彼のお手製のフレンチで、お祝いしてきたように記憶してますが、今年は、現場仕事が遅れ気味で、家のことは放りっぱなし、痛めている腰も、もう限界寸前のよう。そうそう我がままも言えませんので、お家近くのイタリアンのお店で、乾杯してまいりました。垂水方面では貴重な!禁煙のお店でしたので、気分よく心地よく、お食事ができ、毎年のことながら??多いに酔っぱらってしまいました。
朝夕の冷え込みのやってくるこの季節は、北海道生活を思い出し、身体の奥底で、早く薪の準備をせねば〜っていうトラウマが、どうも、いまだに生じてしまいます。自然の摂理を鈍らせないように、空を見上げて、雲を追いかけて、葉っぱの色づきにも、ちゃんと気づける感性を失わないでいたいなぁ。北海道の知人から、北の大地の恵みをいっぱい送ってきてくれました。ジャガイモおいし〜いっ。かぼちゃもメロンも〜。新鮮なお野菜を食べると、むくむく元気が湧いてくる感じです。
近頃、二人とも家を空けることが多く、生活のリズムが狂ってしまっているので、ワンコもちょっぴりストレスが溜まってきているようです。やっぱり、犬は猫と違って、誰かいないと寂しいみたいで、お留守番ばかりだとちょっと可哀想になりますね。亀のツンちゃんは、遊び相手にはならないみたいだしなぁ。この夏で、彼女は、また一段とでっかく変身して、甲羅もまたまた脱皮を繰り返しています。そろそろ水も冷たく感じられて、ほんのちょっぴり動きが、ゆったりしてきた感はあるけれど、年末まではもうしばらく、起きててくれるはず〜なんですよね。
台風一過、三連休は、爽やかな風の秋空が、清々しく拡がっていました。ラストスパートで、リモデルももうひと踏ん張り。現場以外の本棚や収納の、お待たせのお客様もいらっしゃるので、お店の休みも関係なし。夕食後も工房へ下りていって、ガンバってはいるのだけれど…疲れもピークなので、小ちゃな傷や怪我に悩まされているこの頃です。ず〜っと、トゲが抜けないらしく、痛いイタいって、泣き言も言いつつ〜はぁ〜っ、ゴールは、まだだいぶ先かな〜??
それから、たくさんの友人知人がお店をだしていました、芦屋の総合運動公園で開催された「あしや いち」のまつりに、お店の開店前にちらりと立ち寄ってきました。グレインのお散歩がてらに〜と気軽にでかけたのですが、すご〜い人並み混雑ぶり!さすが、芦屋ね〜っ。快晴の空の下、有名どころのパン屋さんやうつわやさん、食べ物屋さんを目当てに、想像以上の賑わいを見せておりました。これから、このおまつりが、芦屋の秋の恒例の楽しい行事として、つながり続く…大きなイベントになっていくといいですね。応援していま〜す!
 

2009.9.27>>>秋の気配が、すっかりどこかへ、姿を消し去ったかのように、日中は、真夏並みの暑さがぶり返してきています。暑っぅ〜い。
マンションリフォームの、重たい床材などの運び入れで、またまた光司サンは、腰が痛いを連発仕始めました〜。あれあれと、アッという間に九月は、終わってしまいそうなのに、築ウン十年の現場は、いろいろと難問続出?で、作業もそれなりに〜しか進捗しておらず、ちょっと焦っている模様。他にも、あれこれご依頼が、重なってきてるのだけれど…。まぁ、毎年のこととはいえ、芸術の秋なのに、ご案内の催しものにも、足を運ぶゆとりすら、今イチないのが、とっても残念ではありますね。まだ働き盛りとはいえ、夏バテか?かなりパワーの落ちてきた四十代。今、我が家で、一番元気があるのは、グレインだけだなぁ。犬は高いところが、苦手と聞いていましたが、一度教えると、滑り台も勝手に登って、勝手に滑り降りてくる〜。「キミ、やる気満々やね〜」手綱が外れそうになるくらい、追っかけるのもたいへんです。私は、どうもすべり台は苦手なので、下の砂場で、待つ係なんですけど。

来年のお仕事となる戸建ての模型が、先日、完成し、建築家の田中先生と施主様ともども、こ〜なるか〜と、夢を膨らませる、一番楽しい時期を迎えました。平面図で、頭の中で、想像しているものとは、やっぱり違い、具体的になる分、ぐ〜んと身近に感じられますし、何より、なんだかカッコイイ外観に感激〜。来年の今頃には、実際にお家となって、目の前に現れてきているのだなぁ〜って思うだけで、わくわくしてきちゃいます。
これから、内装や内部の家具の打ち合わせを、どんどん重ねていくことになりますので、とても楽しみ。家作りは、長いスパンなので、そのぶん、ゴールが、果てしなく遠く感じられることもありますが、一からの積み重ねが、後の大きな喜びへと、つながってゆく快感を、今年の新築物件でも経験させてもらえたので、皆んなで一丸となって、喧々諤々…わたしも家族の一員のつもりで、造り上げていけるといいなぁ〜と願っています。
…と、前向きな日常を綴っておりましたら、やっぱし〜、キタァ〜!光司サンから突然の電話で、お向かいの酒屋さんから、一歩も動けなくなったそう。お仕事の途中でなくて、よかったけど、駐車場でへたり込んでいる妖しいオジサンになっていた。持病の腰痛は、木工家の職業病とも言える、辛い痛い悲しいの三重苦です。でも…あなたには、休んでいる時間は、これっぽちもありませんからねっ、可哀想だけど、ちゃっちゃっと歩いて、治していきましょう。
 

2009.9.18>>>いよいよ、シルバーウィーク。なんでもゴールンウィークより、世間は、盛り上がってるそうな。
ゴールデンもシルバーも、我がイズデザインは、工事中のお仕事ばかり…連日、現場仕事が続いています。人様が遊んでる時に、うんとガンバレっていう神様の思し召し?今、佳境となりつつある物件は、予算は厳しきリフォームですが、工房のいろんな材料を駆使して、ちょっとでもオシャレに、使いやすい部屋になるよう、誠心誠意で努めております。この季節になると、年末まで、一気に加速して、お仕事をこなしていかないとなぁ〜って、改めて、一年の早さに、右往左往する時期でもありますね。
朝晩、急にヒンヤリしてきて、秋の訪れをようやく感じる季節となりました。
グレインのお散歩も、涼しいので、ちょっぴり身体も楽になってきた感じ。以前、他県のお友達に、「こんな綺麗な街で、大きくなったのね〜」って、言われた記憶があるのですが、神戸の街って、海と山が、ほんと、ぎゅっと近くて、自然を身近に感じられる土地柄なんです。車ですと、15分もあれば、アッという間に、どちらにも到達できる距離。特に、工房のあります垂水という地域は、人が散策できるよう、きちんと整備された海岸も近く、デートにはもってこい!?海と山、どちらも気軽に楽しめるなんて、犬にとっても、人間にとっても、とても贅沢なことですよね。
海辺のお散歩コースは、アウトレット施設から舞子海岸のほうまで、夕焼けに染まりつつ、ゆったりのんびり歩きます。黄昏時の時間帯は、雲がオレンジ色に輝いて、眩いばかりの光に包まれ、すごくロマンチック。波の音、潮風に吹かれて、夕日に向かって歩くのって、不思議なパワーをもらえる気がするし、繋留されているボートなど見ると、海で真っ黒に日焼けして遊んだあの頃…懐かしい青春の日々が甦ってきたりもして…。時々、すれ違いざま、「ほそっ、脚長っ!」って、ヒソヒソとグレインの噂ばなしが聞こえてくるのも、なんだかオモシロイ。
もう一方、山のコースでは、いつもいく健康公園のほか、奥須磨公園に、初のチャレンジ。奥須磨公園は、里山に近い野山のコースがいっぱいあって、きっと桜の季節や紅葉には、たくさんの人が訪れているのだろうなぁ。グレインも、抜け道の階段の上り下りを、みょ〜に気に入っており、行ったり来たりを、何度も繰り返しておりました。
最近は、人に慣れるため、協調性を育むためもあり、私が電車通勤の日は、駅まで、お迎えに来てくれております。
たくさんの乗降客の中から、姿を見つけると、ピョンピョン二足歩行となり、嬉しそうにしてくれてるので、ちゃんと家族の顔として、認識はされてるようですね。オバカじゃないようなので、まずは一安心。
使い捨てコンタクト、ブラジャー、お化粧のパフ、靴下と、ぜんぶ私のモノのみをくわえて、走り回るいたずらも、そろそろやめてくれると有り難いのだけどなぁ。
 

2009.9.5>>>朝夕、少しはしのぎ易くなったかと思ったのもつかの間、ねっとりと首にまとわりつくような生暖かい風。少し動くだけで、まだまだ汗は、吹き出してきます。東京は、そろそろ長袖で…なんて言ってるようなのに〜。これだから、関西の夏は〜って、弱音を吐きたくなるほど、日中は、厳しい残暑が続いております。でもようやく、九月になりました。気分だけは、秋に突入、夏靴ももうおしまいですね。
知人の画家さんの油絵を飾りましょうと…、久しぶりに、店内の模様替えを致しました。小物の棚と椅子の棚をショーウィンドウに出して、ステンドグラスの照明も新たに仲間入り。絵と灯りが加わっただけで、随分、お店の雰囲気も、空気感も違ってくるから不思議です。ステンドグラスの優しい光の影が、一段と心癒してくれる空間となりました。

先日、新しいデザインのハイスツールとチェストを納品させていただいてきたのですが、お客様のマンションの屋上からの景色に、かなりテンション上がってしまいました。やはり西の果ての神戸からとは、山を越えているので、目に飛び込んでくる風景が、全くもって違います。空気が澄んでいる時は、関空の様子も見えるそうで、大阪の街中と違って、西宮あたりは、あまり背の高い高層マンションが、林立しておらず、グルッと360度見渡せる感じでした。
夜景ともなると、もっと、ロマンチックなんだろうなぁ。芦屋の花火大会が、バッチリ見えましたとおっしゃってましたけど、いろんな祭りも花火も、きっと一目瞭然なのでしょう〜いいなぁ。
我が工房は、北の窓からの山並みが、とても美しく見えていたのですが、大っきな老人福祉施設が、ただ今建設中で、日毎、目の前に、圧迫感が迫ってきており…なんだか悲しい。完全に建ってしまえば、それなりに馴れてしまうのでしょうが、お休みの日もトンカントンカンとかなりの騒音で、落ち着かない気分が続いています。リビングにいても、誰からの視線も、まるで気にすることなく暮らしていたのですが、だんだんと建築物が目の高さを越えるにつれ(少々離れていると思っても〜)、やっぱり気疲れは否めません。結局、しょうがないかぁ〜と諦めの境地に至り、少しだけ遮光効果のあるハーフミラーフィルムを窓全体に貼りました。
街の景色は、移ろい易く、人々の暮らしも、時と共に変化してゆくもの。でも、ものづくりの現場は、そんなことに翻弄されることなく、オリジナルのデザインを大切に…愛される家具をひとつでも多く…そんな日々を、これからもずっ〜と、重ねていけるといいですね。
 

2009.8.24>>>お盆明けから始める古〜いマンションのリノベーション。もしかしたら、工房の見学を兼ねてのお打ち合わせがあるのかも〜というわけで、お盆休みは、ばたばたと、お掃除に明け暮れる日々でありました。お庭の草取りを、張り切ってやったお蔭で、蚊にさされまくって、悲惨な腕になってしまいましたし〜。
彼のほうも、椅子と収納の製作で、ずう〜っとお仕事だったので、結局、夫婦共々、あまり遊び惚けることもなく…バカンスは過ぎ去ってしまいました。それでも、普段お家に、ゆっくりいることの少ない私にとっては、とても充実した時間。
ゆったりまったりの時の流れの中で、汗を拭き拭きの雑巾がけも、それなりの夏の思い出になった?ようです。高温のスチームで、床もリフレッシュしたので、裸足のまま、歩き踏み進むのが、なんとも心地よく、取りこぼしていた隅々のホコリもすっきり清潔になり、一瞬でしたけど、お家全体が、とってもキレイになりました。

毎日の犬の散歩に同行する機会も、普段お店がある私は、めったにありません。車ででかける少し離れた健康公園での、grainとよそのわんちゃん達の触れ合いの様子も、じっくり観察することができました。
家の近所や芦屋でのお散歩の時は、前方からワンコが来ると、よそ見をしてわざと知らんぷり…。
まぁ、確かにグレインは、妖しい体型ゆえか…吠えられることも多いので、恐そうだな〜って思われる相手には、最初から怖じ気づき、違う道を選ぼうとさえしてしまいます。日頃のしつけと称して、空き缶で驚ろかせすぎたのかしらん?かなり弱虫〜ビビリの性格になってしまったかも〜。
そんなグレインちゃんですが、おおっきなピレネー犬のくぅちゃんに対してだけは、心を許していました。赤ちゃんの時から、お互い見知ってるせいか、積極的に、grainのほうから走り寄って行くのが、なんだかとっても不思議な光景。ふ〜ん、そっか〜犬同士にも相性というものが、あるんだねぇ。
そういえば、光司さんは、またグレインのために、ハンズでいろいろ買ってきて、新しい首輪を手作りしてました。(かなりな親バカぶり…)今度は、黒革の極太タイプ。鋭い鋲が、バンバンとこれでもかと打ち付けられており、なんだかハードロッカーみたい。首輪だけは、とっても強そう!まっ、ガリガリの風体で、どうみても弱っちい性格は、お見通しだぁって感じですけどね〜。
今週は、テーブルや収納や椅子やら、あれこれの納品がありますし、リフォーム物件も、早速、解体が終わりました。
関西の残暑はまだまだ厳しいですが、インフルエンザに気をつけて、張り切っていきましょう。
 

2009.8.10>>>ここが日本なの?というほどの、激しい雷雨に見舞われることの多いこの頃です。あっという間に、濁流に飲み込まれてしまった街並みを思うと、心痛く、苦しい思いでいっぱいになります。
戦争を知らない私も、神戸の震災という焼け野原を経験してからは、自然の力には抗えない、呆然自失の不条理を知りました。
いつ、どこで、誰と出会えなくなるのかわかりません。
生きていられることさえ、本当は、とっても不思議なことなのかもしれません。
首が痛い、腰が痛い、歯が痛い、最近の光司サンは、あっちこっち痛い所だらけですが、八月に入って、急ぎの小物類の製作も、次から次ぎへと順調に進んでいます。H.Pのクラフトのページの写真は、まるで更新されていないけど、小物の棚には、木の小物がたっくさん並んでいます。
ちっとは、アピールしていかなきゃ、いけないと思うのだけどなぁ〜。
ついつい、日常のお仕事に追われて、細かい更新は、後回しになっちゃっているようです。
まっ、ボチボチがんばってますので、お許しくださいね〜。

遅くなりましたが、お盆休みのお知らせです。
  15日(土)〜19日(水)まで。

20日木曜日から、通常通りの営業となります。
皆様、暑い夏、どうぞゆったりお過ごしくださいますように。
暑中お見舞い申し上げます。
 

2009.8.3>>>お納めしたキッチン&テレビボードの写真撮りをさせていただくため、ユリデザインの新築のお家を見学に行ってまいりました。
部屋の中からも、草屋根を仰ぎ見ることの出来る、とっても素敵な設計。透明な風が吹き抜けているような…柔らかで、優しい気持ちになれる、前田先生らしいお家でした。
久しぶりにご一緒させていただいたお仕事で、新しいキッチンが生まれたこと、嬉しく光栄に思っています。
今まで、イズデザインでは、ナラ材の場合は、柾目で製作していた木目を、今回は、楢の板目とカメオホワイトの人工大理石の組み合わせという、ご希望に沿っての初の試み。新たなデザインのオリジナルの引き手が、引き締まったいいポイントになっていて、完成を目の当たりにすると、とっても新鮮、いつもとは、やはり雰囲気の違った印象のキッチンとなっておりました。
無垢の木を、ふんだんに使ったナチュラルなお家の中で、木目の年輪が、くっきりと際立ち、なんだか和っぽい印象にも見受けられましたし、真っ白な天板が、涼しげで、外は曇り空にもかかわらず、清涼感と清潔感が、全体を包み込んでくれてる感じです。リビングに続くキッチンスペースは、ゆったり配置された間取りとなっており、とっても使いやすく、動きやすそう〜!
夕焼けと草屋根を眺めながら、お料理できるなんて、なんともうらやましい限りですねっ。また、お引っ越しされた後、実際の使い心地などのご感想を、お伺いできたらイイなぁ〜と願っております。

梅雨も明けぬまま、八月に突入です。夏が苦手な私は、この暑さに、少々バテ気味〜。それでも、朝夕は、少しは、過ごしやすくなったのかしらん。
ゲリラ的な豪雨が、日本のあちらこちらで、被害をもたらせています。農作物にもいろんな問題が出てきているようで、お野菜もかなり値上ってきているらしい…。
我が家では、今夏、西のベランダで、ゴーヤのカーテンづくりに初トライ致しました。それなりに緑の葉っぱで、入り口付近を、覆い尽くすことに成功です。長雨のせいか、成長のほどは思ったより、芳しくはありませんでしたけど、何本か収穫も出来、夕べの食卓にも、新鮮なゴーヤチャンプルーが並びました。

世間でもよく言われていることですが、私たちの子供の頃とは、気候も食べ物も、すっかり様変わりしてしまったようです。
それでも、お台場にはガンダムが、神戸の長田には、もうすぐ鉄人28号がやってきて、今の時代を生きている。
人の心を離さないパワーのある存在は…、年月を経て、また再び、脚光を浴びるってことなんですね〜。すご〜い。
私たちも、いつもいつの時代も…人々の心の奥に、つながりつながるものづくりを、少しでも続けていけたらと思っています。
今ある今を精一杯、ガンバりましょう。
 

2009.7.27>>>元々、知人から格安で、譲ってもらったパソコンではあるけれど、いきなりジィジィ、ギィ〜という変な音がしだしたと思ったら、すべての起動が出来なくなって、とうとう何もかもを失ってしまうという、トホホな状態になりました。
そんなわけで、七月に入ってから、ぜんぜん葉音日記は更新されず、何やっているんだ〜と思われている方々も、多いはず。我々二人は、なかなか明けない梅雨と格闘しながら、汗を拭き拭き、じとじとジメジメの湿気にもめげず、終わりなき手仕事に、精を出す日々が、続いております。
中庭のベストボジションから、46年ぶりという皆既日食もバッチリ観察することも出来ましたし〜、パソコンの心臓部も、ようやく光司さんが修復してくれました。
メールは、復帰できましたが、データがすべて、吹っ飛んでしまいましたので、アドレス等々、わからなくなっちゃった方たちもたっくさん。
思い出したら、ご連絡くださいませね〜。よろしくお願い致します。

岡本の新築物件もようやく引き渡しが終わりました。神戸山手大学の田中栄治先生とのコラボレーション。
とても真面目なお仕事ぶりに、建築家の先生って、ほんと細かいいろいろな心配りを、マメにしないといけないのだなぁ〜と、改めて、深く感じ入ることの多い現場でありました。
光司さんも、ご予算の少ないキッチンに頭を悩ませつつも、オリジナリティ溢れる引き手やつまみをデザイン製作して、全体的には、とても優しい風合い、施主の奥様の雰囲気ピッタリな、可愛い感じのキッチンになりました。
使い勝手もよいと、たいへん好評のようで、工房で、バラバラな状態を見ていた時は、集成材のチーク天板との相性も、どうなっていくのかしらん〜と思っていましたが、お褒めの言葉も戴けて、よかったよかった。
ユリデザインさんからご依頼の、大きなキッチンの物件も、丁度、重なっていたので、右往左往、かなりハードな数ヶ月でしたが、腰もだましだまし、なんとか無事完了です。ちょっと、ホッと一息したいな〜と思っていたけれど、また、次なるマンションリフォームが、すぐに始まりそう。夏バテしないように、ガンバらないと…。
七月は、ベビーチェアもいっぱい作ってくれました。
お待たせのお客様、友人知人の出産ラッシュのプレゼントに…と、ひとクラス分は、十分にまかなえるくらいの台数が完成しましたので、嬉しい限り。工房内は、一時、保育園を彷彿とさせる「みんな集まれ〜」の、懐かし感が生まれていました。
知らぬ間に、子供たちは夏休みに突入ですね。芦屋のお店は、お盆あたりは、ちょっとゆっくり休みたいなと願っております。でも、来年のお打ち合わせも、本格始動の気配ですし…、照明のご依頼と、テーブル、椅子、収納ほか、追加の本棚に梯子…と、あれこれお待たせのお客様が、次から次へと控えていらっしゃいま〜す。工房のお盆休みは、今年もあんまり期待できそうにありませんねっ〜。
 

2009.6.29>>>ある朝、ドライヤーをかけていた光司さんが、大きく叫んでいます。「あ”っ〜!!」
額に血がこびりついていたらしい。今月の彼は、目の回るほどの忙しさ。そっか、知らないうちに怪我をして、おでこから血がでていても、気がつかないくらいなのだなぁ〜って思うと、なんとも憐れでお気の毒…。
キッチンの収納など、大きなものが続いているので、腰もかなりキツイらしく…でも彼が忙しいということは、私への負担もかなりあるわけで、やだなぁ〜行きたくないよう〜って叫んでもままならず。今の時代は、ゆとり教育で、週休二日が当たり前みたいだけど、昔のお父さんは、月に一度、お休みがあるかどうかでした。今月のイズデザインは、まさに昭和のお父さんのように、朝から晩まで、せっせと働く日々。お互いストレスがたまるので、なんだか殺伐とした会話になっていましたが、そんな時、遠方より友来たる。なつかしい記憶をたどりつつ、久しぶりにおしゃべりに花を咲かせた次第です。時々会いにきてくれる、いろんなお友達に、パワーと元気をもらっています。
がっ、光司サンのほうはと言えば、腰の痛みを痛み止めでごまかし、キッチンの取り付け、来春の新築のお打ち合わせで、無理に無理を重ねた結果、やはり、じんわりとぎっくり腰の状態になってしまいました。針治療で、少しは、復活してきたけれど、しばらくは、たいした仕事は出来なさそうな気配です。
あれこれと、事細かなご注文の依頼が、先送りとなってしまっているので、ここでちょっと、一服って感じでもないのですけど、身体のことも考えて、少しは、肩の力を抜きましょう。ゆったり構えて、また前へ進んでいけたらいいですね。
こんな時に限って?人は、ミスを侵してしまうものなのですが、またまた、お店の玄関までやってきて、鍵のないことに気づきました。あ〜、彼は、まともに歩けないほど、腰が痛くて、鍵持ってきてぇ〜なんて言えないしなぁ。これも神の思し召し…、結局、お家まで引き返し、夫の介護にあたることに致しました。こんな日が一日くらいあっても、まっ、いっかぁ。グレインちゃんは、明日、無事に一歳のお誕生日を迎えま〜す。ネコ派の私も、手のかかる犬と共に…の暮らしに、ようやく慣れてきた今日この頃かな。
 

2009.6.19>>>光司サンも私も、基本は、晴れ男晴れ女です。保育園にいた時から、明日の遠足は、絶対晴れてほしい!って、願っていると、台風が来ていても、たまたま台風の目に当たって、その日一日だけは、ばっちり快晴になったりして。ラッキ〜!って、子供達と大喜びしたこともしばしば。こんなお仕事をしておりますと、納品の日は、とにかく晴れてほしいもの。あまりの土砂降りは、やっぱり困ります。天気予報が、いくら雨だったとしても、「ぜったい、晴れて〜」って、いつも強く念を送っています。先日のキッチンの納品も、天気予報は、少し前までは、二日続きの雨模様でしたが、ちゃんと晴れに変わってくれました。
梅雨宣言があってからというもの、関西地方は、なぜか心地よい晴れ間が拡がっています。
ほんとは、今の時期の植え替えは、植物にとってあまりよくないのかもしれませんが、近くのホームセンターで、植木が、かなりお買い得の大安売りになっていたので、五本かってもこんなに安いよ〜なんて、強欲に、ケヤキにモミジ、ヤマボウシにヒイラギ…何だかいろいろ買い漁りまして、お庭の隙間を埋めるように、いっぱ〜い植えました。
昨年来、すでに根付いている桜、ユーカリ、ミモザ、ライラックたち先住の樹木は順調に育ち、南北の小道は、随分庭らしくなりました。緑の育つのを見ているだけで、たくさんの元気をもらえるんですね。特に桜は、本当にびっくりするくらい、すくすく伸び、庭の隅には、ちょっとした木陰が出現しているほどに…。夜道を照らすのに、せっかく貢献していたと思われる、我が家の外灯は、道路からあンまり見えなくなってきたみたい。
樹々のもつ旺盛な生命力って、ほんとすごいんだな〜って、改めて感服しております。
十年近く暮らした北海道を懐かしみ、下草には、ラベンダーやスズラン、ハーブなどなど、北国を感じられるものを少しずつ増やしていってます。こちらの温暖な気候では、スズランなんて大丈夫なのかしらって、心配だったけれど、ちゃんとかわいい花をつけてくれました。
二階の窓から、いろいろな形の葉っぱの緑色を眺めつつ、夏本番の暑さにめげないように、草抜きにも精を出さねばと…と心しています。でもねぇ、鏡を見る度に、濃くなっていくシミが気になって、炎天下のお仕事は、ついつい…お任せしちゃってるのが、現状なんですけどね〜。
最近、グレインちゃんは、時々、工房に連れていってもらっているようなのですが、まだまだ機械の音には慣れないらしく、ちょっと機械音がすると、びくつき啼いてるそうです。そんな日は、夜はぐったり疲れきって、身動きもせずに、水槽に沈んだアブクのような…あれは寝言?イビキ?なの??なんとも奇妙な声を発して、深く静かな眠りに落ちています。初めての夏、皮膚まるだし?の毛のない彼は、関西の夏をどう乗り切っていくのでしょうか〜
 

2009.6.5>>>薫風香る五月は、人それぞれ、心に迷いが生じる季節でもあるのでしょうか。
先月、岡田先生の元へは、様々な分野のお客様で、往来の激しい日々が重なりました。
たぶん、傍目には、優雅に、の〜天気に??木工やってる風に映っているのかなぁ〜結構、自分たちでは、必死のパッチで、あくせく余裕なく、ガンバっているつもりなんですけど…。
確かにやりたいことをそのまんまやれる人生なんて、今の御時勢、とっても贅沢で、楽しい生き方。わざわざ訪ねてきてくださるのは、光栄なことだと思っています。
誰かの背中を押せたり、何がしかの力を貸せたり出来るのは、やはり、だんだんこの世界も、長くやってきたっていう、ひとつの証なのかもしれませんね〜。これからも、益々お仕事に励みましょうぞ〜。
ここを訪れるお客様の第一声は、「わぁ〜木のいい香り〜がする〜」です。普段の暮らしの香りのすべてが、木の香りとつながっているので、私の鼻には、もはや何も感じなくなってしまっています。当たり前のように、明日が来ることに、感謝しなくなるように、ずっと此処にいると、ほんとかしらんって、不思議なのですが、職場の環境のよさを、時折、改めてお客様に気付かせてもらっています。
そんな神戸は、インフルエンザで一時、たいへんなことになっておりました。でも、ここ数日の梅雨空の雨に洗われるように、菌もどこかへ飛んでいったのでしょう…人々の暮らしは、急速に元に戻りつつあります。
こんな風に、不条理な事態で、街が深刻な打撃を与えられている時ほど、少しでも景気回復に寄与するため、気前よくお金を使えばいいのでしょうけど、我が車の…今度は、ブレーキオイルが、漏れてるとかで、修理代に早々に消えてしまいました。哀しぃ〜。
今月は、新築のキッチンの取り付けが、二件重なるようにやってきますので、光司さんの仕事も切羽詰まってきたようです。どちらもうまく取り付け出来ますように…。
グレインちゃんは、初のドッグランデビューで、フレンチブルに追っかけられて、フェンスに激突。長めの鼻先は内出血で、ややこんもり腫れ上がりました。どう見ても、君のほうが、足も早いはずでしょ〜人生、なかなか前途多難。世間の厳しさを、身を以て知ったようです。
 

2009.5.20>>>新作の椅子も、完成致しました。ようやく終わったリフォームのお客様から、テーブルと共に、やっぱり椅子も合わせて〜の追加のご依頼をいただきました。個人の木工家ですから、市販の大量生産の椅子に比べると、なかなか価格的に見合うものがつくれず、かなり高級な椅子になってしまうのが、悩みの種です。それでも、長年使い続けていくことを思えば、結局は、それほど高いとはいえない道具なのですよ…と、信念をもって言えるのですが、まだまだ家具を代々使い続けるという習慣も、日本ではあまり普及してはおりません。椅子のご依頼は、本当に有り難く受け止めております。
次は、こちらもかなりお待たせしている新しいカウンターチェア。新築の現場も急ピッチで進んでいるようなので、キッチンも早急にしなくてはいけませんし、別件の子供椅子のご依頼も、半年近く過ぎており、気になっております。
来年の新築のお客様の打ち合わせも、そろそろ本格的に詰めていく段階に入ってきた感じですし〜、そんな合間に、急な来客あり、椅子修理の依頼あり…新型インフルエンザを横目に、慌ただしさも増すばかり…。
それなのに〜、光司さんは、また大きな、なんとかいう木工機械を、ネットでゲットしてしまったそうな。「まさか、こんな値段で決まるとはなぁ〜」って、ニヤニヤしながらの、事後報告でしたので…しょうがないわねぇ。こうやっていつのまにやら、木工機械や材木を手に入れてしまっているのです。初めは、広いなぁ〜って、感じていた作業場も、そんなこんなで、なんだかぎゅウぎゅウ詰め状態に見えてきました。
機械の移動で、腰が痛いをまたもや連発しつつ、夕食後には、その工房へ再び行って作業を進めています。それから、図面書きやメールのお返事のデスク仕事が、グレインちゃんを抱っこしながら、夜中まで続くわけで…。でも最近は、コンピューターの前で、犬と共に、バク睡しちゃうこともしょっちゅう。そんなお疲れモードを吹き飛ばすのには、中庭でのバーベキューは最高で〜す。連日、当たり前のように、何かを炭で焼いては、食している今日この頃。茜空に、流れる雲を眺めながら、お店が休みには、ぷはぁ〜っと一杯。お家ごはんは、なんとも気持ちのよい…極上で至福のひと時ですね。
 

2009.5.1>>>経理事務の方向転換にもようやく慣れて、なんとかなるわねって思っていたら、税理士さんには、MAC版はどうも不評のよう…。というわけでありまして、また元どおり、ちょっぴり新しい弥生会計とバーションアップの経理専用のウインドウズパソコンをゲットしてもらって、一からのやり直しです。ボチボチと…それでもなんとか、ようやく現実の日程に打ち込みも追いつきました。あらあら…もう五月だ〜一年の三分の一が過ぎ去ったんですね〜。

さて、自分でもいささか不思議なのですが、私の身体はいつの頃からでしょうか…化学的なニオイや空気に敏感に反応するようになりました。例えば、どこそこの量販店だったり、アウトレットなお店だったり、古い店舗はだいじょうぶみたいですが、新築とかリニューアルしたてなどは、ぐわぁ〜ンといきなり頭が痛くなり、目がチカチカしてきて、吐き気をモヨオシマス。酷い時には、寝込むことさえあるくらいです。身体が異様に、拒絶反応するのは、実は自然体なのかもしれませんが、とにかくとっても弱くなった気がして、ちょっと情けなく思っています。化学物質過敏症になりかけてるのか?〜と、自己分析しておりますが、まわりには同じように苦しんでいる人もいっぱいいるので、こういうことって、私だけが特別ってわけでもないみたいですけどね…。
その身体の異常について、先日、考えさせられる出来事が起こりました。
我が家は、山近し、緑も深き、神戸でも、いわゆる郊外にあたる地域に、工房を構えているのですけど、リビングの窓から見える、隣の敷地の藤の花が、うす紫のグラデーションも艶やかに、ゆらりゆらりと、それは見事に咲き誇り、心洗われる景色に大満足しておりました。そんなとある日、神戸市の役所の方だと思われる人物が、現れ、その満開のフジめがけて、薬剤を散布していきました。
朝は、小さなスプレー缶で…、たぶんそれでは効き目がなかったのでしょうね、午後になって、大きな噴霧器を車に搭載して…シューシュ〜と、かなり豪快に!今から撒きますよ〜って、言ってくだされば、窓も閉め切って、奥の部屋へ避難も出来たのですけど、お店がお休みだった私は、たまたま窓を開け放して、リビングでグレインと追っかけっこしてたものですから…、気づいた時には、いきなり部屋中に、悪臭立ちこめ、倒れ込むような目眩を覚えました。結局、その日は、衣替えの後片付けも、ごはんの支度も出来ないで、しばらく寝込んでしまいましたので、相当私の身体を蝕むクスリ!?を吸いこんじゃったんだろうな〜って、気分も最悪っ〜。役所のご説明によると、うちの前を通学路にしている中学生のお母さんから、怖がる我が子のために、蜂を退治してほしいとの依頼があったそうで…。
神戸市もたいへんなのね〜。それぞれの立場があるのは理解できますが、芦屋では、なるべく自然を破壊しないというスタンスで、地域の住民が、ちいさな虫たちも守っていってる感じなので、余計、違和感を覚えたのかもしれません。私自身、昔、十勝の牧場で働いた時、スズメバチに刺された山菜採りのおじさんが亡くなるということもありましたので、ハチの怖さは十分知っているつもりですが、どう見ても、ありゃスズメバチじゃないし〜奇しくも世界中で、ミツバチが減って、農家の皆さんが困っている〜というニュースが流れておりました。頭が痛いのは二三日で、治ったけれど、我が家の玄関先の緑とフジの花が、急に萎れて枯れていく様に、悲しいため息。命を知る、自然を知る、食物連鎖の輪廻を知る…未来の子供たちに伝えていくべき言葉を模索しつつ、自戒もこめて、自然を愛する大人でありたいと願いました。
 

2009.4.19>>>亀のツンちゃんも、冬眠から無事目覚め、ぬたぬたと水槽を歩き回っています。このひと冬の間に、またひとまわりビッグサイズになったみたいで、恐ろしい〜。どこまででっかくなっちゃうんでしょうか。まだちょっとボォ〜っとしてるので、エサは少しずつしか食べてませんが、お目めはパッチリ、元気そうです。
イタグレのグレインは、冬のお散歩はパスだし、(毛が短い犬種なので、寒い季節のお散歩は、後ずさりして、いやがります。)数ヶ月眠るカメとお散歩嫌いのワンコというわけで、動物を飼いながらも、冬場は、それほどアクティブ感がなかったのですが、開放的な季節に向けて、外遊びの楽しい時期を迎えました。ここしばらく、光司さんが現場仕事に精を出し、家のこと、ペットたちのことまで、手が回らず、必然的に、ワンコの世話と亀の洗いは、私の係になっていました。芦屋のお店で、のんびりしている分、お店がクローズの日の自宅では、しゃかりきになって動いている感じです。普段しない場所のお掃除もしなくちゃと焦りますし、急に暑くなったので、春夏バージョンの衣替えも急がないといけませんしね。彼の仕事が立て込んできて、家の用事が負担に感じられる時は、いつも心の中で、「外で働くほうがまし〜」って、叫んでいます。
でもやっぱり、たまにするごはんの支度は楽しいし、玄関や洗面所など、お部屋のあちらこちらにお花を活けるときは、心もほっこり、穏やかな気分に浸れます。玄関のお花は、いつも絶やさないよう心がけているのですが、春になって、お庭の草花も、いろいろと活躍してくれるようになりました。グリーンの枝葉が中心の、まあ結構地味めな生け花ですが、優しい気持ちになれる出迎えの場所を、工夫しつつ、設えるひとときがとても好き!なんです。
今年は、夏までに完成の新築のお客様も続くので、このまま、ずっとお休みもなさそうな気配かな〜。
光司さんは、すでにプチギックリ腰気味で、「腰が痛い」を連発。大きい収納やテーブルが続いてますが、カメも犬も妻も、てんで頼りにならず…孤軍奮闘、痛みをこらえて、ガンバるしかな〜いですねぇ。
 

2009.4.6>>>やっぱり、今年も、いち、にぃ〜さん…とあっという間に、月日は巡ってしまい、桜舞う四月を迎えております。我がお庭のソメイヨシノも、今年は、たっくさんの蕾をつけており、お花見が充分に出来そうな気配です。北側に位置しているせいか、世間様より、少し開花は遅れているみたいですけど〜。ゆっくり花見酒でも楽しめれば幸せなのですが…相変わらず!?光司さんは、春の嵐のように、アタフタと、ドタバタと、ばたばたの連続であります。リフォームの現場は、佳境に差し掛かり、新たなる打ち合わせも追い打ちをかけ、急なご依頼、突然の訪問、別件での家具の取り付けから、ちょっと楽しげなお誘いまで〜。人生には、様々な出逢いが、たっくさん用意されているようですが、いつだってなんだって、忙しいさなかに…様々な行事は、一緒くたになって、大波のように打ち寄せてくるものなのです。瞬きするのも忘れるくらいの速さで、カレンダーがめくられてる気がします。残念ながら、こういう感覚に落ち入る事自体、それだけ、年老いて、能力が低下してきているっていう証拠らしいのですけどねぇ…あ〜あ。
芦屋の木々も、葉っぱが芽吹き、空を覆いつくさんばかりの緑のトンネルが、高らかに出現してきました。うちのお店の前の通りは、これからの季節が、とっても爽やか、ステキな時期です!枝葉の向こうに、透けて見える太陽の日差しが、日一日と強くなっていくのがわかります。
元気を出して、新しい春を迎えましょう。私事では、経理をウインドウズ版から、macの新しいソフトにしたのですが、う〜ん、やっぱり慣れないとたいへんです。何かと打ち込みにも時間を要していますし、印刷も中古のプリンターじゃ、どうもスムーズにいかないし〜。でも、こういう脳ミソをきちんと使うことにも、チャレンジしていかないことには、ボケボケ度合いもひどくなる一方のようですので…、とにかく、なんとか追いついていけるようにガンバリま〜っす。
新しい職場、新しい学校、新しい何かを始めた君に負けないように…、私も、新たなる自分に出会えるspringにしたいナっと思います。
 

2009.3.22>>>友が亡くなって、三年。コブシの白い花が咲き始める麗らかな春の日差しの中、早いようでいて、とてつもなく時間が流れたような…元どおりには戻らない、彼女との繋がりが、辛く切なく感じられます。さりげに、いつも悩み事を聞いてくれていましたので、この頃、無性に会いたくてたまらなくなる時があります。彼女の飾り気のないひと言は、いつも私を勇気づけ、屈託のない笑顔で、たくさん励ましてくれていました。芦屋だと、彼女の家とも近かったのになぁ…。今でもひょっこりと遊びにきてくれそうで…、なんだか無性に寂しくなってしまいます。
元気を出さなきゃという思いもあったし、一期一会を大切にせねばという強い願いもあって、先日、土砂降りの雨の中、園児たちと久しぶりに会ってきました。それぞれ、新たなる旅立ちの時期でもあり、転勤やら新しい学校生活で、関西を離れてしまう子供たちも多いお年頃となりました。
保育園時代の友達同志が、担当だった先生と集まって、一杯やりながら、ワイワイおしゃべりしてるのも、なんだかとっても不思議な光景だと思うけど、赤ちゃん時代を知っている子供たちを目の前に…「みんな、ちゃんと日本語しゃべってるねぇ〜」って、元同僚とも笑い合いました。こうやって昔話に興じることが出来るのも、みんなが、ちゃんと生きていて、元気で会える事ができるからなんだなって、身近の誰かを亡くすごとに、当たり前の出逢いの時間が、とっても大事に思えてきます。
光司さんは、現場が始まり、またまた大きなテーブルの製作もありで、なんだか慌ただしく、工房を行ったり来たりの毎日。グレインは、私が、「後で〜」って、部屋を去ると、まぁ、しょうがないかって感じで、そそくさと、自分のベッドにもぐり込みます。でも、光司さんのことは、やっぱりボスだと思ってるのでしょうか、随分対応が違います。一人遊びも少しは出来るようになってきたので、時折、リビングに放して、自由にさせているのですが、彼が一階へ降りようとすると、二本足で立ったまま、窓際にぎゅっと鼻をくっつけ、必死で目で追っています。後ろ姿も見えなくなって、工房へと消えてしまうと、心細げに哀しき声で、「わぉ〜ン!キュゥ〜ン」この世の終わりのような嘆き様。工房と自宅とは、入り口も別々の完全分離型になっていますので、一階に降りてしまうと、ご主人様の気配は、全く感じられません。まっ、お仕事なんだからしょうがないよっ、grainちゃん。キャベツかじって、待ってましょうね。なんだか菜っ葉類が好物みたいです。犬ってそうなのかなぁ??
 

2009.3.6>>>あっと言う間に、弥生三月。パッとしない空模様も続いていましたが、日差しを頬に浴びると、春の眩い光を感じます。お庭のミモザも、柔らかいパウダーイエローに色づいてきました。中庭に置いていた、鉢植えのままのオリーブが、ひょろひょろと大きくなりすぎ(たぶん3〜4メートル)、元気を失くしていたので、決死の覚悟で、庭に植え替えをしました。二階の窓からも、下の工房からも見える場所で、風にそよぐ葉っぱの景色が、なんともいい感じです。去年からずっと気になっていたことが、ひとつ実行出来ました。枯れないで、うまく根付いてほしいものだと願っていますが…どうかな〜。このささやかなお庭には、どんどんいろんな木や植物を植えて、温かで優しげな、雰囲気のある雑木林っぽく!?なるといいなぁ〜って、夢見ております。
ニューヨークのお友達が里帰りのついでにと、知人と共に、芦屋に立ち寄ってくれました。しばらくぶりの再会です。お互い仕事を持ってる身ですので、なかなか時間を合わせて、ゆっくりするなんてこともままなりませんが、古くからのお友達に出会うと、若かりし昔の自分に戻れる気がして、嬉しくなっちゃいますネ。丁度、ユリデザインの由利さんも訪ねてきてくれていたので、一緒に皆んなでお茶しました。たまたま偶然に、同じ時間に居合わせた人々と、おしゃべりが弾むことも、すごい縁なのだと思いますし、そういう出会いが、また新しいつながりを生むことがステキだな〜って思います。僅かばかりの共に過ごす時間は、年を重ねる度に、かけがえのない貴重なものとなっています。
さて、年が明けてからも、いろんな暗いニュースは多く、心痛めることもしばしばです。百年に一度の混迷の今、イズデザインは、相も変わらず、少数精鋭でやっておりますので、地道に粛々とお仕事を進めていってる感じ。現在、進行しているのは、新規のお客様もいらっしゃいますが、数年前から、打ち合わせを重ねてきた物件も多く、この不景気に、現場がはじまることは、すごく有り難く、心強いですね。この世界的にどんよりした経済の時期に、しばらくでも、仕事があるのだなって思えるだけで、幸せなことです。あまりに劇的に変化する日々は、なんとかなるって信じるしかありませんし、実際、たいがいの出来事は、後で振り返ってみると、結果オーライのことのほうが多いものですから。こういうモノを大事にして、暮らしを見つめ直す時代だからこそ、しっかりとした手仕事が、見直され、評価していただいているのかなと、改めて、ガンバるぞ〜って気合いを入れ直しております。
 

2009.2.14>>>ネットワークの接続が、ようやくあれもこれもうまくいくようになってきて、ひと安心と思っていたら、我が夫は、またまた新たなるお買い物をしていました。しゃべるお父さん犬が、どうしてもほしかったのかしらん…。携帯は、昨年機種を変更したばかりなので、あと一年くらいは、待ったほうがいいって、お店の人のアドバイスもあったはずなんですけど〜。
誘惑には勝てず、我慢もできず…というわけで、もう一台増やすという彼らしい?荒技にて、iphoneを買ってきてしまいました。これで、何処へ行くにも、重いパソコンを持ち歩かなくてもよくなりますので、とってもお仕事的には、楽ちんなんだそうです。それにしても、便利なものが次から次へと出現してきますネ。指でひゅ〜ひゅ〜って、こするだけで、画面も変わるし、文字も大きくなるし…。自分の所のホームページを覗いてみましたら、きれいな画像で、普通に見る事ができました。私たちも、何をするにもやたらと検索かけちゃってますものね。最近は、グレインちゃんのお洋服もネットで買っておりました。もう十五年くらい前になるでしょうか、自ら、必死でプログラミングして、H.Pを立ち上げていたのが夢か幻のよう…あの頃を思えば、爆発的にコンピューター人口は増え、本当に、世の中変わったんだな〜って、しみじみと感慨深いです。
二月に入ってからも、納品と取り付け、打ち合わせと、休む暇なく、働き通しの毎日は続いております。しか〜し、私のほうは、何故だか体調が今イチで…。インフルエンザなんだかどうかわかりませんが、吐いたり、ジンマシンが出たり、高熱にうなされたりと、三週連続で、お店が休みの度に、病に倒れてしまっております。昔は、一晩ぐっすり眠れば、風邪なんて吹き飛んでいってたはずなんだけどな〜。近頃では、いつまでたってもだらだらと、ベッドから抜け出せません。体力の低下と回復力のなさには、自分でも唖然とするばかりです。まぁ、そういうお年頃だと、重々自覚しつつ、無理しない様、適当にガンバっていくしかなぁ〜い!
先日、昔のスタッフの男の子に、お土産で、北海道花畑牧場の噂の「生キャラメル」戴きました。ずっと、一度は食べた〜いって思ってましたので、タイムリーで嬉しかったです〜どうもありがとねぇ〜。
 

2009.1.22>>>昨年末より、ネット接続、パソコン関連がなぜかしらねど全滅であります。プリンターの調子が悪くて、年賀状を出し遅れてしまったのを皮切りに、メールのお返事が遅れたり、ラジオの音楽がつなげなくなったりと…どれもこれもトホホ…な状態。近頃では、すっかりコンピューターに依存した暮らしになっており、モドカしい時間が過ぎゆくばかりです。パソコン環境が、あまりにも時代遅れなのが、最大の要因だと思われますが、かといって、最新式をばっちり揃えられるほど、木工家の人生も甘くはなく…。大きな…それでいて細やかな打ち合わせが必要な物件を、多く抱えている現在の状況は、ネットがうまく起動してくれないと、ほんと困っちゃっうんです〜。なんとかせねばと気持ちは焦りますが、基本的にむずかしいことは、私には全く解り兼ねますので、結局、光司さんが、工房の仕事とデスクワークに追われるはめに…。
でも、そんなことは、きっと、大丈夫。どうってことのない日常の一コマなんですよね。阪神大震災のあの日が、巡りめぐってくる度に、仕事の悩みなんて、ほんの些細でちっぽけな取るに足らないものだということを、思い出させてくれます。生きているだけで、贅沢は言いますまい…悩みは深く切ないほうが、後の喜びも大きく弾けることを知りました。人様の暮らしのお手伝いをさせて頂きつつ…我が人生をも楽しんでいければ、それだけで充分というものです。二人して、えべっさんのおみくじは、大吉でした。やったね〜!!どうか幸先、いいスタートがきれますように…。といいつつ、なんだか私のMac君は、ご機嫌斜めが続いています。
 

2009.1.10>>>暮れは、相変わらずギリギリまでお仕事に勤しみ…アッと間もなく、2009年が、やってまいりました。
芦屋のお店は、ゆっくりめの日程で、初出を致しましたけれども、年末にお納めきれなかった収納家具など、年始早々より、ご納品に…打ち合わせにと…イズデザインは大忙し。特に今年は、いろんなお仕事が、あれもこれもと…すでに動き始めておりますので、いつになく頭をフル回転させて、最初からぶっ飛ばして、ガンバっていかねば〜!!
しか〜し、まっ、ジタバタしても、なるようにしかならない部分もありますし、せっかくの牛年ですもの、牧場生活時代を想いだし、なるだけゆったり、のんびりと…マイペースを心がけ、進んでいければと思っています。
本当に有り難いことなのですが、ここ数年は、ひとつのお仕事が、数珠つなぎのようにつながって、途切れることなく続いています。人と人のかかわり合いやご縁は、本当に不思議なものなのだなって、つくづくそう感じています。最近は、なるべく、こっそり気味で?営業してるつもりなんですけど、ご紹介のお客様も多々、訪ねてきてくださいますので、人脈というものは、こういう出逢いの連続なのね〜って、深く感謝の毎日です。
この業界、結構、年齢を重ねた木工職人さんも、いっぱいいて、皆さん、高い技術力を武器に、いつまでもお元気で、現役で働いていらっしゃるので、光司さんの年齢を思えば、まだまだ、働き盛りでもあり、ヒヨっこなのかもしれませんね。今年も、怪我のなきよう、たっくさん、製作に励んでいってもらいましょう!
グレインちゃんは、暮れまでに、タマタマを取っちゃいました。これで、足をあげて、あちこち引っ掛けるようなワルには、なっていかないそうです。
赤ちゃんの歯も、ほとんど生え変わりました。お顔もちょっぴりお兄さん…を通り越して、ちょっとお爺ちゃんっぽく?なってきたような〜??基本的に、家の中でのみ用をたすよう、トイレをしつけていますので、寒空へ、お散歩に行く意味すらも見いだせないご様子。野性味たっぷり、全速力でリビングを駆け回った後は、大満足で、そそくさとハウスに戻ってきます。どこのコもそうなのかもしれませんが…寝てるときと食べてる時は、とっても素直ないい子に!!育ってきておりま〜す。

では、皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。