葉音日記 (バックナンバー2003年編)

 
2003.12.28>>>
わたし達のお友達は、世界をまたに駈けて活躍している人が多い!そのなかでも、ジャズベーシストのナカムラケンゴはすごいのよ〜。先日も神戸のサテンドールに聴きにいってきたのですが、来月は、ウイントン・マルサリスとニューヨークのヴィレッジヴァンガードでライブだって〜。かっちょいいね〜!ジャズのことなど、若い頃はな〜んにも知らなかったけれど、保育園にお勤めしていた頃から少しずつ聴きだして、それなりの有名系はちょっぴりわかるようになってきました。人はやはり音楽やおいしいパンがあればそれだけで幸せを感じられるものなのでしょうね。でも、最近は、そこがステキなインテリアのお部屋だったらもっと最高!って、こんなお仕事していたら思うようになりました。そんな思いがじわじわつのる今日この頃、アトリエは、ついに足場を立てて本格的な工事に突入致しました。お金が全くない分、窓枠もドアも全部、オカダ君が自分でつくろうとしています。人間その気になれば、なんだって出来るもんだからね〜?回の廃屋!?は、自分の持ち物だけに彼も特に気合いが入ってる模様…。でも、お互いのなかでは、「飽き性やから、せいぜい五年くらいもったらいいよなあ〜」なあんて、相変わらず、家に対しての執着はないんですけど。あと何年くらい生きてくれるのわからないヤンくんが、のんびり老後を過ごせればそれでいいかな。いよいよ着工かと思われていた中華料理屋さんは、ビルの構造上、排気の関係で中華などできるような物件ではないことが発覚し、また一から振り出しに戻ってしまいました。自営業としては、お仕事出来ないことに対する焦りはよ〜く理解できます。早く、いい場所が見つかりますように。いよいよ、今年も残りわずかとなりました。アレーズは29日まで。年明けは、7日の水曜日からの営業です。いろいろあった2003年、またひとつ吹っ切れてこれからの人生歩いていけるような気がしています。
どうもありがとうございました。それでは、皆様、良いお年を〜!!葉音

 


2003.12.20>>>
しばらくアレーズを手伝ってくれていたS君から、無事、職業訓練校に合格したとの嬉しい知らせがありました。彼は、オカダ君が次から次ぎへと新しい作品を創り上げていくことがとても新鮮で、その行動力に大きな影響を受けたようです。このままの自分じゃ、なんだかつまらない、ようやく自分の中の「自分の手で作りたい」という強い思いに気づき、まず一歩、踏み出しました。今の若い子は…って、よく私も言われたし、本当に若いってたいへんだと思います。時間はたっぷりあるのに、一体自分が何していいんだかどうしたいんだかわかんない。おとなになることへの不安な気持ちでいっぱいで、なにから手をつけていいのやら…。私なんて、いつ死んでもいいや〜って、なんだかどうでもいいや〜って、そんな投げやりな気持ちになることもよくあったように思います。いざ、死ぬような目にあったら、死にたくないって、もうちょっと生きていたいって思ったけどね…。大人になったらもっとたいへん!悩む時間なんてないくらいもっともっとたいへ〜ん!だから、とりあえず何でもやってみることを…ほんのちょっとでも気がかりなことがあればチャレンジしてみる事をお奨めしま
す。自分には絶対出来ないって思ったことが出来るとなんだか笑っちゃうくらい楽しいよ〜。それは、経験した人にしかわからないことなのよね。何かをはじめるとまわりの空気が変わってきて、自分がいつのまにか別の場所にいることに気づきます。昔の自分がとっても遠い人に思えたらこっちのものだ…。辛い過去も悲しい想い出も未来が変わればみんな物語ように話せる日がきっときます。涙で前は見えなくても、一歩だけ前へ。がんばれワタシ…いつも呪文のようにそう唱えてガンバってると、いつか違った自分に出会えます。やるじゃ〜ん!いけてるかも〜って自分を好きになることが、「大人になる」ってことなのかな〜って、そんな気がします。葉音

2004年度版 全国おしゃれなインテリアショップガイド 載ってます!

 
2003.12.10>>>
本当は、お家でちゃんとお食事するのが好きな私たちですが、最近はどうしても外食することも多く、毎晩何食べよ〜ってよく頭を悩ませています。中華ならここだねって、しょっちゅう行っていた中国福建省出身の人がやっていたお店が閉店することになり、ちょっとさみしい私たち。でも、また別の場所でのオープンが決まり、今そこのお店のデザインなどにかかわっているところです。まわりの町並みやお店の状況を考えつつ、でもローコストを目指さなきゃいけないし…中華屋さんってやっぱり赤のイメージなので、外観のレイアウトから内装までオカダ君なりに目立つよう考えています。すっごくおいしいし、リーズナブルなお店なので、個人的にも早くできてほしいんだけどなあ。でも、現実はどうもいろいろややこしい手続きなどがあり、遅れに遅れている模様。オカダ君は、すでに再来年!のデザインスクールの講師依頼なんぞ受けちゃったり、続々と取材の依頼もありますし〜。有り難いことだと感謝しつつ、平行して進めている我がアトリエはいつ完成するのやら…それでも、温水器とやらも格安にてゲットしたらしく、おお!ついに世間でも噂のオール電化住宅だあ!いえいえ、実は、都市ガスが来ておらず、(神戸市なのに…山林だから!?)プロパンガスはめちゃ高いそうで、やむなくそういう方向になっているだけなんですが。IHクッキングヒーターって、ガスより使いやすいのかな〜。家電製品は、かなりレトロな暮らしが続いており、近代文明にまるでついていっておりません。が、こんなお仕事していますので、いろいろ試した実験アトリエになりそうです。でも、肝心の予算がまるでな〜い!ので、出来る範囲はすべて手作りする予定!!今度はどんなタイプの薪ストーブにするのかまだ決定しておりませんが、サンタさんが来てくれるような大きなレンガの煙突もぜひつくってほしいな〜!!オカダ君ならつくれるような気がするんやけど〜。葉音

 
2003.11.14>>>
会社を設立して、早くも一年がやってきました。去年の今頃はここアレーズの店舗立ち上げでてんやわんやでしたし…あれから一年、今年は久しぶりに濃〜い!一年であったとしみじみ思います。「ガンと○翼と分割と…」って二時間ドラマスペシャルが書けそうなくらいだよ。毎年のことですが、今年は特に人との出会いと別れをたくさん経験した一年でもありました。嘘や内緒事が大嫌いなわたしたちにとっては、いいお勉強をした一年でもありました。なんでも常識という言葉を振りかざしていればいいってもんではないと思っていますが、でも、人として、していいことと、悪いことはちゃんと考えて歩いていかなきゃね〜。それが一番大事って気がするけど。こんなにたくさんわけわからずの目にあったということは、もうすぐ、すご〜くいいことが控えてるってことなんです。小さい時から、いつもそうでした。なにか辛い目にあってもくじけないでガンバってると、私にとっては、とっても嬉しい何かしらのプレゼントが!だいたいそれは、とてもステキな人との出会いだったりお仕事だったりしますけどね。自分に対して、ただ素直に誠意をもって何事も…やり遂げたいと思っています。アレーズのオーナーである日仏商事の東京ビルもいよいよ完成間近です。外から見えるロビーにオカダ君の新作ベンチを依頼されているので、なんか東京デビューぽくて嬉しいです。その他、リフォームやらテーブル、椅子、ソファや食器棚、う〜ん、風邪ひいてる場合じゃないよ〜。年末まで、一気に突っ走らなきゃね〜。自分の家のアトリエはついつい後回しになっちゃうんだろうな。しょうがないね。葉音

 
2003.11.03>>>
この季節が一番好きです。結婚して北海道に住んでいた時は、初雪がそろそろ降り始めるこの季節が一番嫌いになっていたけれど…。やっぱり10月11月はこうじゃなくっちゃ〜!なんだかさわやかな風が吹いているし〜幸せ〜!!神戸に帰ってきたんだなあ〜って一番実感できる時でもあります六甲山の山並みを眺めているだけで、涙が出そうになるくらい、感動しちゃったりして…それも一度、生まれ故郷を離れたお陰ですね。プライベートがやや落ち着きを見せたと思ったら、やっぱし〜お仕事が目白押しの状態で迫ってまいりました。いろんな建築家の先生とのコラボレートもありますしね〜。一緒にお仕事しよ〜って言ってくださるのは本当に有り難い事だと思います。ステキな出会いがいつもいっぱいあって嬉しいっ。本当に好きだと思える人とだけお仕事する方がよっぽど気持ちよく!おもしろく!楽しんで!出来るんだよね〜!しか〜し、またなんだかな〜ということが頻繁…。最近のオカダ君は、びっくりするくらいぼけモード全開!毎日のように、どこかに何かを忘れてくるんです…もう、それがほんとにひど〜い。財布がな〜い、上着がな〜い、かばんがな〜い…って、まだ三十代なのに先が思いやられる〜。微妙〜にちゃんと誰かが教えてくれたり発見されるので、実質的な被害はまだなく、笑い話ですんでますけどね。忙しい人ってみんなこうなるのかな〜?!幼稚園児より手のかかるおっさんになってどうするね〜ん!しっかりしろ〜!!葉音

 
2003.10.25>>>
以外と事は、あっけなく行われてしまうものなんですよね。いよいよ明日は、いざ、裁判所じゃ〜!といっていた前日の早朝に、すべての杭が抜かれました。な〜んやそれ!ここ二ヶ月くらいでしょうか、陳述書などの書類を一生懸命用意していたので、少々、拍子抜けした感じです。この通行道路の問題は、私たち個人の訴えとは別に、地元自治会だけでなく近隣の自治会をも巻き込んだ大騒動に発展しており、市長さんに市民一丸となった嘆願書を提出するという異常な事態になっていました。でも結局、私たちの出した仮処分申請の審議を待たずして、突然、杭は取り払われました。裁判所の呼び出しに応じてくれたお相手のご意見によると、「岡田さんに迷惑をかけるつもりは全くなく、あくまでも神戸市に文句があるだけだ」ということだそうで…。今後は、私たちの仕事に支障が出るようなことは一切しないというお約束をしていただいた次第です。まっ、うちとしては車がちゃんと駐車場に入れられるのであれば、別に事件にする必要もないわけで…一応、よかったよかったと喜んでいい結果となりました。これから神戸市とその方との話し合いがどのような展開になってゆくのか予想だに出来ませんが、ここまで、住民運動も盛り上がってくれば、私たち個人が表立って闘っていかなくても、なんとかだいじょうぶなのかな〜って、今回の仮処分申請は取り下げることに致しました。こんなにあっさり解決の方向へ向かったのも、きっと私たちのためにお祈りくださった皆様のおかげです。ありがとうございます!!とりあえず、この道路問題は、しばらく静観の構えでいきたいと思っています。そうこうしているうちに、申し込んでいた融資も無事おりました。へっへっへっ〜!これで、心おきなく一気にアトリエづくりに邁進できそうです。バスタブもトイレもゲットしたらしいし〜夢のアトリエづくりに向かって、ガンバるぞ〜!! 葉音

 
2003.10.15>>>
アトリエづくりに必要なサッシやらいろんな材料をオカダ君は次々にオークションで、セリ落としていっております。こういう時の彼のいさぎよい買い物っぷりは、私にはない、「なにわのおばちゃん魂」を感じて、少々あ然としちゃうことも…。こういう決断力?ていうのか?スピード感で生きていくことも、時には必要なことなんでしょうか…どんなアトリエになるんだろうねぇ〜!?露天風呂もらせん階段も茶室も…今のところ、私の要望はすべて却下されてますが…寄せ集めながらも、おしゃれにお願いしたいものだと思っております。な〜んて、呑気に構えていると、ついにもう片方の道路にまで杭は打たれちゃいました〜!いよいよたいへんだ!お年寄りが通れなくなったり、バイクで無理に横の砂利道を通過しようとした人が転倒したり…などetcあれこれ問題も起きているらしく、地元の自治会では、市長さん宛てに「四十数年来の地元の生活道路、神戸市がなんとかしてほしい!」との要望書を提出することになりました。そうして、とうとう駐車場に車を入れることすら出来なくなってしまった私たちは、工房でのお仕事に支障もきたすわけで、不動産屋さんを通じ、裁判所に仮処分の申請を出すことになりました。ひゃあ〜この事件も大きな佳境!?一体、どういう結末になるんでしょうね〜??すご〜いことになってきましたよ〜!!葉音

 
2003.10.06>>>
こういう時こそ空気感を変えないと〜!お金もないけど、引っ越しした〜い!昔の保母仲間のなかでも、一等、パワフルなかんちゃんが、突然、お店に遊びにきてくれました。なんと、スイスから〜!旅の途中で出会ったスイス人のお医者様と結婚しちゃったかんちゃんは、今や、寝言までドイツ語らしい〜。かっこよすぎ〜!元保母は、保育園の理事長であった作家の灰谷先生の影響をたぶんに受けてしまい、グローバルに活躍している仲間達が多い。かんちゃんはその中でも、パワフルな女ナンバーワンでした。へなちょこな私からみると雲泥の差、当時からちょ〜力持ちで、限定解除持ってたもんね〜。(わからない人のために…、男の子でもなかなか取れないナナハンの免許です。もちろん乗ってたし〜あんな細い身体でなんでこんなん持ち上げられるんじゃ〜っていうくらい重いバイクなのに…)こういうエネルギーを持ってる子にあうと、なんだか頑張るぞ〜のパワーが湧いてきます!お金なかったら借りたらいいっか〜!てなわけで、新しいアトリエのために、またまた融資を申し込んでいるずうずうしい私たち。借家の家賃と駐車場代を考えると、そっちのほうがよっぽど生活は楽
になるはず〜。何より、今のあちらこちらを移動する無駄な時間を節約出来るのが、すごく大事なんですよね。先日、オカダ君は30代最後のお誕生日を迎えました…と同時に私たちは結婚15周年。練習のしすぎで、指輪を忘れて臨んだやる気ゼロの結婚式から15年だよ〜。人生わから〜ん。葉音

 
2003.9.28>>>
会社を立ち上げて、初めての決算月を迎えております。しか〜し、いつものようにあり得ない事態はおこり、決算前に「会社分割」というむずかしいことをしてしまいました。イコール、分割時決算とやらをしないといけないということが急に発覚して…、とほほ〜。この数週間、工房のほうの事件と重なりつつ、弁護士さんの所に行ったり、税理士さんにご相談したり…となんだかあわただしい日々を送っていました。人間、初めてのことはわけわからずですが、ほんのちょっとだけかしこくなったような気がします。旭川時代に事務員のアルバイトを三年近くした経験があるのですが、元保母としては、計算はとんちんか〜ん、でもその時に教えてもらったことが、今、我が社の経理に役立っているのよね〜あの時は、毎月末、胃がキリキリ痛くなることがしばしばでしたが、やっぱり、いろんな経験はムダにはならないんですね。今は、会計ソフトがあるからとっても簡単だし〜勝手に計算してくれるので、わたしにだってそれなりに!?出来ちゃうんですから、時代は変わったよ〜!!
よく働いたのでってわけでもありませんが、昔、オカダ君がギターを習っていた先生が、その世界では超!有名人(昔、紳士服のエフワンのコマーシャルソングの曲をつくって、ロンカーターとCMにも出演していたそうです。当時住んでいた北海道にはオンエアされてなかったけど…)その山口武先生のライブが、お店近くの倉庫であったので行って来ました。ナニワエキスプレスの元メンバーの東原力哉さんと清水興さん三人の新しいユニットで、とてもパワフル、楽しいライブで元気をもらいました!!すごく激しかったので終わったあと耳がウォンウォン!鳴ってたけど〜。オカダ君は、みんな若いな〜を連発しており、確かにオカダ君が一番ジジむさい感じかも…好きなことだけしてると、きっとあんな風に歳を重ねていけるのだなって、なんだか嬉しくなっちゃいました。葉音

 
2003.9.16>>>
以前、工房にいたスタッフのI君は、独立し、時々オカダ君を手伝ってくれるようになりました。人間、独り立ちするとこうも変わるものかとまるで別人のよう!コンピューターの図面もずいぶんうまく書けるようになったし、オカダ君が教えてあげた籐の編みもすごく上手になりました。一緒に工房にいた頃は、何度注意しても鍵もかけずにコンビニに行き、自分の食べたお弁当のゴミはどんどんため、オイル拭きしたあとのウエスの処理も忘れたり…と、(もちろん本人は全く悪気はありません…)オカダ君は、あまりに心配で、夜になって、もう一度こっそり工房に見に行くということもしばしばでした。(ウエスを放置すると最悪の場合、火事になり、木工場では全焼というケースもままあるので、神経質なくらい処理は完璧にしなくてはいけません)精神的にまいる〜と思っていた矢先、彼が独立したいといってくれたので、こちらも正直ホッとしたほどでした。前までは、一緒に納品にいっても黙りこくっていた彼が、納品先のお客様と笑顔で会話しているのを目の当たりにすると、な〜んや出来るや〜ん〜責任を持つということは人を成長させるんだなあ…って、すご〜く納得!!今、ショールームには、ひとり研修生のS君が来てくれています。わたしたちの相変わらずの事件の渦に巻き込まれつつ、彼なりの個性を伸ばしていってくれればいいなと思っています。まあそれにしても、昔、おしめを替えてあげていたような年齢の子と一緒にお仕事する時代なんだなあ〜って思うと、そりゃ阪神優勝から、18年経つよね〜って、時の流れをしみじみ感じます。先日、火星とお月様がすご〜く寄り添っているのを見ましたが、月の明かりの向こう側から眺めると、今、身の回りで起こっているすべての出来事は、ほんの一瞬の些細なことなんだろうな…きっと。葉音

 
2003.9.3>>>
どうしてこんな目にあうんだか…!??またまたのわけのわからないトラブルに巻き込まれております。ある日、突然、工房前の道路に杭が打たれ、もう一台の乗用車が脱出出来ないという緊急事態が発生!!工房のある場所は神戸でも山間の大きな池に面したのどかな地域。30年以上、ふつうに生活道路として使用してきた所に、いきなり杭(というか柵かな?)が打たれてしまい、ありゃまあ〜なんじゃこれって状況です。丁度、住宅街の奥にあたり袋地になっているので、車の出入りに支障をきたしているのは、うちとお向かいのSさんだけといえばそうなんですが、郵便屋さん、おまわりさん、ガス屋さんも通り、近くの中学生たちの通学路でもあり、朝夕は、ご近所のワンちゃんたちのお散歩道にもなっている、このあたりでは、皆さんの憩いの道でもあります。そんな道路にいきなり!それもかなり立派な!ちょっとかわいい黄色の!杭が出現したのですから、我が工房はまるで、国定公園に指定されたかの如くの有様で…。急きょ、地元の警察が、行き止まりになっていた、別の迂回路のポールをはずして国道に出られるようにしてくれたので、まあ、なんとか車は取り出せは致しましたが…。BUT, いちいちそのポールを取り外して、急な曲がり角になっている交通量の多い道を進入してこなくてはならなくなったので、雨の日はたいへん!!なんだっていうんでしょうね〜。公道だと思っていたうちの前の道路をその方たちが知らない間に、買い上げたらしく、どうも二年越しで、神戸市になんとかしろ〜(神戸市に買い取れってこと?なんでしょうね?たぶん…)との要求を突きつけていたようです。このままだと廃車を放置するぞ!とか杭を打って通れなくするぞ!との無理難題です。まあ、その方達にすれば、自分たちの土地に何しようとおかまいなしと言うご意見だそうで、神戸市側もまったくお手上げらしく……杭を打たれて住民が大騒ぎをしていても、「岡田さんとこもお庭が広くなったと思って〜」なあんて、お役所らしいコメントだったそう。自分の家族がそんな目にあったのなら、同じように笑っていられるのかなって、心ない言葉に余計傷ついてしまいました。いよいよ、今度は水道管を撤去しろとの要求をのみ、神戸市側としては、あくまでも私道ということで、一切関係ないとの立場を取る…との方向で話しは進んでいるらしく、後は、「民と民」との話し合いでなんとかしなさいと言われ、市のお悩み相談の電話番号なんぞ教えてくれました。そんな勝手に杭打つような市民っていないじゃ〜ん!それに、もうとっくに相談してるっちゅうねん!降りかかる火の粉は自分で払っていかなくてはならないんでしょうが、まだ、買って一年もたってないのに〜。当然、ローンはまだまだ残っていますし〜ご近所の方は、引っ越してきたばかりなのに〜って同情してくださるし〜とりあえずは、買った先の不動産屋さんの弁護士さんが動いてくれていますので、なるようにしかならないんでしょうが、こういうことってあるのだな〜っと悲しいやら情けないやら…。世の中、わけのわからないことが多すぎる〜!!ただ、真面目にものづくりしたいだけなのにね。どうなっちゃうんでしょうね〜私たちっていうか、猿倉の住民やいかに!!って感じです。どうか、皆様、善良なる一市民の無事をお祈り下さいますように!!葉音

 
2003.8.25 >>>
毎日の激動の日々の中、私の母はやっと、退院出来ました。ご心配をおかけしておりました皆様、ありがとうございました。春からでしたから、長かった〜。でも、ようやくホッと一息…肩の荷がおりました。ドラマのような病院での体験は、なんとなく自分のことではないようで不思議な気持ちになりました。でも、やっぱり、病院は苦手だなあ〜。ここ十年?、自分自身が病院へは足を運んでいないこともあり…、少ししんどい時間でもありました。身内がひとりでも倒れるとほんとたいへんですよね〜親のことだけを考えても、高齢化社会に向けてサバイバル状態って感じですからね〜でも、一番よれよれなのは、私たちって気がします。蒸し蒸しと暑かったり、台風がやってきたり、自然のなかにもいろいろあるんだから、生きていてもきっといろいろあって当たり前なんだって思ってガンバんなきゃ〜。お盆休みを少しとって元気になるかと思ったら、なんだか最近めまいがしたり、夏バテ症状が出ています、残暑厳しいですからね〜。やんくんもパタパタとそのあたりで倒れるように寝込んでいて、よくネコ踏んじゃってまっす!皆さんお身体にはくれぐれも気をつけて秋の気配を待ちましょう。今、起きているいろんな問題がすべて一日も早く解決しますように〜!!工房もお店も相変わらず、いろいろあって…ややこしすぎてちょっと書けないくらい〜。とほほ〜。葉音

 
2003.7.22 >>>
すごいことが、バンバン起きる今日この頃。お店のことだけでも結構あれこれあるのですが、工房のほうがもうたいへん!!前から気にはしていたのですが、(以前の化学研究所の時もあったそうなので…)賊に侵入されガラスを割られました!!やだ〜今時なにされるかわからない時代なので、へんに乱暴なことされなくてよかったといえばよかったのですが、網入りの頑丈なガラスなのに〜、大損害です!気持ち悪いので、よりいっそう早く引っ越さねばと決意を新たにした次第…。お客様のお家のリフォームやその他いっぱいのお仕事に追われ…、プライベートではわたしの母親の入院&手術騒動もあり…なかなか自分たちの暮らしを省みる余裕もなくここ数ヶ月過ごしてきましたが、そろそろ母も退院できそうなのでよかったよかったと思っていた矢先のイタズラ侵入事件。まあ、いつもなるようになるさで、生きてきたからどんなことが起きてもそうそう驚かないけど…またお金がいるね〜心配していると、オカダ君はまたまたギターを買っていた!!「今度のは小さいで〜」って。なんでやね〜ん!めちゃめちゃギターいっぱい持ってるし、一体いつ弾くわけ??って思うけど、そこがオカダ君のオカダ君らしい所以なのか−!??どうやったらこういう性格になれるんだろうね〜。えっ〜!!って事件が多いけど、まあ、いっか〜。後で振り返るとすべてはきっと笑い話になってるの?か?な?……。無事、芦屋のリフォーム見学会も終わりました。なにぶん、初めてのことで、あたふたしたことも多々あったように思いますが、お店の時とはまた違って、いろんな方たちにも会え、楽しい時間を過ごせました。お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。
葉音
 
2003.7.10 >>>
温泉が出た!んですって〜!うちのお店の斜め前あたりに温泉付きの超高層マンションが出来るそうです。先日、温泉が出ましたの記者会見を紅白の垂れ幕つけてやってました。ふ〜ん、世の中、驚くことは多いなあ〜。ちょっと、町はずれの通りって思ってたけど、このあたりどうも建設ラッシュかも…。梅雨の晴れ間に、忙しさの合間をぬってオカダ君は工房のペンキ塗りに…。いくら修理をしてもこのどしゃぶりには勝てな〜い!!工房の雨漏りはどんどんひどくなるばかり、とほほ〜芦屋のリフォームはずいぶん出来上がったらしいのですが、現場が始まるといつも以上に私たちの日常は、わちゃわちゃのわけわからずの状態になります。でも、やっぱしっていうか、こういう時こそ何かが起きる!夜寝ていると、太ももに激痛が〜!!「この足先までしびれるような痛みは何???」なんかすごい超極太の針でぶちゅ〜って刺されたような…電流が流れるような…今まで経験したことがないくらいの痛さ〜!犯人はなっなんと、ムカデでした。どういうこと??なんで我が家にムカデがいるわけ??そいでもってどうして私が刺されなきゃいけないのよ〜。今私のぷよぷよのおしりと太ももの間はぽんぽこりんに腫れてます。なんて可哀想なわたし〜山奥に住んでいた頃は、だいじょうぶだったのにね〜こんな都会でムカデに刺されるなんて…、よっぽど我が家は山の手ってことなんでしょうか…。痛〜いよ〜!!今、手がけているJR芦屋駅前のマンション「ラポルテ東館1-901号室」のリフォーム見学会を施主様のご厚意により、19(土)20(日)の二日間に渡り開催することになりました。本人も自信満々のこだわりRe styleリフォームです。お時間のある皆様、ぜひ足をお運びくださ〜い!
葉音
 
2003.6.12 >>>
昔、面接を受けた時は緊張したなあ〜って、逆の立場で面接をしながら想い出します。いろんな職業を転々とした私は、日本全国で面接を受けてますが、何より、保育園に就職の22歳の面接は人生始まって以来の大緊張でした。十代のころから5年くらいかな、作家の灰谷先生の児童文学を読み耽っていた私は、二次面接で、ご本人に出会ったときは、ただただ感動して、ニコニコ笑ってばかり。やった〜目の前に灰谷健次郎がいるぜ〜って感じ!!サイン会の時と違って、相手は、ちゃんと「私」をわかってくれてる!なんてったって、大大大ファンだったので、先生が保育園をつくると聞いた時は、こんな夢みたいなこと本当にあるのだなって思ったし、すごい倍率をくぐり抜け、自分が受かろうなんてことまで思考回路はまわってなかった。それくらいすっごくドキドキ。大好きな尊敬するひとが目の前にいるんだもん、そりゃ、興奮しちゃうでしょ!でも、先生曰く、あなたは作文(テーマが「私の家族と私の人生」)とあまりにギャップがあった…と後からいわれるくらい、私は、嬉しさを隠しきれず、みょ〜にヘラヘラ笑っていたらしい。ただ巡り会えた奇跡を神様に感謝するのに精一杯!すごいね、私の神様〜!やってくれるじゃ〜んってすごく不思議な体験に酔いしれていたのでした。夢は必ず叶うのだという信念は、その時生まれた確信です。思い続けることって大事。こうなりたいという理想像、自分の未来像を常に考えて生きていく。なりたい人になる!なりたい自分を想像する。自分は変わる!自分で変える!今は、知らぬ間に年月重ね、40すぎのおばさんになっちゃったけど…若い頃に描いていた人になってるのかな…と振り返ってみるに、絶対大人になんてなりたくな〜いって思ってた私にとって、40過ぎた私は想像外の生き物だ〜!ふぇ〜こんなに長生きするとは思わなかった〜っていうのが正直な感想かな。でもここまできたのだから、いっぱい長生きして、してないことどんどんやっちゃおう!
葉音
 
2003.5.26 >>>
我が社では、只今、研修スタッフ募集中!!会社を立ち上げてみると、みんなそれぞれに忙しく、ちょっとしたことを手伝ってくれる人がいればいいなあ〜って、個々の思いが、タイミング的に急速に高まってしまったという感じ。二人だといつも抽象的な文章になってしまいがちなので、スタッフにしっかり求める人物像を書き込んでもらいました。明るく元気で力持ち、そいでもって、コンピューターも得意な子なんて、いるのかな〜!??きっと、こき使われると思うけど、若い時の苦労はいっぱいしておくと年いってからすごくいいと思うよ〜!お金儲けはできないけれど、「好き」だと思ってやる仕事は、とっても楽しいことなんじゃないのかなって思います。何でもやりまっせ〜っていうあなた!ご応募ご連絡お待ちしていま〜す!ぜひとも、私たちの力になってくださいませ。どうぞよろしくお願いします!!
葉音
 
2003.5.16 >>>
今月は、納品ラッシュの日々。ず〜っと以前の茅葺きギャラリーの時からのお客様が、めでたく結婚されることになり、オーダーしてもらったテーブルや食器棚、なんちゃってぎっくり腰になった例の超特大テーブル、ワゴンやコートハンガーなどの小さなものまで…、納品の日がくるとほんとホッとします。まだまだお待ち兼ねの人たちがたくさんいるので、ここで気を抜いてる場合じゃな〜い!んだけどね。いよいよ、芦屋のマンションの全面リフォームも始まり、オカダ君は連日、プランを一生懸命練っています。お洒落な芦屋マダムのワンルームを目指します!できればオープンハウスにして皆さんに見ていただけるようにしたいなあ〜と思っているのですが…どうなるのかな。って、こんな忙しい時にかぎって事件は起きるものなのだ!先週、オートバックスの駐車場からいざ発進!しようとした瞬間、後ろからゴ〜ンって、でっかい超高級車(オカダ君曰く、あれは1000万クラスやで〜!)にぶつけられました〜!もう〜勘弁してよ〜!って、オカダ君も思ったらしいけど、あまりに立派な車だったので、よっぽど相手のほうがお気の毒〜って感じだったらしい。配達用のほうじゃなくてよかったけど…。一様(ほんとは私の)アシ車だし、古い古いいつの時代の車やねん…なんだけど、やっぱ直してほしいしねえ〜。後ろのトランクが見事にタイヤカバーっていうの?その形にへこんでいたらしい。まっ、こんなこともあるのかね…。自分がどうこうなったわけではないから良しとしなくちゃって思うけど、皆さん気をつけましようね〜。いつどこで何があるかわからない時代ですもん。
葉音
 
2003.5.5 >>>
伊丹での14人の木工家具作家展は、徒党を組むのが苦手なオカダ君にとっては、一大イベントの行事です。最近では、ショールームがあるので、しいて作品展をしなくても…という立場ではありましたが、いつもお客様ありきで、デザインと制作をしているので、こういう機会は、以前からやってやろ〜と考えていた作品を、気兼ねなく創れる最大のチャンスでもあります。グループ交際はちょっと…といいながらも、本人は至って、やる気満々!古い作品ばかりでなく、こういう時こそ新作を…というのが自分自身への課題でもあり、見に来てくださるお客様に対しての礼儀であると考えています。今回は、椅子と小さなカフェテーブルを新しく作りました。丁度、「大人の神戸」という雑誌の取材と重なったので、うまくその作品の写真を撮っていただくことも出来、ラッキーだったかも〜。ちょっと気恥ずかしい感じですが、岡田光司木工人生を語る…みたいな記事になっており、私たちにとっては、記念の一冊になりそうです。皆さんも、ぜひ買ってくださいね〜!(5月下旬発売予定です。)ゲラを読んだオカダ君曰く「なんか誰のこと〜?っていうくらい他人ごとみたいに思えるな〜」って。確かに〜!明日の米は??って、氷の世界で震えていた日々を想い出すと、不思議なこといっぱい起こりすぎだよ〜。あの頃、こうなることは予想だにもしなかったけれど、もっともっと楽しいを見つけたい!「仕事もなく、山の音楽家みたいやったのになあ〜」と、久しぶりにエレキギターを工房の二階で弾いてみようか…なんて言ってましたが、北海道じゃあるまいし、近所の人がびっくりするんちゃう!?でも、かく言う私もネコも逃げ出すバイオリンのお稽古を早く再開したいなあ〜と再び山の音楽家に戻れる日を夢見ております。めざせ!素敵な音楽とおいしいワインのある暮らし…。
葉音
 
2003.4.22 >>>
先般、オカダ君は工房始まって以来の2メートル40センチの巨大テーブルをひとりで作っておりました。きっと、記念の傑作になるに相違ないと、本人もガンバって必死です。けれど、心配していた通り、やっぱりぎっくり腰になっちゃいました。とほほ〜(それも朝、自分のシャツをアイロンしていてなったらしい…)今回のはなんとか歩ける、なんちゃってぎっくり腰でしたけど…無理をしないで、というわけにもいかず、またか〜と思うとやるせないわね。指がいっぱいなくなっちゃうよりましだ〜っと言い聞かせるよりほかないのが、なんとも悲しい職業だ〜。木工家志願の皆さん、たいへんなのよ〜木の仕事を生業とするのって…。健康第一!いつも寝る前にへんてこな腰痛体操をしているオカダ君ですが、もともとヘルニアで手術した身体、なかなか正常の人のようには動けないということなんでしょうね〜。誰かに手伝ってもらえばいいのに、へんにひとりでやっちゃうとこあるので、すぐこういうことになるんだよね〜。今、私の身内は病人ばかりなので、生きるってたいへんな試練の連続ってことだなあ…と実感しております。私は、元気でがんばろう〜っと。今月は、まだまだテーブルも大型家具も続きます。のんびり釣りにでも行ける余裕がほしいところだけど、そんな時間はやっぱ無理か…。明日から、伊丹市立工芸センターにて、兵庫の木工家具作家展も始まります。5月11日までやっておりますので、皆様お誘い合わせのうえ、ぜひ見にいってあげてくださ〜い。
葉音
 
2003.4.13 >>>
追悼    京都大学工学部大学院教授 建築家 外山義先生
桜の季節がやってきて、ようやくこうして先生のことをしたためる気持ちになりました。
私たちと外山先生は、初めて出会った時からウマがあったといいましょうか、なんとなく気持ちが通じ合ったといいましょうか…。大人になって、この人だあ〜い好き!なあんて、瞬間にして思える人に出会える事は、そうそうめったにあることではありません。わずかの期間でしたが、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。芦屋の福祉施設の椅子を岡田光司が依頼され、デザインをしたことがあるのですが、そのお仕事でのつながりがはじめの一歩。その後、オカダ君の作品を一目で気に入られた先生は、プライベートで、まずは、時計付きのCD収納棚をお買いあげ、そして、次から次へとソファや収納家具の注文をしてくださったのでした。後で、先生に使い心地のご感想など電話でお聞きすると、「完璧です!」やったあ〜二人して飛び上がって喜んだのはついこの間のことなのに…。次は、テーブルをお願いしますね…そうお約束した矢先の、昨年の秋、突然、急逝されてしまったのです。先生は、日本の福祉界になくてはならないとても大切な方でした。初めての御納品の折りには、連日の過密スケジュールの中、わたしたちのために、わずかですけどって、スープとパンをご用意してくださる、そんな優しい心配りをさりげなくしてくれる素敵な大人の男性でした。私もこんな風に、ふんわりと人を包み込むような暖かさで、誰かと接することができたらと心から願ったものです。その時に、長年お暮らしになった北欧生活のお話、子供たちの絵について、日本の教育論まで…。私たちが好きな大人はみんな、とてつもない大きなものと独りで闘っている事が多く、人間、信念を貫いて生きていくことは本当にたいへんなことですが、どんなに人に非難されようと、これだと思う道を突き進んでいると、そこには何かしら大きな目に見えない力が生まれ、その生き方に賛同してくれる人が必ずや現れてくるものです。そうしてその人たちの願いや熱い思いが、また大きなエネルギーとなり、ひとつの流れが生まれます。一流って、ただ有名になるってことじゃなく、そういうひとすじの強い流れのことだと思います。先生もそう信じて、日本の福祉施設の現状を嘆き、人間としての尊厳を重んじ、ただ前へ、突き進んでいらっしゃたのでした。老人ホームの個室化を声高に叫ばれつつ、志半ばで、この世を去っていかなくてはいけなかった先生…。大好きだった外山先生、私たちはこれからも、先生のように、自分の信じる信念のもと、美しい生き方をしていきたいと思います。人として、していいことと、しちゃいけないこと、それをちゃんと子供たちに伝えられる大人でありたいと願います。先生に誉めていただいた家具のこと、誇りに思って、これからもいっぱいオカダ君は作り続けていきます。けがしない様に…それから、あんまりぎっくり腰にならないように…、天国で見守っていてくださいね。「一期一会」 大好きな人とお別れする度に、心の奥でこの言葉の深さをかみしめます。ほんの幾たびかの出会いでしたが、決して先生のことは忘れません。素敵な時間を本当にありがとうございました。
葉音
 
2003.3.27 >>>
ここのお店は雨が降ると、とんとお客様がお見えになりませんが、晴れの日はかなり人通りも多くなりちらりほらりとお店の中に入ってきてくれるようになりました。前から何のお店かな〜って思っていた人たちがキッチンを窓辺に置いたこともあり、思いきって!!入ってきたり…通りすがりにたまたま来てくれたり。なんだか最近若い子も多いなーと思っていたら、春休みなんだね。時間があるって幸せなことなんだよって大声で叫びたい気持ち。まさかこんなに忙しくなるとは〜。BUT、それもこれもなんでも首を突っ込んで、あれもこれもと手を出しているオカダ君が悪〜い!のですが、そうしないと人生つまらんやろ〜って、それはそれでごもっともだ…。無事、ラジオ出演もセミナーの先生も終わってホッとしました。やっぱり、別の仕事が入ると本業がストップしてしまうので、たいへんたいへん!お客様との打ち合わせ、新しい図面書き、そいでもってつくる、作る、創るの一連の作業…。いつも春と秋は、めちゃくちゃのスケジュールになってきて、え〜っと、次だれの何?作る予定?って…とても有り難いことだねってしみじみ思います。イラクの戦争も、世界中のたくさんの人々がいくら反対してもはじまっちゃったし、ごはんを食べたり、お仕事したり、普通に暮らせることの幸せをもっと感謝して生きてゆかなければと改めて思います。何が正しくてなにが真実なのか、自分を見失わないで歩いていきたいけれど、この前のお休みの日には、(もちろん岡田先生は工房へお仕事に行きましたが…)目覚めればお昼もとうに過ぎた二時!自分をすっかり見失うほどに寝こけてしまいましたよ〜。
葉音
 
2003.3.19 >>>
暇な時にはヒマを楽しんでいないと、いつもいつもたいへんなことになってきます。オカダ君は、取材のあらし〜!三宮という大都会に新しいお店をプロデュースしたこともあり、いろんな人からの依頼が舞い込んできています。木工をはじめて10年。月日はアッという間に過ぎた気がしますが、いろんなことが変わったなあ〜確かに…。でも、よくよく見るとたいしてオカダ君の作品は変わっておらず、昔はなんじゃこれ、取っ手も付いてないのかよ〜と思っていた収納のタンスなんかもモダンなデザインだったんだね〜って、時代がオカダ君の作品に追い風を与えてくれているような気もしたりして…。お仕事の幅が拡がってきているので、いろんな出会いもどんどんあります。ご一緒させていただいている様々な職業の方たちは、皆さんちゃんと私たちの意見に耳を傾けてくれるので、とても気持ちよくお仕事ができます。でも、たまにうまくいかない人とかもいて、やっぱりその手の人は、とっても頭ごなしだったり、まるっきり感性がかみ合わなかったり…。だいたい第一印象でのオーラというか波長でわかるようになってきましたけどね〜。なかなか難しいことだけれど、私の中のお仕事の出来る人って、ちゃんと相手の意見に耳を傾ける事の出来る人なんじゃないかしらと思っています。ボケッとしてるので、全然人の話聞いてないね〜っていつもオカダ君に呆れられているんですけどね〜私ってば…。自分自身に自戒を込めて、ちゃんと人の話は聞かねば…と改めて思った次第…。明日、オカダ君はラジオ(KISSーFMkobe)生出演です。DJの福井玲子さんは、昔からのお友達。他のゲストの皆さんと神戸についておしゃべりする予定です。AM11:10〜11:30まで。お時間のあるかた是非、お聞き逃しなく〜!
葉音
 
2003.3.12 >>>
ショールームに新しいキッチンができました!窓側に、で〜んとアイランド型で、ユーロカーブのワインセラーをビルトインしたとてもお洒落なキッチンです。奥に置いてあるキッチンが、取っ手のない対応でしたから、今度のは、チークの取っ手付き。通り側には、ガラス部分のある扉をデザインし、今までのオカダ君のデザインにしてはちょっぴりかわいらしさもあるのかな…。道行く人にちゃんと目立つように、シナ合板の明るいステンレストップになっています。かなり大きいサイズなので、これくらい余裕があるときっとお料理していても楽しいだろうな〜と思われるゴージャスなもの。新しいお家には、これくらいのものはほしい〜とついつい自分の暮らしにあてはめて考えてしまう今日この頃。年末に買ってしまった工房の二階のスケルトンのお部屋をいかに変身させることが出来るのか、オカダ君共々、最近、思い思いに一生懸命考えています。オカダ君は創る本人としてあくまでも現実的に、嫁としてはこの際だから、こんな家に住みたいという、ぜ〜んぶのあれこれを盛り込んでほしいと、第一希望 露天風呂〜第二希望 茶室〜 第三希望 らせん階段〜!思い込んだもの勝ちでしょ…こういう時って!お風呂は大きくて景色を眺めながらの気持ちいいのが絶対ほし〜い!まわりのお家からのことを考えると、まあ、露天は無理としても中庭のグリーンを眺めつつ入るっていうのもいいんじゃないの〜。茶室は炉をきるまではいかなくても、静謐で穏やかで…ゆっくりひとり物思いに耽ることが出来て…、本を読んだり、書を描いたり…そんなご隠居さんみたいなひとときをもてる隠れ家的な場所をと願っています。あとは、な〜んとなくらせん階段!なんからせん階段っておもしろそうなんだも〜ん。どこでもいいからつけてほしいなあ〜。老い先短いと思われるやんくん(ネコの)がのんびりひなたぼっこできるステキな空間ができますように…このとてつもなくずうずうしい願いのすべてが叶いますように…。BUTどこかでリフォームローン借りないと…。貧乏人にとって、夢はまぼろし…現実は厳しいのだ…。土地とか家って、買ったら買ったでたくさん税金とやらを払わなきゃいけないんですね〜知らなかったよ〜。
葉音
 
2003.2.21 >>>
ここの場所にお店が決定するまで、オカダ君は、北野や、旧居留地などおしゃれな町並みを歩いたり自転車に乗って三宮じゅうあちこちの物件を探し回りました。いいなあ〜って思ってもみょ〜に広すぎたり、地下で暗かったり…不動産探しは結構お得意分野なので、候補地をあれこれ絞り込んでオーナーさんともご相談し…。まわりのシチュエーションを気にする私たちは、ここはないなあ〜と最初没にしていたのが現在のお店です。ここ第2スカイビルは、味があるほどレトロチックな雰囲気を持つビルでもなかったし、以前が事務所仕様だったせいかなんとなく殺風景な印象で…、なんてったって、お家賃とかもすごく高いし、そのわりに駅からも離れてる感じだったんですよね〜。だからここに決まってしまった時は、まずパッと見をいじらないとあかん!てなわけで、看板部分の外壁を大きく張り出すようにデザインし、ビルの印象が変わるくらい前面のアプローチにはすごくこだわりました。オープンしてみると、皆さん口々に全面ガラス張りで間口も広くてステキですね〜って誉めてくれますし、思いの外、駅からも近い気もしてきたし、人通りもかなりあるんですよね。ビルの管理会社の方にもビルの格があがったと喜んでいただけましたし〜。私が若い頃は、このあたりはなんか暗〜いイメージだったのだけれど、そごうにロフトができてから、駅の東側にもいろんなインテリアショップやカフェも増えてきつつあり、人の流れも少しずつ向かってきているらしいのです。alese周辺がこだわりのある大人の人々が散策できるような、上品なインテリアの街に少しずつでもなっていってくれればいいなあ〜と願っています。
葉音
 
2003.2.7 >>>
めでたしめでたしって、つい最近書いたばっかりですが、今度は自宅の水道管が破裂しました!もう〜なんでやね〜ん!工房の方が山合いなので、すっかりそっちのほうの心配ばかりしていたのですが、仕事を終え夜遅く帰宅すると隣人のメモがあり、水道が吹き出していたので、止水栓を止めた旨云々…。マジ!?えっ〜水が出ないの??こんな真っ暗のなか、どうすんのよ〜お茶も飲めないし手も洗えない、トイレもいけないじゃ〜ん。な〜んて一瞬ひるみましたが、まっ、死ぬわけじゃなし、トイレもお風呂の水で流せばいいか〜。こういう時、放浪生活経験があるのって、なんだか物事に動じないしぶとさがあるんですよね。わたしって見た目以上に根性がすわってるかも。早速、オカダ君は原因を究明。しばらくして、知り合いの工務店のO君もかけつけてくれ、あっという間に修理は完了。まだすぐには水を流しちゃいけないということで、お茶のかわりに三人でお酒を飲んだくれました。それにしても…ここ最近水がらみのいろいろ事件が多いよなあ〜。今年は水難の相があるのかも〜気をつけねば…と考えた所で、どれも古いぼろい建物のせいなんだよねって自分自身で納得!それから、中村健吾氏のライブにも行ってきました。世界をまたに活躍してるミュージシャンはやっぱり違うよね〜とっても楽しいライブでしたよ。よく働きよく遊ぶ。こんな大人になれたらいいなと思った通りの40代を今私は過ごしています。なんじゃこれ!?ってな目にも度々遭いますが、そこはそれ生きるということはそういうものなのだとあきらめる!あきらめないで生きるより、とっととあきらめたほうがどうもうまくいくみたい。あきらめるって、明らかに極めることなんだってね〜なるほど〜っと感心してからは、人に対しても物事に対しても、どうしてもダメだなって思ったら、明らかに極め、すぐに「アキラメル」。そしたらぜんぜんくよくよしなくなったし、第一あんまり怒らなくてすむのよね。それがとっても楽ちんで〜す。
葉音
 
2003.1.30 >>>
オープンしてまだひと月ほどなんですが、いきなりトイレが詰まりました。なんでやね〜ん!ここアレーズは、かなり内装にこだわったお店で、その中でも、トイレには結構、力をいれています。洗面所はスペイン製だし、便器はドイツ製。特に、便器は、宙に浮いている今最新式のタイプのもので、お掃除とかもしやすいんです。BUT、そのドイツ製が流れなくなったのよね〜。100均のシュポシュポするやつで何度も試し、結局、工務店さんも呼んで夜遅くまで頑張ったけれど、それでもダメで…、とうとう管理会社のほうよりセンカンの専門の業者さんに来ていただくことになりました。センカンという字が、洗う管なのか、専門の専の管なのか、ちょっと聞くの忘れちゃったけど、やっぱ、プロは違うね〜!!30分くらいで、今まで、ちっとも水の流れのなかったマンホールにどんどん出てくるんだもんな〜。裸足でうんこ踏んづけてた保母時代、牛のうんこにまみれた牧場生活、北海道の廃屋でのぼっとん便所暮らし等々、私の人生、うんこ慣れしているようで、配管づまりも興味津々!間近に必死で見させていただきました。きっと、人のいやがるようなたいへんなお仕事だとは思いますが、三人の若者のテキパキと仕事をこなす動作はとてもすがすがしく、この一ヶ月のぐちゃぐちゃに溶けたというか…なんと表現していいのかわからない奇妙なドロドロした物体が流れていく様は、やったぜ〜ってかなり快感!すご〜い!なんて達成感のある仕事なんだろうと久しぶりに感動した!!次のうんこ詰まり現場に連れていってもらいたかったくらいだよ。原因は解体した時に出た古いトイレの破片が配管に詰まっていたと判明。あ〜無事、トイレも直ってめでたしめでたし。
葉音
 
2003.1.23 >>>
お店が三宮という都会になったせいか、なつかしい顔も訪ねてくれるようになりました。恐ろしいことに昔おしめを換えてあげていた園児はもう成人を迎えており、年長さんだった子供の中には母になった子たちもいるらしく、ゲゲゲ、いきなりおばあちゃんか〜。私たちには、子供がいないので、ついつい若い時のまんまの気持ちを引きずってしまっているのですが、知らないうちにいい大人になってしまっているのだなあ〜ってしみじみ…。子供がいないということイコールどうも社会的な責任を負うことも少ないようで、よくオカダ君とも私たちってすご〜く無責任な大人だよね〜って話をしています。こんなちゃらんぽらんな大人はあまり回りにいないのか、どういうわけだか、若い子たちの身の上相談みたいな事もよく受けるようになりました。私自身、悩み事も多く、いろんなことを抱えて生きてきたので、若い時のいろいろな苦しさや焦りがよくわかる気がします。結局、頼れるのは自分自身だけなのですが、誰かに少しだけ話を聞いてもらいたいのかな…。昔の私に話しかけるように、自分自身を励ますつもりで、今までのいい加減な歩みを話して聞かせてあげると、みんなほんの少し明るい笑顔を取り戻します。くよくよしていても何も変わらないし、はじまらないのよね。自分と未来は変えられるんだって、信じて歩きだすほかありません。たとえ他の誰かに何かを言われても自分の人生なんだも〜んって開き直って、自分の心の中に響く声だけを頼りに生きていくことにしています。歳を重ねるとずいぶんそのやり方がうまくいくようになってきます。なかなかむずかしいけどね…。悩んでる人、どうしていいかわかんない人、とにかく自分に聴きましょう。耳を傾けて、一生懸命に…そうしたらなんだかパッって答えが見つかるもんですよ。ガンバって!!
葉音
 
2003.1.13 >>>
新しい年の幕開けは、またまたの雨漏りから…。年末、すでに新しいお店のトイレの壁にシミが出来、あれれと思っていると、案の定、我が新工房の方も、屋根からいきなり床にポタポタと…。私は、結婚以来の住居のほとんどが、雨漏りするお家だったので、けっこうこういうの慣れてま〜す。やっぱり雨漏りしたねえ〜ってんで、早速、オカダ君は屋根の防水ペンキ塗りを頑張ったのでした。でも、今年の神戸のお正月は、北海道の秋みたいに寒かったでしょ〜いっぺんに二人とも風邪をひいてしまい、相次いでダウンしてしまいました。BUT、恒例のえべっさんでは、昨年に引き続き、オカダ君は大吉のおみくじを引き当て、工房の電気工事もようやく終わったらしく、仕事がんばるぞ〜って張り切ってますけどね。まずは、暖をとるためのストーブの準備を先にしなくちゃ…ぎっくり腰もなかなかよくならないしなあ〜。北向きの日当たりの悪い場所なので、すごーくヒンヤリするんですよね。私たち的には、北欧のサマーハウス風をイメージして、これからどんどん改装していければと野望に充ち充ちているのですが、どこからみてもなんかあやしいプラントっぽい!少しずつでもおしゃれに変身できるといいんだけど、お金と時間がないから今のところは、ちょっと無理かなあ…でもパッと見だけでもなんとかした〜い!!この場合、やっぱ露天風呂が先かなっ。今年もきっといろんなことがいっぱいあることだろうと思いますが、笑って!頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
葉音