葉音日記 (バックナンバー2001年編)
  2001.12.26 >>>
きっと、今が一番幸せって、あとで振り返るとそう感じるのかな。昔は、仕事がなければないで不安だったけど、でも時間はいっぱいあっていろんな楽しい事ができたのに…。このてんてこ舞いの忙しさもだんだん慣れてゆくのかなあ。そうしてもっともっと、とんでもないくらい忙しくても、それを笑える余裕が生まれてくるのかも〜!確か、保育園時代の私も、いつもいつも泣きそうなくらい忙しい忙しいって思ってました。でも、今はあの忙しかった日々を笑って話し、感謝している自分がいます。なんでも出来る自信!なんでもやれる勇気!あの頃を思えば、今の忙しいのも、なんだかへっちゃらに思えてきます。くよくよ悩んでいてもしょうがないって気もしますしねえ。初めてのことが、毎年山のようにあるわけですが、その中で仲間の輪がどんどん広がってきています。今年もまわりのいろんな人に助けられて一段と成長できた感じです。ひとりでは抱えきれないほどのお仕事に埋もれるようになってきた私たちを、本当にたくさんの人が支えてくれました。先日は、寝言にまで、仕事の指示をしているオカダ君でした…。お〜い、だいじょうぶか〜こんな風に、どたばたと今年も暮れようとしています。きっと、私たちは、今年もまた大晦日まで、しっかりお仕事しちゃいそうで〜す!では、皆さま、よいお年を〜。こんなに一生懸命働いてるのに、サンタさんが来なかった〜!なぜなぜ〜!?
 
2001.12.20 >>>
このまま、年末まで突っ走らないと、きっとどちらかが倒れてしまうのだろう。てな具合で、もうほとんどオカダ君は思考回路もマヒしてきています。かなり、頭の線もぶつぶつと音をたてて切れてきているのがわかるくらい「今、ボク何言おうとしてたっけ?」って自分で自分に質問する場面の多い今日この頃です。疲れた時こそちゃんと栄養と睡眠をとらないと…、ほんとぽっくりいっちゃいそう!!ず〜っと、オカダ君が主夫してた日々がまるでまぼろしのようだなあ〜。子供の頃から、人の立場は逆転するものだとは、しみじみと感じてきたことですが、人と人とのつながりや出逢いは、ほんの少しのすれ違いで、タイミングがはずれると、二度と交わることができなくなるものです。同じ価値観を持つ人たちと一緒にいると事がどんどんスムーズにしかも楽しく流れていくものですね。今の現場は、しんどいながらも帰ってくるオカダ君の顔が笑っているので、よかったねって思います。ひるがえって、逆を言えば、合わない人とはほんと疲れちゃうのよね〜。オカダ君の場合、いきなり黙っちゃうので、わかりやすいのよね…好き嫌いがー。なんとなく気持ちが添えるかどうか…それが何よりわたしたちにとってはいつも大切なことになっています。今年も残りわずかですね〜、私の方はといえば、アイステージと、お家の大掃除をぼつぼつながらやっていま〜す。営業は29日までです。お正月休みは2日までのたった四日間しかありません。悲しい〜。
 
2001.12.12 >>>
年末までに仕上げてしまいたいことが山のようにあって、オカダ君は、ちょ〜仕事に追われています。去年も確か、三十一日のおおみそかまで椅子をつくっていたけれど、今年もぎりぎりまで、働くことになりそうです。夜、食事の終わった後もまた工房に戻り、夜中まで…。そのおかげで、家の用事がすべて私の負担!なんでこんな夜中に掃除機かけたりトイレ掃除やってんだろう!?昼間もいっぱい働いたのに〜って情けなくなることもしょっちゅうですが、この不況の中、忙しい人は忙しいのよね。まわりも、みんな必死でお仕事してますよ〜。中村先生の物件は、後から後からあれもこれもといろいろ作ることになり、トイレットペーパーホルダーが出来たかと思えば、タオル掛け、はたまた月見室とやらに昇る梯子まで…。先生はといえば、事務所の皆さんとご一緒に韓国ツアーなんですって〜!な〜んじゃそれ!やっぱり、建築家のほうがええな〜、木工家はしょぼい!いつかそんな優雅に海外のあっちこっちを旅する日がくるのでしょうか…。今はたくさん働いてガマンガマンですが、将来はきっといっぱ〜い旅できますように…あ〜め〜ん。お仕事の依頼を受けている皆々様、今年はもう無理です、限界です。春まで気長にお待ちくださいね〜。いつもそう言って、一年待ちのお客様が増えてきちゃってるんだよなあ〜。し〜〜〜〜〜〜らないっと。年末まで、あと二十日をきりました。さてさてどうなりますことやら…。
 
2001.12.5 >>>
いつも、閉店前にお迎えにきてもらって、一緒に夕飯のお買いものをしてお家に帰るパターンが多いのですが、納品のために奈良出張の多いオカダ君ですので、久しぶりにライナーと歩きで、ひとりで帰った先日のこと。雪も降らず、足もすべらず、北海道とは大違いの環境に、幸せ〜って思いつつ、星もチラホラ、なんてきれいな満月なんでしょ〜って、空ばかりを眺め、ぶらぶら歩いていると、な〜んだか私を射抜くようなするどい視線…。はたと横を見ると、巨大なイノシシが三頭も〜!!最後尾のいのししくんとつい目が合ってしまったら、私のさっき買ったばかりのコープさんのお買い物袋をねらってる?!よく回覧板とか、街のポスターに買い物袋をねらっていのししに襲われたとか、お尻をかじられたとかって書いてあるのを思いだし、一瞬やば〜いって思いましたが、中身がおからとヤマトいもだったのが幸いしたのか、チラリ、フンッって一瞥をしてタッ、タッ、と二号線のほうに向かっていきました。よく亥君と遭遇する家の近くでは少しばかり、緊張して歩いているのですが、まだ、阪急の線路を越えていなかったので、ついぼんやり…「いつか必ず!絶対、月にいくぜ〜」な〜んて独り言いいながら、月夜に見とれていたのでした。まっ、ありゃ、子牛くらいだね…、丸々太って、イノシシとしてはかなりビッグなサイズでしたが、ホルスタインやアンガス牛と比べれば、ぜ〜んぜん怖くないや〜い!いのししに勝てそうだなって、考えている自分を誇らしく思ってる私って一体、どんなおばさんになろうとしているのやら…。
 
2001.11.26 >>>
疲れがかなりたまってきたようで、肩も腰も痛いです。模様替えの度に、なんだかよれよれになっちゃうよ〜。久しぶりにずっ〜と胃も痛くて、ちゃんと噛んでゆっくり食べなきゃダメだよ〜って、自分自身に言い聞かせています。仕事がつまってくると、ついつい急いでお食事もしちゃいますからね。もともと胃も丈夫ではないみたいなので、すぐにキリキリって痛くなるから気をつけなきゃ…。オカダ君と一緒のペースで働いてると、家のこともあるので、ついついオーバーワークになりがちな今日この頃。誰も誉めてくれないし、お給料だって一銭ももらってないので、なんか時々、どっと疲れが出ちゃう時があります。なにやってんだろ〜私〜って感じかな〜。傍目にみてるととっても華やかそうに見えてるんだろうな〜って思うけど、そうでもないんですよ〜。でも、お仕事があるだけ、ましなんだよね〜きっと。ぜいたく言ったら、ばちがあたるかな…就職が見つからないとか、リストラされたりとか、倒産寸前とか…世の中、すごくブルーな空気が漂ってるわけで…。忙しいことをプラスに考えなきゃね〜って思うのですが、やっぱ、人間あんまり忙しいのは身体によくありません。みなさん、気をつけましょうね。中村好文さんとのキッチンのお仕事はいよいよ取り付け間近です。お金にはならなかったけど、とても楽しんでお仕事できたみたいでした。気持ちの合う人とお仕事できるのは、幸せですよね。どんな風に仕上がったのやらまた楽しみで〜す!有名な建築家の先生のことですから、この奈良の物件もあれこれ雑誌に載ったりするのかしらん。トレンディーなお仕事??なので、最近、就職依頼や弟子入り志願がひっきりなし〜。自分たちが食べていくだけで必死なので、皆さん、自分の人生は自分で切り開いていってくださいね。お願いしまっす!!
 
2001.11.19 >>>
最近、収納やらベッドやらキッチンやら、椅子とテーブル以外の注文も多くなってきて、しばしば二代目ボルボちゃんに積めなくなるという事態が発生してきていました。一度、家具専門とやらの配達業者さんにご依頼し、時間指定でお客様のお家で待ち合わせをしたのですが、時間指定割増料金を取られた割には、遅刻してこられ、お客様に、と〜っても、ご迷惑をおかけしてしまったことがあり、やっぱ、どんなものでも出来るだけ、自分たちで届けたいよね〜って気持ちが日ににつのってきておりました。…というわけで、なんだか牛乳配達屋さんみたいなでっかい車に乗り換えました。(もちろん中古、もちろんローンで…)これだときっと、全国津々浦々、行けそうな気がしま〜す!でも、いきなりガス漏れ警報みたいなのは鳴りっぱなしだし、ハンドルはカクカクいってるし…、なんだかわけわかんないです。とほほ〜!私にとっては、初の左ハンドルなので、助手席にいると前からくる車が突っ込んでくるみたいに見えて、スリル満点!キャー怖い!ってんで、今朝は後ろに乗ってきました。なんだか保育園の遠足みたいで、ちょっと楽し〜!!ボルボ君が(特に古い機種だったせいもあるんでしょうが)、守られてるというか、安心感のある重厚な車でしたから、なんだかガタガタうるさい車だね〜って印象です。慣れるまで、スイッチも何もかも謎だらけだし〜。私自身としては、自分だけの車がほしかったんだけど、二台も持つゆとりは我が家にはないしなあ。またまた、オカダ君に騙されたって感じですね〜。でも、これで、ヤンくん(結婚した翌年から、ずっと一緒に暮らす老ネコです。)とアクティブにキャンプにでもいけるのかしらん…。家でじーっと寝てるのが好きなネコなので、たぶんいやがられるだけかな…。昔は、ヒマな時間がたっぷりあって、あっちこっちへ、しょっちゅううろちょろしてたんですが、今はあまりにゆとりもなく、とげとげしい自分がイヤになっちゃうこともしばしばなので…よく働いて、よく遊ぶためには、こんな遊び心いっぱいのキャンピングカーが、必要なのかもしれませ〜ん。早く運転&操作に慣れてもらって、ほんのちょっぴりでも遠くにいきたいな〜。
 
2001.11.12 >>>
昔から、自分は物覚えのいい方じゃないかと自負していたのですが、最近はぜ〜ったいそんなことはあり得ないと納得するようになりました。スーパーなどで、よくメモをみながらお買い物してる人を見て、若い頃はバカにしてましたけど、人間長く生きるとどんどん忘れていっちゃうんだなあ〜とつくづく実感する今日この頃です。 オカダ君だって、結構ヒドイのですが、特に最近の私はかな〜り!だそうです…。とほほ…。言い訳するようですが、アイステージでは、月間、三千人くらい、イベントなどがあって多いときには一万人近くの人が押し寄せますので、なかなか人のお顔も覚えられなくなってきています。よっぽど、特徴のある方でないと、お洋服や髪型などが変わると全くもってわかりませ〜ん。若い子はみんな似たような服きてるしなあ〜。アイステージのほうとうちのお客様がごっちゃになってしまってるので、余計、訳わからない状況です。何度かいらしていただいた方も、お訪ねになる時は、何卒、大きな声でお名前をいっていただけると有り難いかも〜、私たちを目指してきた方々は、特に!どうぞよろしくお願いいたしま〜す!!私自身も自分の名前は必ず言うように…、しつこいくらいに、「岡田で〜す」って、叫んでいます。時々、岡田さんでよかったっけ〜?なあんて、何度も会ってる人に言われたりすることもありますからね…。名前を名乗ることはきっと大切なことなんじゃないかしら…。長年出会ってない人と久しぶりに出会ったとしても、ぱっ〜と記憶って蘇るもんですから…。申し訳ありませんが、とにかく誰だか、ちゃんと言ってくださいますように…。私ったら、悲しいを通り越して、笑えるくらい、ぼけモードいっぱい!このまま五十になっていくと、一体どうなるんでしょうかね〜。あ〜あ。
 
2001.11.5 >>>
昔、ジャージばっかで、ドロドロになって、お仕事していた頃、いつの日かインテリジェントなビルで、ドラマみたいにコツコツって床鳴らして、廊下歩いてくキャリアウーマンみたいな人にもなってみたいな〜なあんて憧れていた時期があります。今、こうしてなんだかわけわからないバブリ〜なビルでお仕事してると、これって若かったころの夢が叶ったってことなのかしら〜って不思議な気持ちです。保母さんとか牧場とかのお仕事は、ヒールの靴が無縁の世界でしたから、まさか自分が将来、こんなビルにお店を持つようなひとになるなんて夢にも思わなかったなあ〜。きっとみんな、今を変えたいって、何かしら不満を抱いて生きているように思いますが、とにかくやっちゃえばやっちゃったなりにまわりの世界も動いていくもので、いろいろ試していくうちに人生の歯車もそれなりにまわっていくものなのかもしれません。やってみて、初めてわかることもた〜くさんあるというもんです!楽しんで、年を重ねてる私に、今日、お誕生日おめでとう!を言いました。この年になると、特別、ほしいものもありませんが、今日一日を笑って過ごせる時間を大切にしたい…とただそれだけを願いました。BUT!夜はレストランを予約してもらってま〜す!物欲はありませんが、食欲のほうは年齢とともに、ど〜も、欲深くなっていくような…。まっ、人間そんなもんかなあ!?
 
2001.11.1 >>>
じゃ〜ん!すごいでしょう!ホームページがさらにパワーアップしています。北海道のウッドスタジオ童時代より、オカダ君自ら、ホームページは打ち込みをやり、自分でなんでもやってきましたが、最近は、本当にこりゃダメだ〜っていうくらい忙しすぎて、更新がなかなかできなくなっておりました。オカダ君の仕事の幅は、刻一刻と拡がりつつあるわけで、こういう時にはやはり持つべきものは、友達で〜す。以前からのお知り合い、京大出の才女、O嬢が完璧なまでにこだわって、岡田光司スペシャルバージョンをつくっ てくださいました。やった〜!なんかすご〜いデザイン系って感じでステキです。その 他、実利的なオーダーの流れなど、自分たちさえわけわかんなくなってしまってた所もきちんと整理してくださって…。とほほ、特にお金に関しては、とんちんかんな私たち。いつもいつもお客様には妙なご心配をおかけし、こんなのでだいじょうぶ〜って…最初に 少しでももらってたほうがいいんじゃないの〜などと、言われちゃっておりましたのでこれからはちゃんとご説明もできそうで嬉しい限りです。また、おニューのホームページをご覧になっての皆様のご意見、ご感想などお聞かせくださあ〜い!
 
2001.10.23 >>>
いろんなタイプのお部屋のコーディネートをアイステージでやっているので、ここにいるとなんとなくコーディネートの相談を受けてしまうことも多いです。みんなインテリアに関してはあれこれ悩みを持っており、ほんのちょっとしたアドバイスを言ってるだけにすぎないのですが、すごく感謝してくださいます。確かにいろんなお客様のお家に訪問する事も多いし、個展や自宅のギャラリーでの見せ方の工夫など知らず知らず身に付いたこともたくさんあるようにも思います。武蔵美も多摩美もでてないのにね〜って二人して思いますが、オカダ君などの意見はかなり専門的で的確なものなのでう〜んなるほどね…って説得力あるんですよね〜。こういう店舗とお家ではまた事情もかなり違うわけですが、基本的な取り入れ方は参考になるのではと思います。特に、いろんなタイプの家具をミックスしたスタイルですから、その人その人の個性やら持ち物を想像しての具体的なイメージをつかみやすいのかもしれません。そういった事柄も含め、新たな事業展開をしていかなくてはいけない時期なのかも〜。また何か大きな流れがやってきているような気がしています。まわりの人脈も頼りになる信頼のおける人たちが、いろんな場面でお手伝いしてくれるようになってきました。サポートしてくれる人材がしっかりしてくれてるのは本当に有り難いことです。私たちがあまりにもいい加減ですから、神さまもずいぶん心配してくれているのかもしれません。今、一生懸命次回のコーディネートを考え中です。テロ事件もあるので、あまりパーティ気分ではない、少し地味めの大人っぽいクリスマスを演出できればいいかな〜。平和への祈りを込めて…。皆さんお楽しみに…。
 
2001.10.5 >>>
お友だちがマンハッタンに住んでいるので、ニューヨークのテロ事件はよりリアルに身近に戦争について考えさせられました。震災で、生まれ育った街並みを失ってしまったという経験のある私には、忽然と消え去ってしまったビルの残骸を毎日見なくてはいけない人々の悲しみや怒りやら無力感やらが、痛いほどにわかる気がします。一体、今の私に何ができるのか…と問いかけてみても、ただ祈るだけしかないようにも思います。人間は生まれた時から死に向かって生きているだけ…でも、ある日突然、死ななくてはいけなかった人たちの無念さを思うととても切なくなります。人間いつどこでどんな風に死んでいってしまうのかわからない不条理な出来事の多い今の世の中です。どんなに辛いことや、悲しいことや苦しいことがあっても…、今日の一日一日を大切にして頑張っていかなくっちゃ!ほんと〜生きてるといろいろあるからねえ…結構、日々を楽しむことさえむずかしかったりしますけど…。イタリア展が終わって、本来の静かな?マートに戻りました。少し、ホッとしています。夕焼けのステキな季節になってきました。沈む夕日に向かって、ビルの中のいまだ行方不明のたくさんの人たちが、一日も早く見つかることを祈っています。
 
2001.10.1 >>>
オカダ君は、日頃、「ぼくには夢はない。自分のやりたいと思ったことは、なんだって、現実にしてしまうから」みたいなことをよく言うのですがー。つい先日、似たような写真家の方のインタビュー記事を読んで、やっぱりずんずんどんどん願いごとを叶えていくような人は、強い意志を持ってるんだな〜世の中には、そうやって生きている人がいるんだな〜って改めて思いました。その人は、偉い人とは、運のいい人っておっしゃってましたが、う〜ん確かにオカダ君はすごく運のいい人かもしれな〜い!いつもどうしょう〜って思うような一大事に直面すると誰かしら助けがやってくるし〜、今度こうしたいよね〜とか思ってると結構そういう風に流れていくし〜。運って一体なんなんでしょうね〜別にオカダ君が偉いと思っているわけではありませんが、運も実力のうちってよくいいますから…まっ、この調子でやりたい放題やっていったらいいんじゃないでしょうか…人様に迷惑さえかけなければ〜。人生は一度きりだし、自分自身にしかやれないことって、確かにあるように思います。
 
2001.9.21 >>>
イタリア展はかなり盛況のようで、ここアイステージも特に土日はてんやわんやの大騒ぎ状態です。9日の日曜日はテーブルコーディネートのセミナーと住宅相談会が重なり、うへ〜っていうくらいの人手にあいなりました。お客様のいらっしゃる時間帯は、ほぼ決まっておりどうしても集中してしまうので、いつもわけわかんなくなっちゃうんですよね〜。アイステージの玄関はコンクリートにわらを混ぜたちょっといい感じの土間風なんですが、所詮コンクリートなものですから、立ち仕事はかなりハードです。一日、接客していますと、足がかなりむくんでしまっています。
と途中まであれこれ書いておりましたが、ニューヨークのテロ事件やうちの仕事の方の現場まわりやら…疲れが一気にでてしまったようで、すっかり寝込んでしまい、アイステージもお休みしてしまいました。いろんな行事も続きましたから、かなり精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまっていたようです。じぶんでも驚くくらいこんこんとベッドで眠り続け…でも、なんとか…完全?とはいえませんが復活しました〜。無理は禁物で〜す。
イタリア展に若者がたくさんくるので、久しぶりに若い子たちと話す事が多いです。ちょうど、昔の園児に話しかけるように、夢の大切さを話してあげます。今って誰もそんな風に言ってくれないみたいですからね…。そろそろここの場所にも飽きてきちゃった私は、次ぎは、どこがいいかな〜なんて考えてるんです。ここはやっぱり風がふかないからよくないや〜、なんとなく体質的に合わないかもね〜な〜んてね…。でも、現実はそんなわがままが通るわけでもなく、アイステージの今後を憂いて、なんだかんだと考えていかなくてはなりません。病気しているヒマはありません。がんばらないと…いろんな仕事が山のように…不思議なくらいた〜くさんあるのです。忙しいのってあんまし好きじゃないんだけどなあ〜。
 
2001.9.7 >>>
木を買いにいって、作って、納品して…そんな繰り返しの連続の木工家の日々ですが、最近、一度お納めしたことのあるお客様から二度目のご注文のご依頼を受けることも多くなりました。特に、あれだいじょうぶかな〜あれで本当によかったのかしらんなどと心配していた方から、すご〜いお褒めの言葉をいただいたり、次ぎはこれをぜひつくって!なんてまた違うオーダーを受けたりするとあ〜よかったなあ〜ちゃ〜んと気に入ってくれてたんだ〜ってホッと安心したりします。巷には安い家具がやまのようにあり、だいたい個人の作る家具なんて(特に岡田せんせ〜のは…!)随分高いのに〜どうしてそんなに注文してくれちゃったりするんだろ〜って私的にはちょっぴり不思議に思うこともしばしばなんですけど、それだけこだわってものを買う時代なのかもしれません…。オカダ君自身、家族の一員のようにかわいがって頂ける家具をつくりたいと願っているものですから、お客様から、「これは、私たち家族にとってはなくてはならないものです」な〜んて言われちゃったりすると、なんだか涙が出そうに嬉しかったりします。ただ、大きなプロジェクトを抱え、ある時は木工家、家具デザイナー、プロダクトデザイナーに空間プロデューサー?、その場その場面で顔の違う仕事人です。あれこれ打ち合わせや取材やら、とにかくわけがわからないくらい時間が足りなくなってきている今日この頃、個人の御注文の方は、かな〜〜〜〜〜〜〜りお待たせモードにはいっており、それでも、首をなが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜くして待ってくださってる人たちに感謝感謝の毎日です。先日もいつ頼まれたのやらという椅子がようやく完成してほっとする間もなく、一年くらい前のソファベッドに取りかかっており、季節の移ろいの早さに右往左往しています。本当に有り難いことだと思っています。応援してくださってる皆様のおかげで〜す!!
 
2001.8.30 >>>
九月一日から、ここファッションマートのアトリウムにてイタリアと日本のデザイン展が一ヶ月間開催されます。それに合わせて、アイステージもほんのちょっぴりイタリアものを交えつつ、全体の模様替えを致しました。なんてたって、百二十坪のショールーム、家具の移動だけでもちょーたいへ〜ん!!もう年なんだから、そんなにこきつかわないでよねーと思いつつ、だんだんイメージチェンジしていくコーディネートのその瞬間は何度やっても、わくわくドキドキ!してしまいます。身体の方は、めちゃくちゃたいへんなのですが、新しい家具を運び入れる度に、けっこうパワーアップしたりして…。それでも、最後に選ぶ、絨毯の重さには、いつも悪戦苦闘しています。五歳児並みの握力しかない私にとって、じゅうたんをよいこらっしょってするのはかなりの重労働!!…信じられないくらいの力仕事です。絶対生まれ変わっても絨毯屋さんにはなりたくなーいって、毎回、絨毯をめくるたびにそう心に誓いをたてています。(でも、家具屋さんなんかより、うわさによると、何百倍ももうかるそうなんですけどねえ〜)デザイン展もおもしろそうですし、ぜひ新しくなったアイステージを見にいらしてくださ〜い!子供部屋もあって、らぶり〜ですよ〜。九月九日には、テーブルコーディネートのセミナーとミニパーティもあります…。なんだかとっても楽しみで〜す。
 
2001.8.10 >>>
アイステージの空間はいろんなタイプの部屋に区切られていて、それぞれを楽しめるようになっているのですが、わたしたちのお店の部分(k デザインファクトリー)も少々凝ったつくりになっています。お金がないので、とにかく自分たちで…すべて手作り!めっちゃ、頑張りました!!三階にお店を持っていたときにこの2w-08のお部屋が空っぽの空間を見に来たのですが、揺れる葉っぱから想像できる外をそよぐ風の優しさ、緑の木々の心穏やかにさせる雰囲気、そして道ゆく人々の歩く姿の生活感…そんなすべてに感動しました。いつもなんとなくの感覚を大切にしている私たちですが、そのなんとなく残したい景色を全体に反映できるようなデザインを考え、自分たちのお店にしたいとイメージしました。それはきっと、皆さんが考えているよりもずっと、とても単純で簡単なことで、自然に逆らわない生き方みたいなものだと、そんな気がしています。オカダ君のつくる家具たちはとてもナチュラルなものなので、床はちょっと冒険して、オーストラリア産のジャラというとっても赤い個性的な床材を使いました。壁は以前から、今度のお店には絶対これだ!と考えていた珪藻土です。クロスの上からでもオッケーっていう新製品とやらで、もうすでに練られているので混ぜる手間もいらず、素人の私にも簡単に塗れるものでした。雨の日はとくに吸湿効果みたいなものを肌で実感でき、なんだか部屋全体の空気がクリーン!!って気がして、珪藻土にしてやっぱりよかったって思っています。ビルの向こう側に見える歩道橋を歩く人たちが、動く絵のように見えたら楽しいかしら!っていうわけで、南側の壁には、ちっちゃな窓が三つずつ開いています。お店は少し狭くなりますが、後ろにはライトを仕込み、壁をひとつ前に出して作り込みました。西日の差し込む窓辺には、廊下に貼って余った麻いりの壁紙の残り紙を再利用!障子紙とのコントラストでいろんな窓を演出できるように遊び心を加えています。オカダ君のそのあたりの発想はけっこうおもしろく、もうなんでもいいや〜ん…と私なんて、疲れてくるとついつい投げやりでどうでもよくなっちゃうような所まで、いちいちこだわりますので、やっぱり作家なるもの、こういうところが凡人とは違うものなのかしらんと、時々感心したりもします。パッと、アイデアがひらめくらしくなんかこう、いつもいろいろ考えてる人です。でも、最近はやっぱり少々お疲れぎみのようで、アイデアが貧困だ〜って嘆いておりますが…。人間たまにはぼけ〜ってしなくちゃいけないんでしょうが、そろそろ来年のスケジュールまで埋まりつつある現実は、今の忙しさを楽しみなさいと神さまがいってるように思います。
 
2001.7.27 >>>
ずう〜っと、以前から、お仕事を一緒にしましょうねって誘われておりました建築家の中村好文さんの物件のお話がいよいよ始動する気配です。あまりにも私たちが波瀾万丈のため、なかなか実現できずにおりましたがなんだかこういうことはいきなり始まっていくもので…。それも中村先生のお話だけで二件もあるし、共時性という言葉がありますが、その他、まったく別の方より、マンションのお部屋やお店やらの空間プロデュースのお話もいろいろあったりして、家具のほうの注文もさることながら、いろ〜んなことに手を染めつつある今日この頃。まったく、こんなことでだいじょうぶなのかしらんといつもいつも思いますが、どんどんいろんなアイデアが浮かんでくるオカダ君のことですから、きっとどの物件もうまくいくのだと信じています。はじめてのことがまたまたいっぱい起こりそうなので、わくわくドキドキしていま〜す。スケルトンのマンションを好きに考えたりするのって楽しそうですよね〜。オカダ君の場合、デザインだけでなく、現場での組立やら、木取りやらも頭にいれつつ考えられるので、紙のうえだけで、発想しちゃう人よりも、より具体的な提案をお客様に出来るように思います。自分で考えてそいでもって自分でつくれるんだから、やっぱそのへんは、すごいと思います。岡田光司デザイン事務所だけでもたいへんなことになってきたのに、自分たち以外のこのビルの企画やらアイステージの運営やらもやらなくっちゃいけないのでとにかくスケジュールが分刻み…そんな時に限って、アポなしのお客様もいらっしゃったりして、ひょえ〜てなこともしばしばです。夏バテしないように、おいしいもの食べてがんばらなくっちゃね〜って思いますが、それにしても毎日暑いですね〜。二人とも暑いのが苦手なのでど〜も疲れがたまってきています。まだまだ続く長い夏を前に、すでにかなりよれよれで〜す。
 
2001.7.14 >>>
雨はなんとなく好きです。ぼっ〜っとしてても、誰にも叱られないような気がするから…。アイステージからの眺めは特にぼんやりさせちゃう感じです。館内の唯一の緑の森が見える場所です。雨に濡れてる葉っぱの色を見ていると、なんだか心優しい気持ちになりますね…。きっと、この街も十年以上たってようやくしっとり生活が落ち着きなじんできたんだろうな〜。出来たての頃は、すごく未来的でとっても冷たい印象の町並みでしたけど。ここで暮らす人々はいろんな人種がいて楽しいですよ。私は、中学生並みにしか英語もしゃべれないけど、それなりに必死になるとなんとなく通じるもので、顔見知りの外人さんもいっぱい増えてきました。ここは、売り目的が全面のお店ではないぶん、安心してまた遊びにこれるんだと思います。商売人にはなかなかなれないので私には丁度いいのかも〜。それでも、結構、なんだかここにある家具や小物が売れるんだな〜。嬉しいような悲しいような…。コーディネートしたばかりだと、もうちょっと買うの待って〜って言いたくなるときも確かにあります。他のお店の人たちが喜んでくれるからそれはそれでいいんだけど…。もちろんお客様もね…。具体的にイメージできるぶん買い求めやすいのだと思われます。また、次ぎのコーディネートを考えなくちゃいけません。九月一日よりアトリウムで一ヶ月間イタリアものの企画があるので、少しモダ〜ンに替えたいんですけど…。募集していたアイステージの方の新しいスタッフも決まり、また新しい展開でがんばろう!でもやっぱり面接はなんだかとっても疲れました…。毎日毎日、どうしてこうもいろんな出来事って起きるのかしらんと思う程に、いろんなことがありすぎるよ〜。最近、テレビの取材依頼が立て続けにあり、わけわかりません。アイステージのほうの取材となんだか出世しちゃったオカダ君のほうと両方だからたいへんなんですよね〜。私たちって、もしかしてぽっくりいってしまうのかしらんと思うほどに、記憶も定かでなくなる時があり…ちゃんとバカンスをとって外人さんみたいにぼう〜って休まなきゃ〜。でも、今の私たちは止まると破産状態なので前進あるのみ!忙しい今も私の人生の輝きになるはず…絶対!そう信じてがんばりまっ〜す!
 
2001.5.29 >>>
ついに載りました。よかったね〜念願叶いました!
全国紙のクロワッサンです。ちょっと、文章的に???てな部分も多々ありましたけど、取材の方もたいへんなんだし…まっ、よしと致しましょう。家具デザイナーであり家具職人であって、決して大工ではありませんので悪しからず…。たぶん木工職人って書きたかったんだと思うんですけど…今のインテリア業界が切り取られた感のある結構いろんなジャンルのお店が紹介されていましたので、皆さんぜひお買い求めを!特大号なので五百円です!かなりの販売部数でしょうから、どのような反響があるのか今からとっても楽しみで〜す。
反響といえば、この間のテレビにもしっかり映ってしまい、思わぬ人が見ていたりして…かなりビックリでした!みんなローカルなチャンネルを見てたりするのね〜ってちょっとおもしろかったです。全国放送でしたから、新宿の叔母にまで映ってたわね〜って言われちゃいました。なんとなく映ってしまう体質なんでしょうか?何で?わたし?なの?って、今までも何度か偶発的にテレビに映ってしまったことあります。一瞬だからいいようなものの…オカダ君曰く、「前田さん(女性の建築家の方です))もあんたも顔まるいな〜」の一言…。ほっといておくれよ〜、あんたみたいな難民体型の人に言われたくな〜い!!
 
2001.5.24 >>>
春になって、これじゃ〜いけないな〜って思う時期なんでしょうね。
なんだか動かなくっちゃって、きっと思うんだろうな〜、木工志願の若者がまた次から次ぎへとやってくる季節になりました。毎年、この時期は多いよ〜、そいで肝心の時に音沙汰がなかったりね…。(あの子どうしてるのかなあ〜って、時々心配しています。)
基本的にっていうか、オカダ君の場合、職業訓練校を卒業して、すぐに勝手に独立…修行もせずいきなり始めたくちなので、弟子になりたい子の気持ちがまったくもってわからないんだそうです。木とノコギリがあったらなんでもできる〜!やりたいようにつくればいいのに〜って。まず、頭で考えないで、とにかくやってみてから悩めばいいじゃ〜んて思うタイプなんです…。でも誰でもオカダ君みたいにとりあえず始めようなんて思わないんだよ〜って、いつも悩んでばかりいた私は、なにか生きるヒントを求めて私たちのところにやってくる子供たちの気持ちがよくわかるな〜。ずっと、大人になんてなりたくないって思っていたし、いったいどうすればいいんだろうっていつもいつも生きる意味を考えていましたからね。
でも、やっぱり、答えは自分で見つけなきゃいけないんだと思うよ〜。あなたの替わりの人生は生きていけないし、今日を楽しく生きないと、きっと明日はこないんだと思います。今を楽しく、今が一番好きって言える時間をいつも持っていられるように頑張んなきゃいけないんだと思います。そんな悩み事多き子供たちが安心して大人になろ〜って思えるような、いい加減な…楽しい…わけのわからん大人になってやろうと思っています。他の誰もやっていないようなおもしろい大人になれたらいいな〜って!私たちの話を聞くと、なんだか自分にもできそうに思えてくるらしいよ…。でも、実際、木工なんて誰でもできるって思うけどな〜、だってオカダ君でもできてるんだもの〜!!木工志願の若者たち、みんなガンバってね!!!誰も言ってくれないのなら私が言ってあげるよ!きっと、探してる何かは見つかるし、きっと望みどうりの人になれます!自分の力を信じるだけです!ガンバレのパワー送ってあげます!
 
2001.5.8 >>>
ゴールデンウイークは働き詰めで、ほんと疲れました。アイステージはなんだか人だらけでちょっとくらくらするほど。
そんな中、お知り合いのホームパーティにお呼ばれしたりして、忙しいなかにも楽しい時間をエンジョイしました。ひとつはアイステージの設計とかもしてくれた建築家の前田由利さんちで、その日はなんだかテレビ撮影隊が来ていて、急にカメラがまわったりしてあせっちゃいました〜。ここのお店が終わってからいったので、ぐちゃぐちゃの顔と頭で…。顔はしょうがないとして髪の毛くらいといていけばよかったな〜。十三日放映の珍住宅?とかってタイトルの…テレビ東京?だったと思います。もしかしたら金髪のおかだせんせ〜とわたしもちらりと映ってるかも〜?!ビデオにとってチェックしてみよ〜っと。前田先生のお家は草屋根の確かに珍しいお家ですので、皆様お時間があればぜひ見てあげてください。
もう一件は、画家の坪谷令子先生の明石のお宅です。明石海峡大橋が眼前にひろがりとっても眺めのいい所です。いつも新鮮な魚介のフルコースでもてなしてくださるのでとってもしあわせ〜!揃っていたメンバーがこれまたゴージャスで有名な建築家の先生やら映画監督やら…。でも私たちがおじゃました頃にはすでに一本一升瓶が開いており、いわずもがなの状況でした。いろんなところでいろんな方と巡りあうチャンスをもらえることがとても不思議だし、感謝しなくちゃいけないことだと思っています。明日は久しぶりのお休みです。衣替えやたまりにたまった洗濯物やら…とほほって泣けるほどに家のお仕事も待ってます〜。
 
2001.5.1 >>>
アイステージのほうは、また次ぎの模様替えということでどたばたの連続の日々でした。
ゴールデンウイークは、このビルはお休みしちゃいけないってことでず〜っと、働いています。ここのビルはどんどん変化していきますからたいへんです。その渦のこれまた中心にいる感じなので余計にあれこれに巻き込まれているに相違ないんですけど…。きっと、今のこの時を楽しめば、これもまた楽しい想い出にかわってゆくのでしょうね。
つくって納品してまたつくって…少し余裕のでたオカダ君ははじめて丸太を一本買いました。いつもはせこ〜く何枚ってな具合なんですけどね。木工家っていうのはお金の余裕が出来ると材料をまず買いますから嫁的にはな〜んかとっても損した気がしま〜す。かといって別に特別ほしいものがあるわけでもないんですけど…丸太じゃないことは確かで〜す。まっ、いっか〜。
 
2001.4.20 >>>
あっという間に桜も散って、なんだかすぐに夏がやってきそうですね。
ドタバタの連続でしたが、芦屋のグループホームのきらくえんのためにデザインした高齢者用の椅子もようやく納品ができました。はじめてのユニーバーサルデザインてな感じで、匠工芸さんという大手の家具会社にデザイナーとして椅子を発注したわけで、いつも自分でつくっているからどんな椅子ができてくるんだかとっても不安なような楽しみなような…勝手にどばってできてくると嬉しいもんですね。最後の仕上げというかワックスがけなどはもちろん本人がやりましたけど、おじいちゃまやおばあちゃまに喜んでいただけたことがとても嬉しかったです。こんな低い椅子の高さで本当にだいじょうぶなのかなあ〜って思ってましたけど、年がいくとちっちゃくなってきちゃうんだ〜。包み込む様な座り心地…優しいフォルムの椅子に仕上がりました。
これから、この椅子が高齢者のための福祉の椅子として、全国に普及していくといいのになあ〜って夢は大きく!願っています。
とのんきにしているヒマもなくまたまた、あらたなプロジェクトも目白押しで〜す。う〜ん、もう少しホッとつかの間の休息ってーのがほしかった気もしますが、結婚以来ず〜っと休みみたいな暮らしだったんだからこの激流のごとくの毎日も我慢のしどころか〜?忙しさも楽しんで新しいことにチャレンジしていこう!二度とない人生だから誰もやったことないことにどんどん挑戦してみよ〜っと…、ガンバリま〜す!
今度のはまた一段とビッグプロジェクトに発展しそうなよっか〜ん!絶対世界にでていくぜ〜乞うご期待!!
 
2001.4.10 >>>
この間、アイステージのアンケートを書いてくれた女の子が、昔の園児と同じ年頃だったのでつい年の話などしていたら、私の肌がきれいだってほめてくれました。確かにむか〜しむかしは、ゆでたまごみたいやな〜って言ってもらったこともありましたけど、この年になると誰も声などかけてくれないし、ましてやお肌を褒めてくれるなんてことは全然な〜い!!その夜、嬉しくなってせっかく褒めてくれたんだからいつもみたいにいい加減じゃなくちゃんと顔を洗いましょって思っていつになく念入りに洗顔をしました。そしたら、鼻の皮が一皮むけちゃってしばらく赤鼻のとなかいみたいだったよ〜。とほほ…あんまり無理しちゃだめですね…。いつもどおり自然体で生きてゆくのが一番なんですー。
先日、雑誌クロワッサンの取材が突然ありました。この仕事を初めて以来、木工家の諸先輩よりクロワッサンに載るとすごい反響があるよ〜って聴かされ続けてきたので、私たちにとってはようやく夢かなった念願の取材でもありました。他の所が箱もの中心だったようで、うちはテーブルといろいろな椅子たちでした。たくさんのお店の中から選んで頂けて光栄で〜す。発売は五月の二十五日とのこと、全国的に部数の多い有名な雑誌ですから、どんな反響があるのか、今からとっても楽しみだなあ〜。
ここのビルにきてからまさかまさかの展開が多くわけがわかんないことしばしばですが、なんだかロールプレイングゲーム?(ゲームやったことないんでわかりませんが…)みたいな人生でおもしろいなあ〜って思うときがよくあります。日記にはかけないようなトラブルにもよく巻き込まれますしね…。なにか悪いことがあったら、次ぎは必ずいいことだ〜って思うようにしてますから…くよくよしないことが一番です。くよくよすると円形脱毛になりますよ〜!経験者はかく語る!いつも御陽気に思われていますけど、コーミエテモ何回もはげたことあります!
 
2001.3.24 >>>
先日、サテンドールにピアニストの小曽根 真さんとお友だちでもあるベーシストの中村 健吾くんのライブを聴きにいってきました。
やっぱり、一線で活躍しているような人たちの演奏は違いますよね〜超!かっこよかった〜!もちろん小曽根さんファンのおかげがいっぱいなんでしょうが、前回のライブとは違う超満員の観客に本人の健吾くんはじめ、嫁のしましまや私たちも感慨深いものがありましたね〜。
頑張ってるといつか必ずチャンスはやってきて夢は叶っていくんだなあ〜、一筋のみちは必ず開けていくものなんだ〜って実感しました。本当によかったです!健吾くん夫妻と私たちは結婚も同じ年ということもあるし、子供のいないディンクス同士なので私的にはなんとなく似たもの夫婦の気がしています。
ミュージシャンの嫁と木工家の嫁の違いはありますが、定収入のない不安定な暮らしはサラリーマンの奥さんには理解し難いんじゃないのかな〜って思いますしね…。
小曽根さんの奥様もとってもかわいい人でした。共通の知り合いや友人もいたし、また会っていろいろお話できますように…!
 
2001.3.15 >>>
ここのビルの中にいると、結構空きテナントが多いので、なんだかお気の毒〜って感じでみられることが多いです。こんなところでやっていけてるの〜?って、まあそんな風にみえてもしょうがないほどに平日など特に人影もまばらでのほほんとしています。(今玄関の拡張工事中でもあり確かに二階の人通りが減っているのは事実なんですけど…)、薄利多売を目指しているお商売の人たちから見れば、こんなひとけの少ない所ではやってはいけないのでしょうけれど、ある程度、ターゲットをしぼっているというかある特定の人向けに関してはかなりいけてるビルではないかと自負しています。
アイステージには、館内のいろんな家具屋さんから家具を選んできて並べてるわけですが、いろいろとおもしろいお店がいっぱいなんですよね。どこにでもないものがここにはある気がします。なんだかみんなと違うことがしたい私たちにはぴったり!皆んなと同じは絶対やだなあ〜って思っていますもん、昔からあまのじゃくだったのかも…。オカダ君も私も大衆におもねくようなことだけはしたくないといいましょうか本当に感性のあう人たちに自分たちの家具を喜んで使ってもらえたら…それでいいのだと思っています。
少し前までは、うちの家具を注文してくれるような人は、少し年齢が私たちよりも上の方たちばかりでしたが、最近はそうでもないんですよね。三十代の人もどんどん増えてきました。長い目で納得のいく家具を選ぼうとする、インテリアにこだわる人々がたくさんになってきたのはとってもいいことだなあって嬉しく思っております。
ものがあふれている今だからこそ、一番身近な家具にこだわることはとっても大切なことだと思います。心豊かに暮らせることがやっぱり幸せ〜なんじゃないかしら!! 
 
2001.3.9 >>>
オカダ君は人をげげっと驚かせることにいきがいを持っているような所があり、二十一世紀はロバートでいくとかで、ややというかかなり金髪モードになってます。この間、大阪ガスインテリアスクールの特別講義があったのですが、今日は外人の英語の授業かと思った〜っと学生に言われたとか…。「似合ってるわ〜」って、結構年配の人たちからの評判はよく、それって完璧にお世辞だとは思いますが、本人はまんざらでもなさそう…。私からみるとど〜も「キンシコウ」って感じにしかみえないんですけどね。久しぶりに私もついでに茶髪にしちゃおうかな〜。保育園時代の私はプールの塩素のせいか異様に茶髪、日焼けで色は真っ黒だったし…。今の時代じゃそう目立たないんでしょうけど、何、この子ってぐらいにいけいけギャル風だったので…、もう黒髪でいいじゃないの〜って白髪染めしながら思っているんですが。それにあんな頭だとどうも威厳もなく、お店でビジネスの話をしていても最後の最後までお弟子さんと間違われていたりして…。ハハッやっぱ、年相応に見られた方がいいと思うんですけどねえ…。
アイステージは、だいたい二三ヶ月に一度、模様替えをする企画になってます。つい先日、大幅にやや明るく模様替えを致しました。館内の家具屋さんの家具を選ぶんですが、選ぶというよりどの家具を貸してもらえるのかがポイントになっております。あれだめ、これだめの制約がかなり多く、結構苦労しています。それでも、以前とまったく雰囲気の異なる部屋が出来上がるとなんだかとっても嬉しい気分になって、今度はどんなのにしようかな〜な〜んて、すぐに次ぎのイメージを考えていたりするんですよね。インテリアコーディネーターの人ってこんな風にいろいろ好き勝手にできないでしょうから、(クライアントの意見がやはり優先すると思いますので…)ここの仕事は、しんどいですがやっぱり楽しいっと思いま〜す!
この頃、かなりマスコミづいており、オカダ君は朝日や日経の記事になったり、ラジオに出演(kiss FM kobe)したりと表だった活動が増えてきました。本当は地味に生きていきたい?人なんですが、ど〜も前へ前への人生みたいで…。最近はまっ、しょうがないか〜って来るもの拒まずの状態です。人間慣れは恐ろしく、ラジオのオカダ君のしゃべりも、結構、うまくなっていたな〜。DJの福井玲子さんにも褒められたそうですよ〜。よかったね…。
 
2001.2.2 >>>
ここは、窓の開かないインテリジェントビルの中ですので、自然大好きの私たちはど〜も具合がすぐに悪くなってしまいます。特に冬は暖房をいれてますからかなりの乾燥で息苦しい感じです。コンタクトもぱりぱりするし、お肌もなんだかパサパサ〜、のどが痛いよ〜って思っていたら案の上、風邪をひいてしまいました。
あいかわらず、わけわからない出来事多しの毎日ですが、仕事がある幸せをかみしめることに致します。忙しい時間が、きっとやりがい、いきがいにつながってるはずですからね〜。
新しいメンバーもようやく決まりました。ずっと、熱ありでたいへんでしたが、少しは楽になっていきますように…。ふと気づくとすでに二月じゃ〜ん!!やっぱり、1、2、3月は早いですよね〜。毎年そう思いますけど…。
 
2001.1.26 >>>
今、アイステージでは、ショールームスタッフを募集中です。
いつもいつも自分たちだけでやってきたので、このプロジェクトに関しては本当に勉強になることばかり…。面接をする側の立場や気持ちがよくわかります。
岡田光司デザイン事務所の方の仕事もあるので誰でもってわけもいかないしなあ〜。昔、保育園にお勤めしていたとき、面接官になったことがありますが、なんてたいへん!苦しい仕事なんだろうって思っちゃった…。受ける立場の方がよっぽど楽ちんだよ〜。
岡田夫妻は自分たちでは別に変わり者だとは、思ってはおりませんが…でも、廃屋修理を何軒もしたことのある夫婦なんて世の中めったにいないよね。やっぱ、かなり変わってるのかな〜。頭で考えるよりもつい身体が動きだします。それってとっても大切だって思うんだけどね。だから、こういう人選も直観で選びたいと考えています。自分たちが楽しいって思える人がいいなあ〜。すべてはもう決まっているのかもしれません。なるようになっていくのだと思っています。
おもしろいこと楽しいことがどんどん一緒に出来そうな人がいいなあ〜って思っています。
 
2001.1.18 >>>
先日、納品で京都までいってきました。
以前から一度行ってみたかった、その途中にある大山崎山荘美術館にも立ち寄ってきました。駐車場から五、六分の小高い山の手にあるんですけど、風情のあるいい建物っぽかった。…というのもなんだか屋根とかの大修理をしており、外観がよくわからなかったからです。あ〜残念ー。結構タイミング悪かったのかもねえ〜。
もっと、ひろ〜いお家を想像していたんですけど、ちっちゃめでその点もちょっぴり残念だったかな。北海道でおおきな豪邸に慣れてしまった私たちは少々の大広間には感動しなくなってなんだか贅沢になっちゃたんだな〜きっと。アイステージも昔の私なら想像もできない広さなのですが、やっぱお玄関は広いほうがステキよね〜なんて別に、お店の百二十坪をそう広く感じてないところが怖い怖い!実際、札幌で住んでいたお家は二百坪あって、お庭だけでも百五十坪でしたからね〜。人間慣れは恐ろしいよ〜。
それでも、大山崎山荘のミロやモネや浜田庄司の作品や安藤忠雄さんの建築も見ることが出来たので久しぶりに文化的で充実した一日でした。
でも…、やっぱ、全体の雰囲気を味わえなかったのは残念至極でしたね〜。やはり季節はずれはダメってことでしょうか…。
只今、発売中!のプラスワンリビング二月号にアイステージが掲載されております。皆さ〜ん、ぜひ見てね!
 
2001.1.10 >>>
職業訓練校をでたばかりのオカダ君が、「ぼくは世界に出ていくから!」って修行も就職もせずいきなり看板を描いて独立してしまったときはあきれるというよりも、かなり大笑いでしたが、近頃は本気で世界をめざしているみたいです。
特に、今年は自分自身でつくる職人としてのお仕事の方はもちろんのこと、家具デザイナー岡田光司としての名前が残る仕事もできたらーと思っていて、今進めているいろんなプロジェクトがどれもこれも成功しますようにとお祈りしている所です。そのなかのひとつが、芦屋の福祉施設の椅子とテーブルです。お年寄りの方々に喜んでもらえるようなものができたらいいんですけどね〜。
昔、私淑していた作家の灰谷健二郎先生の保育園に合格出来たとき、私は神さまがいることや夢は必ず叶うものだと知って、人が聞いたら笑ってしまうようなことでも、必ずやり遂げられるのだと確信しています。お友だちも世界に翔いていってる人も多いし、地球人としていろんな場所でお仕事ができたらいいなあってそう考えています。人はその気になればなんだって出来ることを信じてね…。ただ、それはタイミングがあるんだよね〜。うまくは言えませんが、何かリズムというか逆らえないような流れというか,「いけいけ」の時はそのように、「まてまて」の時はそれなりに時間が流れていくようです。昔、夢がかなうためにかかった歳月はとても長かったのですが、最近はどんどんそのサイクルが早くなってきている気がして嬉しく思っています。
だから、なるべくあれもこれもって、欲張りなくらいい〜っぱいお願いするようにしてるんです。今度、こうなりたいよね〜とか、こんな仕事したいよね〜とか…。世の中の人がみんなそうすればいいのになあ〜って思います。うまくいくよ!…どんなことだって。いつもにこにこしてたらきっと…!!
 
2001.1.7 >>>
結婚以来、私たちははじめての都会暮らしをしています。
ここはなんだかインテリジェントなビルだし、まわりは高層ビル群だし…。なんでもそろっていてちょーべんり。もよりの駅なし、隣の家遠しの生活が長かったわたしたちにとってはかなり快適!それでも、今のこの暮らしや仕事はなんだか仮の自分たちの姿のように思えて、めいっぱいそれなりにこの時を楽しんで次ぎの未来につなげたいと考えていたりします。
それは、私たちがあまりひとところにじ〜っと腰を落ち着けたことがないからなのか…、本来の飽き性がそうさせるのか…!?そろそろ、私は山がとっても恋しくなってきています。
六甲アイランドもとっても住み易そうだし、なんだか平和だし、外人さんもた〜くさんいて、結構グローバルな国際人を意識しちゃうおもしろい刺激のある街でだ〜い好きなのですが、どーも、私には、まきストーブの炎をぼ〜んやりながめつつ、ネコといっしょにごろ〜ンって、しているのが性にあってる気がするな〜。いま、せま〜いお家のリビングで無理矢理まきストーブ燃やして、火をみてるんですが、やっぱ、気持ちいいんですよ〜。鋳物のストーブの横ってほんと!気持ちいいんだな〜これが…。
何年後かのわたしの暮らしをイメージして、夕焼け雲にお願いしています。鬱蒼とした森のなかのおおきなお家!、大きな犬も飼ってます。ヒツジも一頭くらいいるかもね…。もちろん畑をしているし、やっぱり火を焚いてぼんやりしています。パーティ好きなので、しょっちゅうなんかしているよ。みなさん遊びにきてね…。なあ〜んて、そんな相変わらずノー天気に夢みているうちに、二十一世紀の幕開けで〜す。
早く山に帰れるようにもうちょっと、都会で頑張るぞ〜っと!!それでは、皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げま〜す。元旦のおみくじは大吉でした。らっき〜。